NO.2032 松本龍氏の言動に 被災地から「怒ってます!」
松本龍氏のあの発言や態度については、色々と書かれている。
関連して、紹介したい発言を。
先ずは何より、被災地の現地の方の生の声である。
被災地宮城の方「ほでなす」さんの書き込みを紹介したい。
最初は、「拍手コメント」(これは「拍手」をしないと読むことは出来ません。)
何とか紹介したいと思っていたら、コメント欄に書き込んでくださいました。コメントが少ない寂しい当道場ですが、よっぽど腹に据えかねて書いていただいたのでしょう。ぜひとも被災地の怒りを共有して欲しいと思います。# ほでなす : やっと、大脇道場さんにコメントする気力がもどってきました。
私は、宮城に住んでいる被災者です。津波で親戚、友人、知人、総勢20名以上が行方不明のまま3ヶ月が過ぎてしまいました。TVでみる石巻、気仙沼の景色が今でもうそのような気がしています。なじみのあまりにもなじみのおもいでがたくさんのところだったから。そんな宮城人をさかなでするかのように、知事だけが、はりきって、増税をいい、漁業特区を作って大企業に漁場を確保させようと画策しています。この方は大阪の人なので宮城の事など同道でも良いんだと県民はいっています。
怒ってます!
はじめてコメントさせていただきます。
被災地宮城のものです。友さんのこのご意見に激しく同意です。
何度みてもこの松本ムカツク!まるで,被災地、被災者のこと、わかってないです。
私たちは、知恵をだして(岩手でそういった)いかなければ、救済されないのでしょうか?
今、こちらでは、葬儀所で、一家3人とか、2人とか、津波で亡くなった方の遺体がやっとみつかり、せめて家族で葬儀をと、葬儀案内は、連名で書かれてくる異様な状況です。まだ、ガレキ処理中にユンボに遺体がひっかかってくる、そんな悲惨な地獄絵図のなか、みんな必死で今日を生きようとしています。
私は、沿岸部に住む親戚、友人、知人、総勢20人ほどがいまだに行方がわからない状況で、泣くにも泣けません。
そんな中で宮城県知事、村井氏は、どさくさまぎれに漁業特区なるものを国に申請し、大企業に海を明け渡すことに着手。地元漁民は猛反対しており、1万5千人分の反対署名を集めて提出しましたが、何処吹く風です。分断をねらていたのか、石巻の桃浦の漁民は、賛成の方向に動き出しました。
仙台市は、国際医療特区を申請し、津波被害を受けた空港のある岩沼市に、国際医療センターを作ると奥山恵美子仙台市長は、昨日のニュースでいっておりました。この空港地域の近くに私は住んでおりますが、この地域の海抜が非常に低く、大津波がおしよせたら避難場所がないから、きちんと確保してほしい旨の住民の署名を昨年挙げていたばかりなのです。
どさくさにまぎれて、いままでできなかった再開発を復興にからめて、やってしまえ!今なら増税もできる!と
狡猾なやり口。杜の都仙台のシンボル、けやき並木をきりたおし、住民の反対を無視してはじめた地下鉄の工事を凍結して、復興の財源にあててほしいという市民団体のもっともな声も無視して、イザ財界のためならば何でもお引き受け!の状況です。怒ってます!
2011-07-06 水 16:24:28 | URL | ほでなす #0jpWXYWs [ 編集]
NO.2031 「この社は終わりだ」(松本龍) お前こそ終れ!(蛇足だが、俺もB型の九州人!)で、以下のように書いた。
ほでなすさんの言われるとおりである。付け加えておくが、松本龍が悪いからと宮城県村井知事に同情し、地元住民を締め出す知事の復興策( http://bit.ly/kQaSV5)を免罪してはならない。漁業特区などで地元漁師が猛反対している…など。
上から目線で、これを機に「宮城県知事、村井氏は、どさくさまぎれに漁業特区なるものを国に申請し、大企業に海を明け渡すことに着手。地元漁民は猛反対しており、1万5千人分の反対署名を集めて提出しましたが、何処吹く風です。」「どさくさにまぎれて、いままでできなかった再開発を復興にからめて、やってしまえ!今なら増税もできる!と 狡猾なやり口。」
以下、2011年5月29日(日)「しんぶん赤旗」より。
宮城県の復興計画
野村総研が全面関与
知事「地元の人 入れない」
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東日本大震災からの復興をめぐり、宮城県では村井嘉浩知事が、大企業が漁業権を獲得しやすくなる「水産業復興特区」構想を打ち上げる(10日)など財界と同じ「構造改革」路線が突出しています。同構想には、漁業者が激しく反発していますが、知事は「撤回するつもりはない」(23日)と貫徹する構えです。住民の頭越しに次々と打ち出す宮城県復興の「青写真」づくりが、財界系シンクタンク・野村総研の“全面バックアップ”でおこなわれていることが明らかになりました。 (関連記事)
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宮城県は現在、震災復興計画第1次案の事務局原案を作成中で、6月3日に開催される2回目の「県震災復興会議」に提出、有識者の意見を聴取する予定です。この原案作成に野村総研が全面的にかかわっています。
県震災復興政策課担当者は28日までに、計画作成への支援は「野村総研からの申し出」であり、原案を共同でつくっていることを認めました。野村総研コーポレートコミュニケーション部担当者は、総研側がコンサルタント3~4人を派遣し、県側と一定の間隔でミーティングを重ね、「全般的にアドバイスする」形をとっていると説明します。
「株式会社野村総合研究所は宮城県の震災復興計画の策定を全面的に支援することで宮城県と合意しました」
野村総研は4月14日にこう発表していました。
事務局原案について意見を出す県の「復興会議」は、野村総研顧問や三菱総合研究所理事長らが委員として顔をそろえ、「委員12人のうち県内在住者はわずか2人」(河北新報18日付)。委員19人全員が県内在住者である岩手県の「津波復興委員会」と著しい対比をなしています。第2回「復興会議」は、「委員の大半が首都圏在住のため…村井知事らが上京」(同)し、都内で開催するありさまです。
村井知事は4月25日の記者会見で、会議の委員選定について問われ、「あえて地元の方はほとんど入っていただかないことにした」と表明。その理由として「地球規模で物事を考えているような方に入っていただいて、大所高所から見ていただきたいと考えた」などと語っていました。
もう一つ紹介したいのは、切り口は違うが、「内田樹の研究室」の「暴言と知性について」 。
部分的に転載させていただく。関心ある方は是非、リンク先でお読みください。
(前略)
怒鳴りつけられたり、恫喝を加えられたりされると、知性の活動が好調になるという人間は存在しない。
だから、他人を怒鳴りつける人間は、目の前にいる人間の心身のパフォーマンスを向上させることを願っていない。
彼はむしろ相手の状況認識や対応能力を低下させることをめざしている。
どうして、「そんなこと」をするのか。
被災地における復興対策を支援するというのが、復興大臣の急務であるとき、被災地の首長の社会的能力を低下させることによって、彼はいったい何を得ようとしたのであろうか。
人間が目の前の相手の社会的能力を低下させることによって獲得できるものは一つしかない。
それは「相対的な優位」である。
松本復興相がこの会見のときに、最優先的に行ったのは、「大臣と知事のどちらがボスか」ということを思い知らせることであった。
(中略)
松本大臣の「暴言」は単なる非礼によって咎められるのではなく(十分咎めてよいレベルだが)、この危機的状況において、彼の威圧的態度が「バカを増やす」方向にしか働かないであろうこと(それは日本の危機を加速するだけである)を予見していない政治的無能ゆえに咎められるべきだと私は思う。
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