NO.2683 働いたら給料をもらう、シンプルで当たり前のこと!
朝、玄関掃除に励むI君です。
この春、特別支援学校の高等部を卒業した彼は、まだ「契約」が出来ておらず、正式な「仲間」ではありません。
いわば、実習生の身です。
(ここら辺の事情は以下を参照ください。)
■NO.2682 この馬鹿げた自立支援法が仲間の願いを阻む・・・。
卒業してすぐの3月半ばから、もう4か月になる。
何か所か実習してみて他とも比べ、本人が希望してきたのだった。前述の事情で契約が出来ないので、本人には「給食費」だけ負担してもらい、あとは無報酬でやってきた。
実習生の身なので、仲間の作業会計から「給料」を出すことはできずに、そのまま来てしまった。
最初は元気もよく、いい感じだったのだが、だんだん遅刻が多くなり最近は常習だった。
父親が早く家を出て、そのあとに彼は家を出るのだが、お母さんがうつ病でかまってやれないのだ。
家に事情があるので、負担掛けないように遅刻は大目に見ることにしてきた。
もう一つ、遅刻の理由らしき問題も。
特定の先輩がいろいろ言うので「怖い」とのこと・・・。こちらはいろいろ調整を図ってきたが、なお遅刻は改善されなかった。
ある日、「そうか、給料もあげずにかわいそうだな」と思い、先月、別のポケットからわずかだがみんなと同じようにに給料袋を渡した。
すると、私のところに、
「親方、お給料もらいました!」
と実にうれしそうに報告に来たのだった。
はたして次の日から、遅刻はぴたりと止まり、今や始業の30分も前に2番乗りぐらいにやってくる。
働いたら給料をもらう、シンプルで当たり前のこと!
みんなが貰っているのに、給料も貰えずいったい何のために来てるのかが分からなくなってモチベーションも下がっていたのだろう。
・・・契約まではまだ道のりがありますが、気持ちは同じ「仲間」です。
朝一番の掃除から、はりきってま~す。
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2012.07.25 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅣ
