NO.2625 フォト・ライター、デビユー・・・なんちゃて!
「月刊きょうされんTOMO」7月号の「ファインダーの向こうに」に、編集者から勧められて投稿してみました。
作業所と言えば仲間の笑顔…、じゃない切り口で作業所を語りたかったのですが・・・。
★ 「頑張れ俺!」
日誌書きに汗だくの実習生。毎年多くの学生が現場実習に来て、仲間たちからたくさんのことを学び成長していきます。
◆「実習に来る前は、障害者のことを一人の人間としてではなく『障害者』として見て来ていました。実習に来て『障害者』としてではなく、一人の人として関わる事を学びました。自分を素直にさらけ出して向き合う中で信頼は生まれる…。一人の人間、だから『仲間』なんですね。」
◆「どんなに天気が悪くても『お客さんが待っているから』とリヤカー販売に出かけるKさん。『僕が作ったものをお客さんが買ってくれるから、嬉しくてがんばる』と、陶芸班のMさん。仲間たちは、お客さんに喜んでもらい、自分が人の役に立ち必要とされることで、仕事を生きがいとし誇りを持っているのだと思いました。」
◆「実習を通して学習したり、仲間たちのいろいろな行動の意味を話し合う中で、これはどういうことだろうと考えるようになりました。私の中で一番変わったのは、自分で考えようとするようになったという事です。」
「『障害者』を見るのではなく、『一人の人間』を見る。障害はその人の一部・・・。自分の頭で考える。人と人の関わりには予めの『正解』はない。仲間たちとの関わりの事実の中に自分で答えを探す。どんな考えでも先ずはそれが『あなたの正解』。・・・しかしその正解も独りよがりの狭いものかもしれない。だから発表しあってみんなで話し合い、沢山の頭で考える。そうしてより正解に近づいていく・・・、それが勉強というもの・・・。」
沢山の話し合いと、自立支援法、障害とは何か、労働とは何か、憲法と人権などテーマを決めた学習会・・・。日を追うごとに学生達の目つきが、顔つきが変わっていくのは、私たちにとっても希望です。誰だって、誠実に向き合うところから変われるのです。・・・ここから、ボランティアに加わったり作業所の担い手も育っていきました。
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2012.07.12 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅣ
