NO.2090 米軍の呼び込みも原発推進と同じ手口 馬毛島への米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転に反対する!
”やらせ”の説明会を開きながら、札束で民意を覆そうとする手法を通用させてはならない。
豊かとはいえない島の人たちを金でねじ伏せようとするやり方は原発推進の時と一緒だ。
馬毛島への米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転問題だ。
交付金を使って基地受け入れを迫る懐柔策は、すでに沖縄で破綻している。
もともと、アメリカの対中国戦略に基づいて、硫黄島からでは距離が遠いことを理由にした馬毛島への移転計画。「そんな勝手なことを理由に、島民に我慢を強いるようなことを頭ごなしにすすめるのか・・・、島民の怒りは当然だ。
種子島屋久島の一市三町が結束して反対運動を展開している。
自然と共生する中で自分達の汗を流して生活を気築いていくことを表明した、種子島・屋久島の人々の決意を心から応援したい。
ところが現地では、分断攻撃がなされ悩ましい問題が表面化している。
この問題で、屋久島町議会議長が「基地が出来るなら(補助金を)貰(もら)わなければ損」などとブログに書いたことについて、同町臨時議会で議長の辞職を求める決議がなされたことが報道されている。
そのブログがこれだ。
移設反対をしなくちゃー << 作成日時 : 2011/07/07 22:09 >>
この話を聞いて、馬毛島の訓練基地移設反対を声高に叫ばなければ損をすることになると思った。
7月2日、熊毛1市3町の首長、議長への防衛省の説明会での話を、前議長の荒木博武氏より聞いた。
防衛副大臣 「屋久島町には何の影響も無いと思いますが、、、、、、、、」
( いかにも何でこの説明会の場にいるんですかと、言わないばかりである。)
町長 「基地が出来ることで観光業に影響が予想される。」
防衛副大臣 「ハワイ諸島のオアフ島には米軍の基地があります。しかしそれにも拘らず、中でも一番の観光地ですヨ」 と言い放ったという。
この話を聞いて、私は、これはいかん1市3町一緒になって反対運動を展開しないと、わが屋久島町だけ置いてきぼりをくって、まことに卑しい話ではあるが、補助金の交付対象から除外されるのではないかと思っている。
拙い私の個人的見解では、間違いなく訓練基地は出来るであろう。基地が出来るなら、貰わなければ損である。
さー 反対運動しましょう。
確かに、「反対をしておけば補償金が多くなる。どうせ、来るなら反対しておこう」という話が、種子島でもあるとは聞いている。地元でも、白か黒かと単純には行かないのも事実のようだ。
手段を選ばぬ防衛省
防衛省の担当者が島内の自衛隊OBを介し住民説明を開いたそうだ。しかも、「反対派を警戒し、時間や会場を一度変更する隠密行動だった」と。公的機関が、その思惑のためにこう言うやり方で説明会なるものを開くことは、果たして合法なのだろうか?
現場発・馬毛島米軍訓練移転:賛否 住民二分の様相 経済疲弊 交付金の魅力( 毎日 2011年7月18日)
反対の先頭にたつ西之表市長は、「条件闘争はしない!」と語ったという。重ねて、断固支持を表明する。両島民の皆さんが団結を固め、美しい自然と平和な島の暮らしを守り抜いて欲しい。日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書で、米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)を伴う自衛隊施設建設の検討対象と明記された鹿児島県西之表市の馬毛島。種子島から12キロ、屋久島から40キロ離れた無人島で、地元1市3町の首長らは反対で足並みをそろえる。ただ、人口減少や疲弊する地域経済を背景に、受け入れ容認の声も公然化。賛否を巡り住民二分化の様相が出てきた。
「お声かけていただければどんどん伺いたい」
9日夜、市内の会議室に集まった建設業者ら約10人を前に、防衛省の担当者は頭を下げた。島内の自衛隊OBを介し開かれた同省による住民説明。反対派を警戒し、時間や会場を一度変更する隠密行動だった。「騒音は70デシベル以下で影響は少ない」「将来米軍基地化することはない」。出席者の心配を打ち消す言葉が続いた。
