NO.2234 寒風の中、天神署名活動 「世界の誇れる新法を 自立支援法から総合福祉法へ」
寒風吹きすさぶ中、今日、きょうされん福岡市ブロックはしない二か所で街頭署名活動を行いました。
陶友からは天神行動に参加。
★詳しくはこちらを参照ください。
■NO.2180 あなたの一筆が明日を切り拓く!・・・「第35次国会請願署名・募金運動キャンペーン」 にご協力ください。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-2333.html
★署名用紙ダウンロードのリンク先→ http://www.kyosaren.or.jp/?35petition/dl.htm
分かりやすい新聞記事を紹介します。
本音のコラム「障害者の尊厳」(東京新聞 2012年2月16日)
竹田茂夫(法政大教授)
先週、厚生労働省は悪名高い「障害者自立支援法」の改革案を出した。
だがこれが通れば、数ある民主党の公約違反のなかで最も露骨なものになるはずだ。
同法は、小泉改革の熱狂のなかで二〇〇五年に成立したもので、障害者福祉を彼らの権利ではなく、行政が提供し障害者が対価を払って享受するサービス、つまり準市場として捉える。この理念は選択・競争・契約主義を建前にする介護保険制度に通じる。
だが実施されると、食事・身体移動・発話・作業など人間の基本機能に関して障害の重い者ほど高い利用料(一割負担)を払うことになり、サービス断念が相次いだ。自立支援どころか自立を阻害したのだ。大規模な反対運動は全国の違憲訴訟へ集約され、一昨年一月、人間の尊厳を深く傷つけた同法は廃止するという政府の劇的な謝罪で和解へと至った。
福祉を市場に見立てる考え方は英国の「第三の道」で打ち出された。価格の誘因効果で福祉のただ乗りを、資源配分効果でサービスの供給過剰を防ぎ、同時にサービス享受者の主体的選択を可能にするというわけだ。素晴らしい経済理論だ。だが理論と現実がこれほど乖離するのも珍しい。
福祉サービスを生存・生活の絶対条件とする障害者に「選択」の余地はあるのか。

知人Aさんが、メールで署名を呼び掛けてくれています。
感謝をこめて参考までに紹介します。(
皆さまへ
(このメールは、これまでご挨拶させていただいた皆さまにBCCでお送りさせていただいております。)
こんにちはAです。
寒い日が続いていますが、お元気にお過ごしでしょうか?
風邪やインフルエンザにかからないように、お体をご自愛くださいね!
さて、早速ですが、今日は、皆さまにお願いがあってメールをさせていただいています。
ぜひ、『署名』にご協力いただきたいのです。
何卒、何卒、宜しくお願いいたします。
(趣旨や内容は、後述でご説明させていただきます。)
『皆さんの一筆が、この国の福祉を変えるカギを握ります!』
【お願い①】
★署名にご協力ください。
・(個人情報の取扱)署名にご協力いただいた氏名・住所は、請願として国会に提出する目的以外に使用することはありません。
・<署名目標>は、1,000名です。(Aの知人110名の方々のご協力×3名/家族×3名の知人の方への紹介 で達成します。)
・<署名期限>は、2月24日(金)までです。国会提出を急がないといけない状況になっています。
・<署名の仕方>署名いただける方 全員 の「氏名」「住所」を下記アドレスまで送ってください。
(アドレス)
・年齢制限はありません。お子様からお年寄りまで、同意いただいた方はどなたでも結構です。
・皆さまからいただいた大切なお名前は、私(船越哲朗)や私の家族や仲間たちが、心を込めて代筆させていただきます。
【お願い②】
★ぜひ、どんどん転送してください!広げてください!転送大歓迎です。
・一人が一人につないでいくことで、輪がどんどん広がります!!宜しくお願いいたします。
【お願い③】
★「後でしよう・・・。」と思わずに、是非、今すぐに送ってくれたらうれしいです。
(後回しにすると、忘れてしまうことが往々にしてあります・・・。)
・<署名の仕方>署名いただける方 全員 の「氏名」「住所」を下記アドレスまで送ってください。
(アドレス)
【お願い④】
★もし、署名の用紙を会社などで回覧などで回していただけるという方がいらっしゃいましたら、
下記から、用紙を出力してください。B4サイズでお願いします。
http://www.kyosaren.or.jp/35petition/dl.htm
※用紙に記載いただいた場合は、恐れ入りますが、下記まで郵送ください。(2月24日(金)必着でお願いします。)
〒810-0064
福岡市中央区地行1-15-18 障害福祉サービス事業所 工房 陶友
何卒何卒宜しくお願いいたします。
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【署名運動の趣旨と内容】
『皆さんの一筆が、この国の福祉を変えるカギを握ります!』
皆さん、「障害者自立支援法」ってご存知ですか?
多くの障害者、関係者の反対の声を押し切って、2005年政府が強行的にスタートさせたものでした。
応益負担を原則とするこの法律は、これまでの障害施策の考え方を根底から変えるもので、
憲法および障害者権利条約に明記されている、「人間としての尊厳や地域生活の権利」を否定するものでした。
2008年~2009年、全国の障害者ら71名が原告となり、障害者自立支援法は基本的人権を侵害し憲法に違反するとして、
法律を制定した国を被告とした違憲訴訟を全国各地で起こしました。
2009年秋、総選挙で民主党に政権交代になり、政府・民主党から、訴訟団に対して和解の申し入れがありました。
訴訟団は何度も何度も話し合い、「自立支援法を廃止し、新法をつくる」という基本合意文書を国と交わし、
2010年この違憲訴訟は和解により終結しました。
私たちはその後の「障がい者制度改革」「総合福祉法」実現に大きな期待を寄せたのです。
ところが、つい先日の2012年2月8日、「障がい者制度改革推進本部(本部長・野田総理大臣)」の下の
「推進会議 総合福祉部会」第19回会議に、厚労省が新しい法案を示し、
翌9日、訴訟団に対して厚労省政務官から説明があった内容では、
驚くことに、厚労省案は、自立支援法を廃止することなく、一部を「改正」するというもので、
自立支援法そのものを延命させ、恒久化させるものとなっていました。
これは、国と訴訟団とが公文書で交わした「基本合意」に明確に反するものです。
こんなことなら、和解なんてしていません。
また、総合福祉部会の55名の委員が一つになってまとめ上げた「骨格提言」を棚上げするもので、大きな怒りを禁じ得ません。
今回のこの署名運動の趣旨は、
「障害者も参加する内閣府の総合福祉部会で議論を重ねまとめた【骨格提言】を、総合福祉法に反映させるように提起するもの」です。
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■緊急フォーラム(竹下弁護団長あいさつ)
http://www.youtube.com/watch?v=7CYJDKY-x_g&feature=player_embedded
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★<署名の仕方>署名いただける方 全員 の「氏名」「住所」を下記アドレスまで送ってください。
(アドレス)
何卒何卒、宜しくお願いいたします。
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テーマ:障害者の人権・福祉施策 - ジャンル:福祉・ボランティア
2012.02.17 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・障害者総合福祉法制定へ
