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NO.1897 高齢者の徘徊と「ご近所応援団」 地域に「縁」を取り戻そう

 深夜徘徊の高齢者の保護が増えているという。
たまたま見かけた地方新聞の記事から。

深夜徘徊高齢者の保護が増加 (中国新聞 '10/11/11 )

 深夜徘徊(はいかい)などで自宅に戻れなくなり、警察に一時保護される高齢者が広島県内で増えている。昨年は799件と、5年前の約1・6倍になった。今年も増加傾向が続いている。県警は「一人暮らしの高齢者が増えているのが一因。地域ぐるみで見守る体制を強化する必要がある」としている。

 一時保護は、寝間着姿で外出している▽名前や住所を言えない▽所持金がない―などの高齢者を対象としている。2006年から増加傾向が強まり、今年も9月末までに601人と、昨年同期を上回る過去最多ペースで推移している。

 一方、県内で昨年保護した高齢者799人のうち、365人は広島市域(安芸郡を含む)で、全体の45%を占めた。広島市では、警察署と社会福祉協議会などが「はいかい高齢者SOSネットワーク」を全8区に設置。身体的特徴など登録した高齢者の情報を共有し、早期発見に向けて連携している。一時保護した場合でも、身元や身元引き受け人がすぐに判明しているという。

 県警生活安全企画課は今後も増加傾向は続くとみており、「高齢者の行動パターンを家族と地域で把握することが大切。ネットワークへの登録も進め、高齢者の安全確保に努めてほしい」と呼び掛けている。

 都市化が進み、家族が、コミュニティが崩壊し、今や無縁社会と言われている。無縁社会は無援社会にも・・・。

 お互いを知らなさ過ぎる。
だから、「おや?」と思っても声をかけることがない、ができない。
関わりを持とうとしない。
初期にすぐに対応ができれば、大事にならなくて済むことではある。

 例えば、障害者の場合でもそういう事は多々ある。
自閉症のの仲間が、ばすの席にこだわりがあり、自分の席を決めており、他のお客さんが座っていても、押しのけて座ろうとする。

 お客さんは、「おかしいな、何だこいつ」と思いつつも、無難に席を立ってしまう。
その時、「ここは順番だからだめですよ」とか、対応してくれれば、そういう機会に少しづつ学習ができるはずなのだが・・・。

 その人の障害のことをよく知らないから、何かされるかもとか、相手にしないで済まそうとするのかもしれない。知らないということのままに済まされて、問題は解決しないままだ。

 私も、早朝に徘徊するおばあちゃんに遭遇し、家探しをしたが、結局、警察の保護を頼んだ経験がある。
 一人ひとりが心がけましょう、と言っても、それだけではどうにもならない。

 わが作業所のある地域では、福祉関係の事業所や学校、商店街などが中心になり「ご近所応援団」をつくり、近所のこういう人たちをお互いに知り合い見守り、何かあったら早く探し出して連絡を取り合い、命の安全を確保しようという取り組みもしているが・・・。

 人は沢山いても、みなそれぞれがお互いを知らない。いざという時に、助け合うこともままならない・・・。「ご近所応援団」のようなものが、ますます地域地域に必要となってきているだろう。
「ご近所応援団」の活動は5年目を迎え、新しい職員たちに引き継がれている。

 地域には、生きていくうえでの色々な困りごとがある。
例えば、陶友の仲間でも近所で立小便をしたり、奇声を発したり、奇異な行動を取ったりと、色々と迷惑をかけることもある。それは基本的には、事業所としての陶友の責任には変わりはないが、ひとつの事業所だけでは見守り支えることは困難だ。


 そこで「よりあい」さんが呼びかけて出来たのが「ご近所応援団」である。
今では近隣の高齢者、障害者福祉の事業所や、唐人町商店街、西日本短期大学などが参加し、活動を模索している。

 毎月の定例会で、困りごとを出し合いお互いを知り合いながら、学びあい、何が出来るかを話し合っている。陶友もそこに若い職員が参加し、交流しながら勉強をさせてもらっている。

 私たちは陶友で仲間を囲い込み、守ろうとは思わない。
積極的に地域に出てもらい、地域の人たちに仲間たちを知ってもらい、支えてもらいたいと思う。
毎日商店街に給食の食材をとりに行く係り活動をするのも、毎朝の近所の掃除活動もそうした想いからである。

 近所をリヤカー引いて豆腐などを売り歩く仕事もそういう考えと結びついている。
決してしゃきしゃき上手に商売が出来るわけではないが、お客さんは少しずつ理解を深め「この人たちはゆっくり待てば出来るんだよね」と言ってくれる。
そして「ゆっくり計算してよかよ」と、彼らに合わせて待って下さるようになった。

 この仲間とお客さんの関係は、一方的に仲間がお世話になっているようだが、実はお互い様だと思う。
一人暮らしや、あるいは話題も言葉数も少なくなった高齢世帯のおばあちゃんは、仲間に会い世話を焼くことで、おばあちゃん自信が気持ちよく元気になっているとはいえないだろうか。
そういう「お互い様の関係」を地域から掘り起こしていく取り組みですらあると思っている。

 ちょっと傲慢に聞こえるかもしれないが、障害者は、世話になるだけの存在では決してない。
彼らは彼らの姿を通して、私たちに、地域に、何か大切なものを示して気づかせてくれるのである。

 思えば、人は人とつながり助け合って生きると言う当たり前な姿が、地域からその影を潜めてきている。
そういう当たり前な地域を復活させようと言うのが「ご近所応援団」の活動だとも言える。

 
 ★今日のつぶやきhttp://twilog.org/oowakitomosan
 
地域に「縁」を取り戻そうii

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2010.11.11 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・社会評論Ⅲ

コメント

地域で生活して思うこと。

大脇さんの地域生活論に同感。障がい者は世話になるだけではなく、何か生きる意味・意義がそれなりにあると思う。
 私はグループホームに住んでいる。
地域の人は挨拶しない。わずかにいきつけのラーメン屋さんと交流がある程度。
 お互い助け合い、学ぶところまでいかない。
 私の住む地域のグループホームは施設のバックアップを受けているが、近所はドアの音がうるさい等の注意は陰で施設に苦情を言って、こちらに注意しない。
 地域のつながりが、薄れている。声をかけたり、注意することすら出来ないほど無縁(無援助)社会はひどくなっている。
人と人の助け合いは死語。自分の生活さえしてればいい。他人とコミニュケーションは取らない。それが今の地域。
 私たちは、町内会に入っているが、町内会は、年2回の町会費集金には熱心で、金がらみでないと地域はつながりもてない。
 地域で障がい者に学ぶ地域と、そうでない地域の格差は大きい。
 障がい当事者に学ばない地域は衰退する。

2010-11-12 金 06:49:26 | URL | ぶじこれきにん #U9m.xr6A [ 編集]

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