「250億円くらい」(小川勝也副防衛相)とされる米軍再編交付金についても防衛省の担当者は「医療費助成などソフト事業にも使える」とアピール。日中、商工会幹部らへもあいさつし理解を得ようと躍起だった。その結果、出席者らは防衛省案への賛同を決め、推進団体を結成。15日、賛成の陳情書を市長に手渡した。
同市の人口約1万7000人は、ピーク時の59年の半数に落ち込み、3人に1人が高齢者だ。商店街は老朽化が目立ち、島民の平均年収は200万~300万円と言われる。防衛省の話を聴いた元市課長の男性(63)は「これだけ疲弊すれば反対とは言えない」と語る。職員時代に誘致した紡績工場が、輸送費のコスト高で3年で撤退した苦い経験がある。「離島に企業誘致は無理。国策しかない」
昨年、米海兵隊普天間飛行場(沖縄県)の一部移転先候補にあがり反対一色に染まった鹿児島県・徳之島と違い、馬毛島は基地誘致に前向きな開発業者がほぼ全域を所有する無人島。計画の前提は自衛隊基地で、FCLPは年数回という事情もあり、推進派は「徳之島のようにはならない。賛成署名もこれから集める」と笑みを浮かべる。
一方、行政主導の反対署名は始まっており、住民の二分化や賛成派への不買運動を危惧する声が出始めた。
「たたでさえ安いのに魚が売れなくなる」
ある漁師は、種子島漁協が総会で反対決議を見送った影響を心配する。馬毛島の入会地が開発業者に買収されたことを巡り、集落が真っ二つに分裂した「前例」も目の当たりにしている。「なぜ反対しないのかと今でさえ言われる。狭い島内で、お金(漁業補償)に目がくらんだと思われたら……」。
地元1市3町は8日から、区長に協力を仰ぎながら署名集めを順次始めている。長野力市長は「しっかり説明しながらやっていきたい」と、しこりが残らないよう配慮を示すが「強制的で住民に負担がかかる」と反発する区長もおり、FCLPを巡る波紋は島民の心に広がり続けている。
突き抜けるような青空の下、一面のサトウキビ畑で汗を流す農業男性(63)は「静かな平和な島がばらばらになるかもしれない」と島の将来を危ぶんだ。【村尾哲】
在日米軍再編:馬毛島への自衛隊誘致 西之表市長「条件闘争はしない」 /鹿児島毎日新聞 2011年7月16日 地方版
◇推進派に不快感
馬毛島(西之表市)にFCLPを伴う自衛隊基地を求める陳情が15日提出され、FCLP移転問題で初めて推進派の動きが表面化した。推進派は安全保障への貢献や地域活性化を訴えるが、長野力市長は「条件闘争はしない」と改めて反対姿勢を示した。
「地域活性化のため、日米安保体制再構築のため、積極的に推進する」
陳情提出後、記者会見した「自衛隊訓練施設設置の推進を求める会」の中原勇代表は、誘致に向け力を込めた。
会メンバーには当初FCLPに否定的意見があったが、9日に防衛省から直接説明を聴き「騒音は70デシベル以下、米軍は種子島に上陸しない、将来米軍基地化しない」ことを確認し推進にかじを切った。
中原代表は陸自OB。署名を集め9月市議会に提出したい考えで「賛成は広がっている。(普天間問題での)徳之島のように反対一色ではない」と自信を見せた。
一方、長野市長は中原代表に「条件闘争をするつもりはない」と答えたといい、受け入れの余地がないことを繰り返したが、推進派の動きにいらだちも見える。
「どうして考えが変わったのか非常に疑念がある」
陳情書を受け取った長野市長は、FCLPについて否定的だった中原代表の「転向」に苦言を呈した。
防衛省職員が市内で住民説明をしていることにも不満な様子で「私どもを通すのが筋だ」と不快感を露わにした。
区長を通じて集めている「反対」の署名活動は、一部住民から「区長がかかわれば強制になる」などの反発があり、予想以上の時間がかかっている。危機感はあるか、という記者の問いに長野市長は「反対の住民が意思表示できるようにしていきたい」と答えた。【村尾哲】
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2011.07.22 | | Comments(1) | Trackback(0) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅱ
