NO.1882 「神聖官僚」村木厚子氏の現実的な懸念 自立支援法には反省もなく、今度は保育分野に
取り急ぎ、ツイッターでお知らせしておきましたが・・・。
● @oowakitomosan 大脇 友さん
村野瀬玲奈の秘書課広報室の労作エントリー。村木氏が死人も出す障害者自立支援法作りに関り、障害者と家族の尊厳を踏みにじった罪は免罪されるものでは断じてない。ご一読をお薦めします。→「神聖官僚」村木厚子さんの今後の仕事を警戒したくなってしまう。http://bit.ly/ck9tia
玲奈さんのご苦労に敬意を表し、ここでも改めて紹介しておきます。
村野瀬玲奈の秘書課広報室 「神聖官僚」村木厚子さんの今後の仕事を警戒したくなってしまう。
個人の名誉にも関る問題が問題だけに、慎重に沢山のネット上の資料も調べて上での労作です。是非ともリンク先でお読みください。
以下、部分的に転載します。
という書き出しから、「村木氏のことは善意の人だと信じたいと思いますが、それならなおさら、そのような善意の人から悪魔の政策が生み出されるということへの恐れがこの記事のテーマです。」と、そのテーマを立てています。厚生労働省の村木厚子氏は同省の偽証明書発行事件では完全無罪になりました。「偽証明書発行事件」は検察のでっち上げでした。その判決確定をうけて村木氏は厚生労働省に復帰しました。前にも書いたとおり、無実の罪が村木氏にかぶせられなかったことは喜ぶべきことです。
だけど、厚生労働省で村木厚子氏が手がけた仕事そのものは、果たして国民のためになったものなのでしょうか?そのことは決して忘れてよい問いではありません。公務員としての村木氏の仕事への評価はそれとして厳格に行うべきです。公務員の数が多すぎるとか官僚支配を打破せよとかいう抽象論はよく聞きますが、必要なのは公務員(この場合は高級官僚と言った方がよいかもしれません)がした個々の仕事についてその費用対効果や正当性や民主性や合憲性を検証することです。
偽証明書発行事件が検察のでっちあげだと明らかになったことによって村木厚子氏が神聖な存在として祭り上げられてはならないと思い始めています。これからは村木厚子氏の手掛ける仕事の内容を批判してはならないという雰囲気が世の中にできているとしたら、それはたいへんに怖いことであると強く危惧するのです。
私自身も以前に一言ツイッターで指摘していました。
● @oowakitomosan 大脇 友さん
村木厚子氏の冤罪被害は気の毒で、名誉回復を求め、証拠を改ざん等検察のやり方は徹底的に糾弾する。だからと言って、村木氏が死人も出す障害者自立支援法作りに関り、障害者と家族の尊厳を踏みにじった罪は免罪されるものでは断じてない。
9月22日 webから
玲奈さんが、多くの資料を引用しながら、以下に代表される懸念をまとめています。
・・・それだけ仕事熱心で温厚で障碍者のために働いている「はず」の村木厚子氏がなぜ障碍者を苦しめる応益負担原則の違憲相当の法律を、実際に苦しんでいる者の抗議や反対を無視して当時作ることができたのか、私は理解に苦しんでいます。
・・・そして、障害者自立支援法違憲裁判を通じて障害者自立支援法が実質的に違憲とされて失敗に終わったことが明らかになっている今も、そのことについての本人の反省の弁がマスメディアなどを通して伝わってきていないことについても理解に苦しんでいます。障害者側・原告と厚生労働省の間の和解文書がそれに当たるのでしょうか?
・・・政策立案者がいくら仕事熱心で周囲の評判が良い人であっても、政策の中身のダメさや政策の違憲性を正当化することは絶対にできないということではないでしょうか
・・・何度ででも言います。趣旨がどれほど素晴らしくても現実の具体的な政策に問題が多かったら、趣旨が素晴らしいことには何の意味もないし、ましてや政策立案者がいくら仕事熱心で周囲の評判が良い人であっても、政策の中身のダメさや政策の違憲性を正当化することは絶対にできません。政策立案者が評判の良い人であればあるほど、政策が失敗した時に引き返したり軌道修正したりすることができなくなることもありえます。
・・・こう書いてきて、とてもとても心配になっています。違憲と判断された政策の立役者だった村木厚子氏が新しいポストで次に手掛ける仕事も、厚生労働省にとって費用削減にはなるけど国民にとっては行政サービスが低下する、不合理な無茶を押しつけられるなどの大きな問題点をもたらす結果になるのではないかと私はとても強く恐れるようになっています。
ここに現実的な懸念があります。
● @oowakitomosan 大脇 友さん 2010.10.19 15:09
障害者自立支援法成立の立役者・「調整型」官僚村木厚子氏。保育分野に最後の社会福祉基礎構造改革を狙う政府の抜擢人事。冤罪への同情とは別物。徹底した監視と批判を!子育てと子どもの命を商品化するな!→待機児童特命チームの事務局長に村木氏起用 http://bit.ly/b3SETM
待機児童ゼロで特命チーム=事務局長に村木氏-政府(時事)
菅直人首相は19日午前の閣僚懇談会で、認可保育所に申し込みながら満員で入所できない待機児童を解消するため、「待機児童ゼロ特命チーム」を発足させる方針を表明した。チームトップの主査は岡崎トミ子少子化担当相が務め、事務局長には郵便料金不正事件で無罪が確定して復職した元厚生労働省局長の村木厚子・内閣府政策統括官を起用する。
待機児童は4月時点で全国で約2万6000人に上る。首相は閣僚懇談会で「ゼロにしていくことを前倒ししてやっていきたい」と表明するとともに、「雇用も増える、働きたい女性も仕事に就くことができる。そういうことが経済成長にもつながっていく」と述べ、新成長戦略の一環との位置付けを強調した。(2010/10/19-11:45)
関連する過去ログを紹介しておきます。
NO.1861 保育を守れ(最近のツイートから)
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1904.html
介護保険制度から後期高齢者医療制度、障害者自立支援法へと、社会福祉基礎構造改革は「応益負担」をテコとして進められてきた。
しかし大きな国民的反撃に会い、後期高齢者医療制度も、障害者自立支援法も「廃止する」といわざるをえないほどに追い込まれたのだが・・・。それはいまや口約束に成り下がってしまった。
更に重大なことは、同じ道が保育分野にも敷かれようとしていることだ。
友達のツイートも・・・。
★kumitake0531 嶽村久美子
仰天!待機児童ゼロへ特命班。事務局長はあの村木氏。障がいを持つ方々の生きる希望を絶つ障害者自立支援法を作った方。国の公的責任を外し保育園の経営を株式会社に許可、規制緩和で幼稚園と保育園を一体化。数はゼロになるが、一気に壊れる保育の制度で今度は若い夫婦と幼い子どもが路頭に迷う。
★oowakitomosan 大脇 友さん
推奨します。菅民主党政権の保育「改革」を伐る労作紙芝居。 RT @rin19710912: 保育制度改悪紙芝居はここから↓ http://ameblo.jp/michi-flash0912/entry-10670271486.html 《拡散希望》

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
2010.11.01 | | Comments(10) | Trackback(2) | ・子どもと福祉・保育・教育
