NO.220 前途洋洋?・・・陶友の歩みと出会い(26)
歴史(26)
希望に満ちた船出、前途洋々?
毎日楽しく土こねて・・・、人間そんなにおめでたく単純ではありません。
仲間15人。少ないようですが・・・。
作業は陶芸だけでしたので、はっきり言って上手く行きませんでした。
作業がというより、仲間関係が。
それまで無認可の頃は、少人数に加え、陶芸の経験があるし、仲間たちはそれぞれのかかわりあい方、お互いの距離・・・さまざまな面で、落ち着き、それぞれの居場所、立居地を「完成」させていました。
集団が安定していたのです。
一人迎え、関係を作り、また一人迎え・・・でしたから、無理なく受け入れながら、自分たちの関係を作って来られたのでした。
しかし今度は、一気に倍近くになります。
これまでの集団は、この変化に対応できず、グッチャグチャ!の「無政府状態」になって行きました。
「○○さんがうるさくて、集中できない」
「XXさんが、私に・・・言うからいや」
「○が、だれそれにプレゼントして、僕にはくれない」
「だれそれがおるけん、気に食わん、やめて欲しい」
・・・物言える仲間も、いえない仲間も・・・。
毎日毎日、トラブルばかり。
(え~くそ!うるさか、バカチンどもが!)
あの楽しかった無認可時代がなつかしく、疲れる毎日が続きました。
個人的には、精神的に最も重苦しいい数年が始まったのです。
容れ物の美しさとは逆に、中身は、最低。
・・・こんな筈ではなかったのに、なあ。
(怒りとばして、管理すれば納めるのは、表面上は簡単だが・・・)
「家が人を作る」?・・・つくらなければ。
お互い顔を合わせて日が短いこと。
作業集団が1つであること。
空間が1つであること。
そもそも作業になじみきれないこと・・・。
・・・。
原因は、単純ではありません。
先ずは仲間たちの小集団化をすすめること、新しい作業を開拓すること。
試行が続きます。

平凡な1日。仲間達は、忘年会の件で喧々諤々。結局、買出しをして陶友でやるらしい。福祉保育労時代の知人来る。保育士辞めて、又職探しとの事。40代後半、大変だ。子育ての事で話し弾む。いずこも親は大変。ありがとう、又来てね、Kさん。ヒロコも穏やか。
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2007.12.21 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・陶友の歩みと出会いⅠ
