NO.2026 怒!怒!怒!馬毛島にNLP?対米従属・地元無視にもほどがある!馬毛島の自然と種子島屋久島の安全を守れ!
最近、当道場への「馬毛島」経由アクセスが多い。
それもそのはず・・・!
辺野古のV時滑走路といい、馬毛島の米空母艦載機の離着陸訓練基地化といい、この間の住民の声はなんだったのだ?!民意無視もはなはだしい。
地元の反対を押し切って、というより完全に無視して、政府は勝手に一方的に馬毛島を米空母艦載機の離着陸訓練(NLP)の「恒久的な施設として使用」させるという約束を交わしたと発表した。
怒!怒!怒!私の郷里・種子島のお隣でもあり、とりわけ怒りが強く湧いてくる。
NLP施設候補として、政府が最終的に絞り込んだと取りざたされた2008年1月にNO,257 わが故郷を世界戦争に巻き込むな!NLP馬毛島移転に反対!と書いた。
以来、関連エントリーを何回かあげてきた。
地元では西之表市、中種子町、南種子町、屋久町の1市3町が結束して反対を表明している。議会は、満場一致や圧倒的多数反対決議を上げ、首長たちは上京し反対を申し入れ、共同して集会や署名を行うことを申し合わせている。
取り急ぎ、以下関連記事を転載しておく。
2011年6月22日(水)「しんぶん赤旗」より。
ブログ馬毛島の軍事施設化を許さない屋久島の会より。辺野古「V字案」日米合意
沖縄は県内「移設」反対で一致
「2プラス2」開催
----------------------------------------------------------------------
日米の外交・軍事閣僚からなる日米安全保障協議委員会(2プラス2)が21日午前(日本時間同日夜)、ワシントンで開かれ、沖縄県名護市辺野古に米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わるV字形滑走路の新基地を建設することで正式に合意しました。
----------------------------------------------------------------------
馬毛島で離着陸訓練も
今回の2プラス2は2007年5月以来、約4年ぶりで、民主党政権下では初めてです。
民主党政権は当初、普天間基地の「県外・国外移設」を模索していましたが、昨年5月28日の日米合意で総選挙公約を覆して辺野古「移設」を確認。8月の日米専門家報告書で、新基地の形状について「V字」「I字」の2案を提示し、2プラス2で決定するとしていました。
今回の共同文書では「V字」を明記。しかし、なぜV字を選択したのか、その理由はいっさい示されません。
一方、「環境影響評価手続及び建設が著しい遅延がなく完了できる限り、この計画の微修正を考慮し得る」と変動の余地を残しています。
自公政権時の06年5月に合意された米軍再編ロードマップでは、辺野古「移設」とグアムへの在沖縄海兵隊の移転期限は14年までとなっていましたが、これを「2014年より後のできる限り早い時期に完了させる」として先送りしました。
また、南西諸島における自衛隊の新基地として、「(鹿児島県)馬毛島が検討対象となる」と明記。その際、硫黄島(東京都)で行われている米空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)の「恒久的な施設として使用される」としています。
日米が共同開発している弾道ミサイル迎撃弾「SM3ブロック2A」については、第三国への輸出を容認。武器の輸出を禁じた「武器輸出三原則」のいっそうの形骸化を進める重大な動きです。
普天間基地の辺野古「移設」に対しては06年当時は沖縄県知事、名護市長がV字形新基地を容認していましたが、現在は沖縄県全体が「普天間基地の県内移設反対」で一致しています。また、予算編成権を持つ米議会でも現行計画の修正を求める動きが強まっています。

オンライン署名も呼びかけています。私たち種子島・屋久島の住民は、防衛省と北澤防衛大臣に強く抗議する。 - 2011.06.23 Thu
抗議文
プレスリリース
マスコミ各位
私たち種子島・屋久島の住民は、防衛省と北澤防衛大臣に強く抗議する。
2011年6月21日開催の外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会において、馬毛島にFCLPを移設する計画を机上に乗せ、候補地として明記した北澤防衛大臣の行為は、地元住民の意向を完全に無視して行われたものである。多くの違反行為を繰り返す立石勲氏(元馬毛島開発)がほぼ所有する馬毛島を国家プロジェクトの地として選考する防衛省への私たちの信頼は、地に墜ちた。
