NO.2682 この馬鹿げた自立支援法が仲間の願いを阻む・・・。
麦わら帽子が風に揺れています。
(2週間ぐらい前の話だが、アップしておきます。自立支援法は仲間の永井にこたえて支援するのではなく、あらかじめ決まったサービス体系に仲間を無理やり押し込めるものです、・・て話です。)
仲間たちはこの暑い中を、2コースに分かれ、2時間以上リヤカーを引いて近所を行商に回ります。豆腐屋のラッパを吹きながら・・・。
今、遅い給食中。
どんなに暑くても寒くても、近所には「ありがとう、待ってたよ!」と声をかけてくれるおばちゃんたち(お客さん)がいます。
自分の営みが誰かにありがたがられ、喜ばれる…、仲間たちはそういう関係の中で「俺もまんざらじゃないな」とあたらしい自分を発見し、自己肯定観を育て自信と誇りを培いながらが働くのです。
それこそが人間にとって、本来の労働の姿なのです。
だのに!ここ(就労継続支援事業B型)で働きたいと思っても、特別支援学校高等部から、直では利用できません。「就労移行支援事業」でモニタリングをしてから、だと。
「あんたは一般就職は無理です」という「モニタリング」結果がいるというのです。そして、役に立たない人にはお金はかけられません、とばかりに一番安い報酬のB型を利用する資格がやっととれるのです。
朝から走り回ってるのは、この馬鹿げた自立支援法をどうやって、仲間の支えに使えるのか・・・。「大丈夫、俺が守ってやる!」とは言ったものの。頭の固い役所がそうさせてくれません。…無理です。
この麦わら帽子を見ると泣きそうになります。腹が立って腹が立って!
どれほどに彼らなりに頑張っているというのか・・・。
今日はこの後、職員会。
夕方から、相談に乗ってくれるところが一つ見つかりました。土下座してでも頼もうかなあ。
「人が困ってる時に法律がなんや!法律は現場で柔軟に使えば、それが仲間のためやろうもん!!」って、けんか腰にはならないこと!(笑)
(本日、追記)
先日依頼に言った事業者は、「うちは本気で就労を希望する人としか契約しません。1週間ほどの実習をしてもらい可能性を見極めてから、契約です。」と、30代の若い職員に、いとも簡単に断られました。
「人が困ってる時に・・・!ちったあ仲間のことば考えんかい!!」「あんたがおれの部下だったらクビや!」なんて、怒鳴りあげませんでしたが・・・(笑)
幸いなことに、夕方に行ったある就労移行支援事業者に、短期受け入れを快諾してもらいました。
所長さんが私の若い頃からの仕事ぶりをを知ってくださっており、「大脇さんに頼まれたら断れんやろう」だって。地獄に仏・・・!
本日、アセスメントの短期受給を申請し、来週にも面接に行きます。
仲間にとっては厳しい回り道ですが・・・。
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2012.07.25 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅣ
