NO.2688 「原発規制委員会、人事案撤回を!」の声を大に!委員長には小出裕章さんが最適任だと思います。
昨日の、原発再稼働反対、官邸前集会」の大きなテーマが、原子力規制委員会の人事案を批判し撤回を要求するものだった。
はじめに、私は委員長には小出裕章さんが最適任だと思いますが・・・。
ところが政府の案は、田中俊一・前原子力委員会委員長代理を委員長に以下の5人である。
8月1日の参院議院運営委員会で田中氏が、「人類が原子力はコントロールできる」「今後、より安全な原子炉の研究開発に力を注いでいってもらいたい」と語り、原発推進の立場を明言したことはご存じのとおり。
福島の事故が、原子力は人知によりコントロールが出来ないことを証明しているにもかかわらず!です・
さらには、原発の40年運転制限期間についても、「(延長は)一律にだめだということではなくて、新しい安全規制、基準に合致できることを確認したうえで判断する」と、老朽化原発の運転延長も可能だと発言したぐらいです。
こういった発言は彼の経歴・立場からは当たり前のことなのだろう。
日本原子力研究所(原研、現・日本原子力研究開発機構)で研究生活を続けた後、副理事長も務めた田中氏。国の原子力委員という重要ポストのほか、日本原子力学会(学会と言っても、純粋な学会ではない。原発関連会社の社員もわんさか加入している、いわば原発推進学会である)の会長も歴任しており、いわゆる原子力ムラの住人の中でも飛び切りの「エリート」と言うべき経歴の持ち主だ。
原研は長らく、国内の原子力関連研究の中心組織として、戦後の原子力開発に大きな役割を果たしてきたのである。
そして、原子力委員会は原子力行政の民主的運営のために設けられた組織だが、その目的とはかけ離れ、通産省のもとで、電力業界などと癒着し、「安全神話」をつくりだし国民をだまして原発推進に大きな役割を果たしてきたのである。
こうした反省のもとに、文字通り行政とは独立した名実ともに原子力を規制する機関の必要が求められ、設置することになったのが原子力規制委員会である。
しかも、「原子力規制委員会」の候補5人のうち、委員長(任期5年)候補の田中俊一・元原子力委員会委員長代理ら4人に、“原発マネー”が合計276万円、わたっていたことが明らかになっている。
原発に金で買われた「ムラ役人」だ!(実質的にもらってきた金はこんな額じゃないだろうが・・・)
■しんぶん赤旗 2012年8月3日(金)
原子力規制委 委員候補に原発マネー 5人中4人に計276万円
規制委員長の任期は5年。
その間は内閣が代わろうとも解任・解職・免職等の罷免権は認められない。
これは政治からの独立性・中立性を担保するための措置だが、こんなあからさまな原発推進の政治的思惑を担う人事が決まれば、今後の脱原発の道には大きな壁が出来るということだ。
声を大にしたい! 原発規制委員会、人事案撤回を!
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2012.08.04 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・さよなら原発!
