NO.2621 原子力発電に頼らない自然エネルギー(再生可能エネルギー)への転換を進める四万十川アピール
久しぶりの投稿です。
昨日からクマゼミが啼きだし、いよいよ梅雨明けも間近な福岡地方です。
さて、あまり知られてないようですが、去る7月6日、あの最後の清流、四万十川流域の5人の市町長さんが脱原発の共同アピールを出しました。
脱原発の声は地方からも広がっていますね。
四万十川アピール
原子力発電に頼らない自然エネルギー
(再生可能エネルギー)への転換を進めます
四万十川は源流から河口まで、全国の河川で唯一、流域全体が重要文化的景観に指定をされています。
文化的景観とは、自然とかかわる日々の暮らしの中で人々が造り出してきた風景のこと。四万十川は日本最後の清流と言われていますが、それは単に豊かな自然が残っているからだけではなく、流域には、棚田、沈下橋、伝統漁法など、自然と調和し、共生してきたわれわれの祖先の生活の姿がいまもなお息づいているからです。
日本人は昨年3月11日、東日本大震災を経験しました。巨大防潮堤を軽々と砕き、乗り越え、原子力発電所をものみこんだ大津波。自然の猛威の前には、人間による制御など到底及ぶものではないことを思い知らされました。
福島第一原子力発電所の事故では、大量かつ高濃度の放射性物質が放出、拡散され、広い地域が放射能で汚染されました。その影響は、はかり知れないものがあります。多くの人々が、住み慣れた土地を離れ、職を失い、厳しい生活を余儀なくされており、いまだその解決の目途はたっていません。
われわれは人類の英知による科学技術の進歩を否定するものではありませんが、日本が有数の地震津波国である以上、今後も原子力発電所はその脅威から逃れることができない宿命にあると言えます。
四万十川流域に暮らすわれわれは、流域の豊かな自然や環境を守り、また祖先から引き継いでいる生活、文化等を後世に伝えていく義務があります。
そのためにも、今後は原子力発電に頼らない自然エネルギー( 再生可能エネルギー)への転換を進めていくことを、ここに表明します。
2012年7月6日
檮原町長 矢野富夫
津野町長 池田三男
中土佐町長 池田洋光
四万十町長 高瀬満伸
四万十市長 田中 全
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2012.07.10 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・さよなら原発!