防衛省は6月1日に馬毛島が候補地であると初めて表明して以降、6月3日には北澤防衛大臣がゲーツ国防長官に馬毛島候補地を明示し、6月8日には小川防衛副大臣が鹿児島県知事に直接説明を行なった。防衛省の、こうした一連の動きは、熊毛地区対策協議会(4市町首長及び議長)の断固反対を完全に無視した上で、この6月21日2プラス2協議委員会に臨んだものである。
また昨年のCOP10から2年間、国連生物多様性条約の議長国を務める日本政府が、世界で唯一この島に生息する希少な固有亜種マゲシカに代表される生物多様性の破壊に加担することは、絶対に容認されるものではない。
従って、このたびの2プラス2会議における、馬毛島に関するいかなる決定事項も私たちは到底受け入れられない。今後、防衛省の馬毛島への米軍艦載機の訓練地移転計画に対し、断固反対することを宣言するものである。
平成23年6月21日
賛同団体
「馬毛島に米軍の訓練地を許さない住民の会」代表和田実(西之表市)
「馬毛島の自然を守る会」代表瀬下満義(西之表市)
「社団法人熊毛地区医師会」会長田上容祥(西之表市)
「種子島観光ボランティアガイドじゃろじゃろ」会長下村知巳(西之表市)
「種子島観光協会」会長村尾弘行(中種子町)
「原発はいらない屋久島の会」会長:松田正(屋久島町)
「地域通貨屋久の水」代表:木下忍(屋久島町)
「NPO 法人屋久島エコ・フェスタ」理事長:古居智子(屋久島町)
「馬毛島の軍事施設化を許さない屋久島の会」会長:古居智子(屋久島町)
「NPO法人じゃがいものおうち」代表楯篤雄(屋久島町)
「社団法人屋久島観光協会」代表中島純和(屋久島町)
問い合わせ先: 馬毛島の自然を守る会
事務局 長野 広美
TEL・Fax 0997-28-0240
E-mail : hiromin@po4.synapse.ne.jp
馬毛島の軍事施設化に反対する署名をよろしくお願いします。 - 2011.06.22 Wed
馬毛島の軍事施設化に反対する署名
内閣総理大臣 菅 直人 殿
防衛大臣 北澤 俊美 殿
外務大臣 松本 剛明 殿
5月15日、空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)を馬毛島(屋久島の北、種子島の西約12キロ)で
実施する方向で防衛省が最終調整に入ったとの報道がなされました。
そして6月8日、防衛副大臣が鹿児島県庁を訪れ、伊藤知事にFCLPの馬毛島への移転を正式に伝え、
6月21日の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で移転方針を正式合意したい考えを伝えました。
FCLPが馬毛島へ移転されれば、昼夜にわたって集中的、連続的に実施される訓練による騒音被害はもちろん、
事故の危険性、生態系への悪影響、農業および漁業、観光業といった地域経済へのダメージなど、
種子島、屋久島に及ぼす負担は甚大なものがあります。
私たち屋久島の住民にとっては、世界自然遺産地の美しい森や里の上空を激しい爆音を伴って飛んでいく
黒い戦闘機の姿は、決して目にしたくない光景です。このような重大なことが、地元にはなんの相談もなく
一方的に推進されようとしていることは、住民無視の信じられない暴挙というしかありません。
私たちから静穏な日々と静かな夜を奪う権利は誰にもありません。
熊毛の美しい自然と平穏な環境、貧しくとも必死でがんばっている地域の営みを守るため、
馬毛島の軍事施設化に断固として反対を表明します。
馬毛島の軍事施設化を許さない屋久島の会
事務局 TEL&FAX 0997-47-3206
E-mail koidomari@muj.biglobe.ne.jp
〒891-4405
鹿児島県熊毛郡屋久島町 小島 恋泊178
古居智子
TEL&FAX 0997-47-3206
またはFAX 0997-46-3738
オンライン署名フォーム
この署名フォームは屋久島ポータルサイト「リアルウエーブ」を利用させてもらっています。
最後におまけ。2011年6月18日(土)「しんぶん赤旗」は系統的に報道している。
民主党政権の対米従属、公約破り、民意無視は自公政権に劣らない。その逆走ぶりは目に余る!怒!怒!怒!怒!怒!
主張
「馬毛島」基地化
爆音被害の押し付け許さない
------------------------------------------------------------------
21日開かれる日米安全保障協議委員会(2プラス2=外交軍事閣僚協議)を前に、沖縄の米軍普天間基地への垂直離着陸機オスプレイ配備、名護市辺野古への新基地建設、共同開発した迎撃ミサイルの輸出問題などが急展開しています。防衛省が関係自治体に正式に伝えた、鹿児島県西之表市から12キロの馬毛島(まげしま)を米空母艦載機の離着陸訓練基地とする計画もその一つです。辞任がとりざたされている菅直人首相が、米国の歓心を買うために譲歩に譲歩を重ねるのは見苦しい限りです。
恒常的な訓練施設要求
2006年5月の米軍再編に関する「日米合意」は、神奈川県厚木基地の空母艦載機部隊を山口県岩国基地に移すのに伴い、「恒常的な空母艦載機離着陸訓練施設」を「できるだけ早い時期に選定」すると明記しました。現在離着陸訓練が行われている硫黄島(東京都)に代えて、より近くに恒常的な訓練基地を探すというものです。米政府はこの「日米合意」をたてに日本に早期の選定を迫り、防衛省は住民の反対を無視して種子島沖の馬毛島の選定を急ぎました。
夜間離着陸訓練(NLP)を含む艦載機部隊の離着陸訓練(FCLP)は、夜も昼も激しい爆音を伴うものです。周辺での低空飛行や墜落など重大事故の危険もあり、周辺の自治体・住民にとって百害あって一利もない軍事活動です。
馬毛島は無人島だから問題がないと政府が考えているのなら、大間違いです。わずか12キロ先の種子島にある西之表市、中種子町、南種子町には約3万2千人もの住民が住んでいます。40キロ先の屋久島には約1万3千人が住んでいます。基地を中心に広い範囲を周回しながら離着陸訓練を行う艦載機の爆音が住民を苦しめるのは目に見えています。種子島や屋久島で大きな比重を占める観光や農林水産業への影響も深刻です。
防衛省は、訓練は1回約10日間、年間3回程度と説明していますが、住民はその間、夜の安眠も家族のだんらんも妨げられます。年間30日くらいだから我慢せよといわんばかりの政府の態度に住民が怒るのは当たり前です。
西之表市など1市3町がつくっている「米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会」を中心に反対の火の手は激しくなっています。にもかかわらず「2プラス2」を前にして防衛省が周辺自治体への通達を始めたのは、米政府の要請に進んで応え、あわよくば延命のテコにしようという菅直人政権の狙いが露骨です。文字通りの党利党略のために住民を犠牲にするのは絶対に許されません。
負担のたらい回しやめよ
馬毛島の基地化をやめよとの追及に北沢俊美防衛相が、「あれもだめ、これもだめ」では「沖縄の負担軽減をしていく中ではあまり生産的ではない」とのべたのは重大です。沖縄の基地問題にからめ、沖縄県民をだしにして馬毛島の基地化を進めるなど言語道断です。
NLPを含む空母艦載機の離着陸訓練では、厚木基地などの周辺住民が苦しめられてきました。硫黄島の使用でやや減っているとはいえ苦しみは変わりません。その苦しみをたらい回しにするのはやめるべきです。日本政府がいまやるべきことは、離着陸訓練基地探しではなく、米国内では許されない異常な訓練の中止です。
ポチポチッと応援よろしく。
↓ ↓


●東北関東大震災 作業所・施設の情報のページ">●東北関東大震災 作業所・施設の情報のページ
作業所・施設の復旧・復興にご支援ください
きょうされん「東日本大震災きょうされん被災対策本部」
被災地の作業所・施設・事業所、障害のある人びとやその家族への支援金を呼びかけます。
皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いします。
■郵便振替
口座名義 きょうされん自然災害支援基金
口座番号 00100-7-86225
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
福祉目的なんて嘘っぱち!財政再建目的なんて嘘っぱち!
消費税は、昔も今もこれからも「法人税減税目的税」

- 関連記事
-
- NO.2575 沖縄「復帰」40周年 基地撤去と真の復帰を実現するには、安保条約をなくすことが必要 (2012/05/15)
- NO.2198 破綻した米海兵隊グアム移転費用(約900億円+利子3億円)は、即刻変換してもらい復興支援に回すべきでしょう。 (2012/01/24)
- NO.2090 米軍の呼び込みも原発推進と同じ手口 馬毛島への米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転に反対する! (2011/07/22)
- NO.2028 馬毛島への米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転を断固阻止しよう! (2011/06/26)
- NO.2026 怒!怒!怒!馬毛島にNLP?対米従属・地元無視にもほどがある!馬毛島の自然と種子島屋久島の安全を守れ! (2011/06/24)
- NO.1984 ゆすり・たかりの本家が、言いたい放題や!占領軍さながら。(ケビン・メア講義メモ全文つき) (2011/03/08)
- NO.1931 11.23が、「朝鮮半島戦争勃発の日」とならないことを祈り・・・ (2010/11/23)
- NO.1826 自衛隊 初の海外基地建設 「派兵恒久法」の先取りか (2010/07/24)
- NO.1825 「思いやり予算」などの米軍経費をなくすことが基地撤去への道 (2010/07/24)
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2011.06.24 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅱ
