NO.189 順調に上棟式・・・陶友の歩みと出会い (その20)
無認可時代(12)
1995年の年が明けました。
募金は1200件以上1100万円に到達していました。
あと300万円です。
暮れから明けにかけて、基礎工事、窯の据付が終わり、いよいよ木工事に入ります。
1月28日(土)
餅つきと、バーべキュウをセットにした、1000円会費の上棟祝いです。
朝から皆で餅つきをして、紅白の小餅を5円玉と共に袋につめて、お祝いの餅まき。
お母さんたちが準備した豚汁とバーべキュウで腹いっぱい。
3時から,伝照寺住職に仏式のおつとめをしていただき、工事関係者の流儀で工事の安全を祈願。
住職の計らいで神仏折衷の上棟式となりました。
木造瓦葺、漆喰の白壁、三和土(たたき)の土間。
梁が見える天井。風が吹き抜ける大きな開口部、たっぷりの光、・・・囲炉裏を囲む談話室。
「風が吹き抜ける。
人びとが交わりあう
認め合う人々の中で、仲間が輝く。
新しい、出会いと創造の空間。」
・・・関係者約80名。皆が、出来上がりを想像しました。
2月にはいると、職員の募集、新規利用者の体験実習などを経て、末にはほぼ新しいメンバーが決まりました。
時々仲間たちも現場に入り、木の切れ端や材料のくずを片付けたり、一緒に豚汁を作ってお昼をしたり、職人さんたちとも親しくなることが出来ました。
「一緒に作ろう。」
これは、悠工房ミナトさんからの呼びかけでもありました。
二月中旬には、募金は1500名を越える方たちから集まり、2次目標の1400万に到達しました。
2400万揃いました!
いい加減に見積もったわけではありませんが、設備関係を洗いなおし、外構工事も追加するとまだ数百万円足りません。
最後の勢いを付けることになりました。
資金つくりの初期、募金が伸び悩み、苦しい時がありました。
当時、私の顔は苦痛で鬼瓦になり、一生懸命になればなるほど、募金者は引いてしまいました。
「敵は内にあり」でした。
変わったきっかけは、佐藤さんとの出会いです。なぜ「鬼瓦」を卒業できたのか・・・、次回は、そこら辺について書きたいと思います。


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思いも寄らない広がりを見せ、募金活動は順調に進み、
上棟式は、最後のゴールへ向けての「決起」の場となりました。
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2007.12.07 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・陶友の歩みと出会いⅠ
