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NO.2704 「陶友通信 NO.134」を発行しました。 特集「働く」について考える。

 久しぶりのアップです。
いつの間にか50万アクセスを超えていました。みなさん、ありがとうございます。

20080920094823.jpg

 残暑厳しい中ですが朝夕はしのぎやすくなりました。
もうすぐお彼岸ですもんね。
気候の変わり目、どなた様も、くれぐれもご自愛ください。

 さて、「陶友通信 NO.134」を発行しました。
ぜひお読みください。

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(一面)
特集:「働く」を考える。

テーマなしで職員から原稿集めたら、期せずして「働く」ことに関する特集に!巻頭は、「麦わら帽子の物語」と題し、月刊誌「きょうされんTOMO」9月号に掲載されたものの再掲です。ご一緒に考えてみてください。

●今日も仲間たちは、炎天下の暑さに負けず、近所にリヤカー販売に出かけます。仕入れた豆腐や加工した団子や揚げ、野菜などを積み込んで・・・。
●パープー♪とラッパを吹きながら。

●売り上げはイマイチですが、いつも待っていてくれているお客さんたちがいます。笑顔とともに、「暑かろう、頑張っとうしゃんね!」「待っとったとよ、ありがとうね!」とやさしく声をかけてくれます。時には冷たいジュースの差し入れもあります。
●「労働」は、人と人を結び付けてくれます。その関係の中に、仲間たちの姿が映し出されます。仲間たちは、「ありがとう」と言ってもらえる自分の姿を見つけるのです。
●そして、誇らしい気持ちになりもっと頑張ろうと思うのです。
●それまでは文字が苦手で、もう何十年も文字を見向きもしなかった63歳のKさんは、60近いある日突然、手帳と鉛筆を持ち文字を書き始めました。新しいお客さんに「お得意さん」になってもらうために、住所と名前をメモしようと思ったのです。
●「人の役に立ってる」という実感は、「もっといい仕事がしたい」という意欲を高め、新しいことに挑戦する自分を作り出すのです。
●そうやって人間は、「働く中で たくましく」成長するのだと思います。
・・・だから、働くことが楽しくてしかたないのです。
・・・この季節、麦わら帽子は大事な相棒です。

★「『労働』こそが人間を創造した」

◆労働は、人間生活を豊かにする有形無形のモノを生み出す。それだけではなく「人間そのもの」を創造してきた。 
◆例えば狩りという集団労働。獲物を捕らえるためには作戦を共有し役割分担をしなければならない。そのためには「言葉」が必要だった。◆知的な道具である言葉は、その発声器官の発達とその意味を理解する脳を飛躍的に発達させてきた。そうした身体の器官だけでなく、「頑張って捕ってやる」という意思、心までも…。◆私たちの先祖のたゆみない労働の産物として今日、私たち人間自身がある。◆一見、あたかも稼ぐために仕方のない活動かに見える今日の労働。その中で命が擦り減らされ奪われる労働…。◆仲間たちの「働く」は、鋭く「現代の労働」を問うているのだと思う。(友)

★「こんな雨の中 障害者を働かせるなんて!?」

雨の強い日、陶友に1本の電話が入りました。
「こんな雨の中、なんで利用者を働かせているの?」という内容。その方は、リヤカーの様子をいつも見ていたそうです。「それは彼らが障害者だからですか?」聞き返しましたが、言葉を濁され電話は終わってしまいました。
仲間たちが障害者でなかったら、同じことを質問したでしょうか?
昔から障害者は、弱く守られる存在でした。健常者と同等に働くことが難しいため、働く権利さえなかった時代もありました。その歴史が今でも残っていて「働かせるなんてひどい。可哀そう。」と思う方もたくさんいます。しかし、大人になっても一人前として認められず働くことも許されないままでは、自分自身を生きているとは言えません。
人間は、働くこと(労働)により発達していく生き物です。同じ目的を持った集団の中で他者の存在を感じ、ともに目的を達成するために自分はどうするべきかを考えることで成長していきます。労働による発達が保障される権利は、仲間たちにもあるのです。
食品班は“町のお豆腐屋さん”として毎日リヤカーを引いています。たとえ雨が降っていても「お客さんが待っているから」と出かけていきます。働くことを一番に望んでいるのは仲間たちなのです。
町で働く仲間たちを見かけたとき「可哀そう」と思うのではなく「今日も勢が出ますね」と声をかけてください。きっとそれが仲間たちにとって一番誇らしい瞬間だと思います。     (T)

コラム「鬼瓦」

★大津市のいじめ自殺事件以来いじめ問題が再びクローズアップされている。いじめがいい事だなどとは誰も言わない。学校や教育委員会が「隠す」ことが指弾されている。★文科省が、「現場任せ」にせず国が主導するといい、「いじめへの対応を学校や教員の評価に反映させる考えも」との報道も。★そうなれば、いじめはまた水面下に隠されるだろう。必要なのは管理ではなく現場が心から向き合い協力しあうことをどう援助するかだ。★そもそもこの大人社会こそがいじめの「お手本」じゃないか。障害を自己責任として応益負担を押し付ける自立支援法。発達障害者は社会の邪魔とばかりに求刑以上に牢屋に押し込めようとする障害者差別判決。低所得者や自営業者など弱者に負担の重い消費増税。世界一危険なオスプレイを沖縄に押し付ける「沖縄差別」、下請けや労働者いじめ…、枚挙にいとまがない。★さる識者が「いじめは今日の教育の成果だ」と皮肉った。子どもたちは大人の背中を見て育っているのだという自覚が大人社会にあまりにも希薄なのでは?★アメリカの黒人解放指導者キング牧師は語った。「この社会の変動期における最大の悲劇は悪人たちの暴言や暴力ではなく、善意の人々の不気味な沈黙と無関心であった」と。★関心がなくても関係があるのだ。無関心は悲劇を生み出すのである。障害のある仲間たちと向き合う事が人間社会へ関心のきっかけになればと切に思う。(友さん)

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 (陶友通信 NO.134 二面)

★「自立支援法に振り回されながら
              それでも 陶友で働きたい」


人が好きで明るくノリのいいIさん(18)。
特別支援学校時代の実習で「陶友で働こう」と心に強く決めました。そして今年4月に卒業し、(正式な契約はできず実習という形で)陶友に通っていました。、いつも明るく販売も元気いっぱい勤め、通所当初から先輩達にも人気者。
ところが8月から岩永さんは、「しばらくの間“出張”」ということで、別の施設に通っています。
自立支援法は学卒後すぐには陶友の様な「就労継続支援B型事業」の利用を認めていまないからです。

自立支援法は、障害者の一般就労を促進するとして、働こうと思えば、学卒後は「就労移行支援事業」という一般就労を目指した訓練を受けなければなりません。そこで一般就労できるか否かで道が決められるのです。
本人の希望に基づき、散々お願いするも、役所は「就労移行支援のモニタリング(判定)を受けてから・・・!」と陶友の利用を認めてくれませんでした。
泣く泣く、「あなたは一般就労は無理です」という「烙印」を手に入れるためにほかの施設に二か月通うことになったのです。
一般就労がすべてではありません。自立支援法ではこのような行程を経なければ、障害者は自分の希望に応じた仕事選びも自由にできないのが現状です。
・・・元気印が一人減り寂しいですが、彼自身のこれからのためにも「二カ月の出張」をぜひ務め上げてほしい。「Iくん!陶友でみんな待っとるけんね!」
(I)

★「被災地支援報告第2弾
    復興にほど遠く疲れ切った現場
       手厚い人的支援を!」

八月上旬に二度目の被災地支援に行った。場所は前回と同じ南相馬にある施設。一年前からの変化に期待しつつ現地入りした。
今回の活動は、主に作業支援だった。とても多くの仕事があり驚かされた。震災直後は仕事を委託してくれる業者がなく、自主製品づくりしかなかったからだ。それに伴い当時は工賃も激減していた。それが今では、職員が入っても追いつかない量の仕事があった。利用者それぞれにも仕事があり、工賃も震災前にかなり近づいていた。一見して明らかに状況が好転している様子だった。
しかし、その裏で支援員の派遣が続いている理由も明確にあった。施設の利用者や仕事が増えたこと、その反面未だに新たな職員の確保ができていないことである。
利用者が増えたのは、震災後に地域に埋もれていた障害者が見つかり受け入れたこと、再開できない他事業所の利用者の希望を受けたためなどである。
職員不足については働き手が街にいないこと。未だに避難したままの人が多く、いくら求人を出しても応募がないのが実情だった。これでは利用者の仕事や数が増えるにつれ、職員が厳しい状況に追いやられて当然である。私が入った施設では仕事の納期を守るので一杯いっぱいの状態だった。
震災からこれまで、職員は目の前にある現状に対してがむしゃらに取り組んできたそうだ。だが、先が見えない状態が続き心身共に疲弊していた。最近ではカウンセリングを受けたそうだ。
この状態を一刻も早く改善することが今一番必要なことだと強く感じた。人員派遣の支援を年内いっぱいまで続け、その後は未定と聞いた。しかし、その後を想像してみると、とても打ち切れる状況ではないと思う。震災から一年半ほど経ち記憶が風化され始めた今だからこそ、もう一度厚い支援が被災地には必要だと思う。
( J)

★「日焼け顔の君に学ぶ」

今年の夏、仲間の働く姿を通して自分を振り返る事がありました。きっかけはY君の日焼け。
働き始めた頃の彼は、目新しい事が楽しいだけの状況でした。成人式を楽しみにしてはいても、大人になるという事は漠然としていて、真夏にリヤカー販売すれば真っ赤になったり、途中で帰ってくる事もあったりしながら午後はぐったり・・・
 ところが今年、健康的な日焼けをし始めたのです。そしてそれをきっかけに改めて観察してみると、午後も笑顔で仕事に取り組み、当初は仕事を中断すると混乱していたのに今では、仲間が声をかけると手伝う。自分がリーダーの日はより誇りを持って仕事をする。疑問を持ったり、躓いたりしたときは、何が疑問や不満なのかを聞きだし、仕事に取り組む姿勢や手順を一緒に考えました。するとそれを吉村君のペースで受け止めようとしていたのです。一見、子どもの様にしていても自分の仕事に向き合う大人になっていました。
 私は、日焼けを見るまでそれに気付く事が出来ていませんでした。いつも仲間を見ているつもりだったのではないかと反省しました。そして、一緒に働く大人として私の仕事は出来ているのかと反省し、改めて私の仕事を自分に問い直そうと思いました。仲間と仕事をしていたからこそ気付けた事です。一人の大人として自分と他人とどう向き合えばよいか、仕事とは何か『今』また考えようと思えた出来事でした。ありがとうY君!
     (K)

*編集後記*
●理屈っぽくなった今月号、如何でしたか?原点に返り」作業所の存在意義を確かめてみたいと思った次第。●原発いらないを証明したような「節電の夏」も終わり、秋めいてきました。みんな元気でやっています。●これからは秋に一泊旅行で息抜き、冬の陶友祭に向け全力です。季節の変わり目、みなさん、くれぐれもご自愛ください。(友)




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2012.09.15 | | Comments(2) | Trackback(13) | ・陶友通信

コメント

思わず、一気読みしていまいました。どの記事も、現場からの視点で書かれていました。厚労省の形式主義と対極をなしていました。

2012-10-01 月 04:00:07 | URL | jeanvaljean #- [ 編集]

jeanvaljean さんへ。

ありがとうございます。
ご無沙汰しています。
現場にこそ、真実があります・・・なんて大げさですが、目の前の問題を解決するのが目的ですから。
みんなで頑張ります。
とても励みになりました。

2012-10-01 月 21:41:50 | URL | 友さん #- [ 編集]

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