NO.2164 「君の意見には反対だ。しかし、君の意見表明の権利は命がけで守る」
「私は君の意見には反対だ。しかし、君が意見を言う権利が侵されるなら私は命がけでそれを守る」という趣旨の言葉がある。
民主主義かファシズムかという話。
橋下元大阪府知事は、わかりやすい敵を作り上げ、過激な言葉で選挙を進める策士であり、メディア戦略にもたけている。彼が話すと早速メディアが取り上げ 「維新vs既成政党」を描き出そうとしている。
この点については 上脇博之氏が、「大阪ダブル選挙の対立構図は「独裁vs反独裁!(「維新vs既成政党」ではない!)」で報道を詳細に検証・批判しながら、以下のように結論付けている。
然り。大阪府知事選挙と大阪市長選挙で対立の構図に少し違いがあるものの、ダブル選挙は基本的に「独裁vs反独裁」の構図であると見るのが適切であろう。
それゆえ、ダブル選挙で、大阪府民や大阪市民が、橋下「大阪維新の会」の独裁政治という本質を見抜けず、独裁政治を許すのか、それとも、その本質を見抜き、独裁政治を許さないのか、それが大阪府民と大阪市民に問われているのである。
一方で、推薦候補の立候補辞退を受け入れ、「橋下ファシズムとたたかう」ことを表明した共産党の対応には、英断と評価するものが多いが、「平松と組むのか」「政策協定はどうするのか」「野合だ」との意見も見られる。
当然、平松市長とはこの間最も対局で対立してきたのであり、政策的には水と油であろう。
しかし、政策うんぬん以前の問題が横たわっているという認識は正しいだろう。
即ち、冒頭に挙げた「君が意見を言う権利が侵されるなら私は命がけでそれを守る」という立場なのだ。
民主主義をめぐる事態はそこまで緊迫しているという認識である。
「一党一派の利益じゃない、先ずは防波堤を作ることに共同の力を発揮しようじゃないか」というほどまでに民主主義の危機が忍び寄っているのである。
大阪だけの問題とせず、この国の民主主義をめぐる重大問題として注視し応援したい。
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■;2011年11月6日(日)しんぶん赤旗
大阪市長選 独裁阻止 共同へ全力
渡司氏が会見で表明
5日夜、大阪市長選(13日告示、27日投票)への立候補辞退を明らかにした渡司考一氏は、記者会見で次のように語りました。
◇
大阪からファシズムの台頭を許してはならないという大阪市民のみならず全国の声を生かすにはこれしかないとの結論に至り、この決断が独裁政治を阻止し、要求実現への道を切り開いていくための現時点で最善の判断だと確信します。
少なくとも平松氏は「維新の会」の独裁的なやり方を批判し、大阪市の税金を「むしり取る」「大阪都」構想や教育基本条例案に反対の態度を明らかにしています。平松氏が今後ともこうした立場を堅持することを願い、今回選挙では独自の立場から支援します。
橋下徹前知事は「一人の指揮官」で何でもやりたい放題の「大阪都」をつくり、憲法をじゅうりんし、教育に政治介入し、子どもと教職員に強制を持ち込む教育基本条例案を最大の焦点とし、橋下・「維新の会」による独裁政治をつくりあげると宣言しています。
こうした橋下・「維新の会」のファッショ・独裁の本性が見抜かれ始め、これまでの政治的立場の違いを超えて、「大阪は独裁・橋下知事に屈しない」との声が広がっています。
私は、大阪を日本の民主主義を脅かす反動独裁政治の拠点にする企てを阻止しようと決意しています。橋下・「維新の会」のファッショ的な独裁政治を許さない府民の広範な共同を党派の垣根を超えてつくり上げるために全力を尽くします。
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2011.11.11 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・民主主義の問題
