NO.2680 オスプレイ配備反対の声を 安保条約廃棄と結びつけて大きく広げましょう。
オスプレイが23日にも岩国に陸揚げされようとしている。
最終配備予定の普天間基地を抱える沖縄県民は、県民大会の実行委員会を開き、正式に県民大会を8月5日の午後3時から宜野湾市海浜公園と決め、配備阻止へ県民を挙げた取り組みを行っている。
そして、全国知事会も、、「安全性がいまだ確認できていない状況で受け入れることはできない」と反対する緊急決議をあげた。
■全国知事会:オスプレイ国内配備は反対 緊急決議を採択(毎日新聞 2012年07月19日 23時00分(最終更新 07月20日 00時03分)
民主党の前原政調会長は、「日米同盟の大きな影響をを与えかねないから、配備を延期すべきだ」と、日米同盟堅持の立場から危惧を表明している。全国知事会は高松市で19日開いた会議で、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの国内配備について、「安全性がいまだ確認できていない状況で受け入れることはできない」と反対する緊急決議を採択した。
決議では、オスプレイの墜落事故に関する「機体に機械的な不具合や設計上の欠陥はなかった」との米側の調査結果について、「政府から十分な説明がなされたとは言えない」と批判。米軍岩国基地への搬入と試験飛行を「日米の良好な関係維持への重大な影響が懸念される」と指摘し、オスプレイの安全性や事故原因、飛行訓練による住民への影響を地元自治体に詳細に説明するよう政府に求めた。【平野光芳】

それほどまでに、全国でオスプレイ配備反対の声が上がっても、政府は「地元の理解を得るように全力を尽くす」の一点張りである。一体この政府は、だれのための政府だろうか!?
ご当地アメリカでは、住民の反対でオスプレイの訓練飛行が半年も延期されたとの報がある。
■オスプレイ 米で反対運動、訓練延期(東京新聞 2012年7月19日 07時09分)
返す返すも、アメリカ言いなりの政治の害悪である。米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの低空飛行訓練計画に対し、米国南西部にある空軍基地周辺で反対運動が起き、訓練を半年延期し、内容を見直していたことが十八日、横浜市のNPOによる調査で確認された。米国で住民の不安に配慮していたことは、訓練への懸念が強まっている日本への配備や訓練計画にも影響を与えそうだ。
見直しが行われたのはニューメキシコ州キャノン空軍基地。オスプレイの空軍仕様(CV22)機の低空飛行訓練計画を立て、昨年八月、簡易な環境評価書案を公表した。訓練は夜間に行われ、垂直発着陸のほか、乗組員の降下や物資の投下・回収などだった。
住民らから騒音や安全性、自然環境への影響を懸念する意見が約千六百件寄せられ、空軍は先月、訓練開始の延期を決定。訓練内容を見直し来年の早い時期に発表することにした。
平和問題に関するシンクタンクのピースデポ(横浜市)が評価書案を入手した。
日本では、オスプレイの海兵隊仕様(MV22)機十二機が今月二十四日に岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げされた後、八月に普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備される。早ければ十月にも全国で低空飛行訓練が始まる予定。
日本政府は同機の配備に関し、日米安全保障条約の事前協議の対象ではなく、低空飛行訓練も、日米地位協定に基づく「基地間の移動」として受け入れを決めている。
政府は近く防衛省などの専門家チームを米国に派遣し、安全性を確認させる方針だが、与党内からは「民意を軽視している」との批判も起きている。
ピースデポの塚田晋一郎研究員は「米国では住民の懸念を受け止め、訓練延期が実現している。日本政府も配備や訓練の中止、再検討を行うべきだ」と求めた。
<オスプレイ> 主翼両端のプロペラ部分の角度を変えることでヘリコプターのような垂直離着陸と固定翼機並みの速度の双方の飛行が可能。試作段階の1991年から2000年まで4件の事故で30人が死亡。飛行を一時中断したが、米政府は再設計などで技術的な問題はクリアしたとして量産を決定。今年4月にモロッコで海兵隊仕様のMV22が、6月に空軍仕様のCV22が米フロリダ州で墜落事故を起こした。今月9日にはMV22が機体トラブルで緊急着陸した。
安保の矛盾は日に日に明らかになってきた。国民の安全よりも日米同盟を優先する政治の転換が求められている。
オスプレイ配備反対の声を 安保条約廃棄と結びつけて大きく広げましょう。
■オスプレイ事故、5年で58件 米軍資料で判明(朝日2012年7月20日5時48分)
翼を折りたたみ、日本へ向け輸送船に積み込まれるMV22オスプレイ=6月29日、米サンディエゴ、在日米軍司令部提供
翼を折りたたみ、日本へ向け輸送船に積み込まれたMV22オスプレイ=6月29日、米サンディエゴ、在日米軍司令部提供
オスプレイの事故件数
沖縄への配備が予定される米軍の新型輸送機オスプレイに関連する事故が、量産決定後の2006~11年の5年間に58件起きていたことが米軍の資料で分かった。防衛省は地元自治体に過去の重大事故については説明していたが、全体の件数は明らかにしていなかった。オスプレイは23日にも岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げされる予定で、沖縄県は政府に詳細な説明を求める方針だ。
事故件数は海兵隊安全部と空軍安全センターがそれぞれ公開した文書やデータベースで明らかになった。
それによると、米軍は航空機事故を三つに区分。死者や全身障害者が出たり、200万ドル以上の損害が出たりした事故を「クラスA」、重い後遺症が残るか50万ドル以上の損害が出た事故を「クラスB」、軽傷者か5万~50万ドルの損害が出た事故を「クラスC」としている。
オスプレイには海兵隊型のMV22と空軍型のCV22があり、沖縄の普天間飛行場にはMV22が配備される。海兵隊の資料によるとMV22では06年10月~11年9月に計30件の事故が起きた。Aは飛行中の機体からの出火と乗員の転落事故の2件、Bはエンジンの出火や前脚が折れる事故など6件、Cはエンジン故障や火災、着陸時の衝撃による乗員の負傷など22件だった。
MV22の事故の中ではエンジンの火災・故障が最も多く7件。次いで前脚の破損が4件を占めた。
ポチポチッと応援よろしく。
↓ ↓


- 関連記事
-
- NO.2447 九州「イエロールート」のオスプレイ飛行訓練を止めよ! (2013/03/05)
- NO.2707 沖縄での米軍による性的暴行事件 安保廃棄を語る「社説」なし (2012/10/18)
- NO.2680 オスプレイ配備反対の声を 安保条約廃棄と結びつけて大きく広げましょう。 (2012/07/20)
- NO.2623 オスプレイがまた故障!「しょっちゅうあることだ」と問題にしない日本政府 (2012/07/12)
- NO.2610 「未亡人製造機」オスプレイがまた堕ちた!普天間配備なんてとんでもない、対米従属政治の転換を! (2012/06/15)
- NO.2575 沖縄「復帰」40周年 基地撤去と真の復帰を実現するには、安保条約をなくすことが必要 (2012/05/15)
- NO.2198 破綻した米海兵隊グアム移転費用(約900億円+利子3億円)は、即刻変換してもらい復興支援に回すべきでしょう。 (2012/01/24)
- NO.2090 米軍の呼び込みも原発推進と同じ手口 馬毛島への米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転に反対する! (2011/07/22)
- NO.2028 馬毛島への米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転を断固阻止しよう! (2011/06/26)
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2012.07.20 | | Comments(0) | Trackback(4) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅱ
