NO.1918 石焼安納芋”ふみさんの幸せの黄色い蜜芋(安納芋)”が本格始動しました。
「売れた。売れました!」
ふみさんの笑顔がはじけました。
石焼安納芋、”ふみさんの幸せの黄色い蜜芋(安納芋)”が本格始動しました。
小春日和の 秋明菊
昨シーズンの試行で、月5万収益が見込まれた焼き芋販売。
今シーズンは月10万円めざして、新しい売り場やお客さんを増やすために、デリバリーでも何でもやろうと張り切っています。
今、陶芸班の仲間たちは地域にポスティングに出かけています。
ふみさんの“幸せの黄色い蜜芋”
種子島産直送“安納芋”を1時間かけてじっくり石焼
でんぷんがブドウ糖に変化したやさしい甘さ ヘルシーな天然スイーツ
100グラム 100円 激安!!
甘くておいしい焼き芋を食べて、”ふみさんの幸せ”を応援してください!
みんなで はっぴいに!
ふみさんの物語。
ふみさんは耳が聞こえません。離島では聾学校もなく、筆談しか出来ません。話すのは上手です。
五十余年島で暮らし、一人娘のお母さんでした。去年の春、中二の愛娘を不慮の事故で亡くし、そのことが原因で離婚してしまいました。一人ぽっちになり気が狂いそうになったふみさんを、福岡市内に住んでいた妹さんが引き取りました。
たまたま近所にあった陶友に相談に来た時、「働くと言っても、給料はほんの少しだよ。」と言うと、「心休まるところが欲しい。」と答えました。そして、ふみさんは仲間になりました。
とりあえず陶芸班に入りました。飲み込みもよく少しづつ上手になっています。
仲間たちや多くの人に出会い三ヶ月余。
ふみさんが、言ってくれました。「陶友に来て生まれて初めて、人を信じてもいいんだと思いました。私はここにくるために色々苦労して来たのかもしれない。人間らしく生きていける場所を、やっと見つけることが出来ました。」と。
ふみさんの半生を思うと、切なく涙が出そうになります。
「みんな幸せになる権利があるんだ!」 強くそう思います。陶友はそのためにこそあるんだと。
そして、「陶友」での作業として、新たに石焼イモをはじめました。今、ふみさんは「日本一の焼き芋おばさん」目指して修行を始めました。“幸せの黄色い蜜芋”は、ふみさんが心をこめた焼いた種子島産の安納イモ(安納こがね)の焼き芋です。
みなさん、甘くておいしい焼き芋を食べて、”ふみさんの幸せ”を応援してください!
2010年2月 工房 陶友
最近は、体調不良を訴えたり、少し元気がなかったふみさんですが、先日安納芋の入荷が決まってからは張り切っていました。
思えば、今でもふみさんの心の奥底には「自分の耳が聞こえれば、娘を助けてやれたかもしれないのに」と、耳が聞こえない自分の障害を責める気持ちがあるのかもしれません。
「売れた!売れました。全部売れました!」
今日のふみさんの声はとりわけ大きく響きます。
近い将来、筆談で「おいしいよ!」「頑張ってね!」と書き込んでくれるお客さんを、ふみさんは沢山作ることでしょう。
地域に、「”ふみさんの幸せ”作りの物語」が始まるのです。
ふみさんの笑顔が、仲間たちとみんなを幸せにしてくれるでしょう。
*ふみさんのことは、以下の過去ログを参考にどうぞ。
■NO.1362 「みんな幸せになる権利があるんだ!」・・・持病が悪化してしまった。
■NO.1369 「みんなちがって、みんないい」なんだ。
★(↓関連記事も参照ください。このページだけを開いた時に、ページ下欄に表示されます。)
★今日のつぶやき→http://twilog.org/oowakitomosan
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http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
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2010.11.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅣ
