NO.2725 原発と生命は共存せず!原発政策の本質は「国民の生命を預かる政治の問題」であり、あれこれの条件を付けて何年後に脱原発というのはまやかしに過ぎない、脱原発は「無条件に!」「ただちに!」「即時!」ゼロ!
いよいよ明日が総選挙の公示日です。
公示を前に考えたいことは色々あるのですが・・・。
今日は原発問題に限って書き込みます。
これはフクイチの教訓をどう生かすかという問題です。
結論から言えば、原発問題の本質は「国民の生命を預かる政治の問題」であり、あれこれの条件を付けて何年後に脱原発というのはまやかしに過ぎない、脱原発は「無条件に!」「ただちに!」「即時!」ゼロ!ではありませんか?
今日の東京新聞からです。
東京新聞さん、なんで4党だけなんでしょう?!
日本未来の党が2日発表した「卒原発カリキュラム」骨子は、大飯原発の停止など前提環境を整える「助走期」と、その後のエネルギーシフトに向けた「離陸期」に分けて、原発をなくす道筋を示したのが特徴だとされていますが、この間、未来の党の嘉田氏はブレまくってきました。再稼動を容認したり訂正したり・・・、そもそも橋下氏とともに現在稼働中の大飯原発の再稼動を「現状では認めざるを得ない」としたのも嘉田氏でした。
「新幹線問題でもそうだった」との指摘もあり、本来そういう人だという声も聞こえますが・・・。
嘉田氏が揺れているのは、原発問題の本質を「国民の生命を預かる政治の問題」と捉え切れてないからじゃないでしょうか。
だから「卒原発」は年限を区切ったり、「電力需給体制を確立する」とか「再生可能エネルギーの開発・普及計画などの道筋を」とか色々な条件をつけざるを得なくなるんじゃないですか?
「(東日本大震災が起きた)3・11が日本政治の転換点。未来への政治をつくる」というなら、フクイチの最大の教訓は、「原発と生命は共存せず」です。
原発問題を経済エネルギー政策の枠の中で語るから、財界の圧力や色々な政治的な力でブレるので葉内でしょうか。
以下記事より。
■ 「卒原発」未来が公約(東京新聞)
日本未来の党代表の嘉田(かだ)由紀子滋賀県知事は二日、都内で記者会見し、衆院選公約を発表した。十年以内に完全に原発稼働をゼロにする「卒原発」が柱。小選挙区の第一次公認候補百九人も発表した。十二党が乱立するが、未来の党は民主、自民両党の次に多い前衆院議員を抱え、日本維新の会と合わせ、四党を中心とした衆院選の構図が固まった。未来の党は他の三党に比べ、リベラル色が鮮明なのが特徴だ。
嘉田氏は会見で「(東日本大震災が起きた)3・11が日本政治の転換点。未来への政治をつくる」と表明した。
卒原発は、十年以内に国内で原発を稼働させる必要がない電力需給体制を確立することを目指す。公約とともに発表した工程表では助走期と離陸期に分け、三年で再生可能エネルギーの開発・普及計画などの道筋をつけた上で、残り七年で実行に移すとしている。
稼働中の関西電力大飯(おおい)原発(福井県)の即時停止も打ち出した。
また、嘉田代表はテレビ朝日系の番組で維新の会の橋下氏に対し、「石原さんと一緒になった時、原発政策は少し後退したのかと心配になった」と述べた上で「橋下さん、お互いに協力体制をとっていきたい」と呼び掛けたのですが・・・。
その維新の会ですが。
「維新」政権公約では「原発は2030年代までにフェードアウト(消失)させる」と言い、そに石原代表が異論。「見直させる」と発言。しかし、それをうけた松井一郎幹事長(大阪府知事)は2012年11月30日夜、再び「フェードアウトするのは間違いない」 と発言・・・。この党らしい右往左往ぶりですが、なぜでしょう?
維新の会の原発政策の右往左往の基本は、その党のらしさをあらわしてるのですが・・・。
そのひとつは、「俺が俺が」の野合政党であること。
二つ目にはその政治路線の基本に、「徹底した競争主義」による「成長戦略路線」「規制緩和路線」があること。つまり、原発問題を経済政策の中にしか位置づけられないから。(その政策も間違っているのですが・・・)
原発問題は経済・エネルギー政策が本質ではなく、生命をどう守るかという基本から捉えるべきだと思います。
そうすれば、他の政党でもそうですが、期限を区切ったりするのは、まやかしではないでしょうか。
脱原発は、「無条件に」「ただちに」「即時」ゼロ!しかないのです。
未来も維新もそういう意味では、親和性があるからこその嘉田氏のエールだったのでしょう。
10年後だとか20年後だとか、「助走期」「離陸期」だとか・・・、あいまいでは結局再稼動容認につながるのです。
無条件!に「ただちに原発ゼロ」「即時原発ゼロ」を!

■「即時原発ゼロ」、日本共産党の原発政策をお読みください。
→http://www.jcp.or.jp/web_tokusyu/2012/11/vision01.html
最後に、フェイスブックで紹介されている二つのポスターを紹介しておきます。
核と生命は共存せず!
無条件に即時脱原発、再稼動中止へ。

かわいいイラスト!(≧∀≦)
そぅだょ、
原発イヤだって言うのは
社会的でも政治的でもない、
「生きたい」ってのと同じことなんだよ。
命の問題です。
ただでさえ汚してしまった水と空気をどうするかも分からないのに
同じのを動かしたり追加したりするなんて
ダメに決まってるでしょ?
何も解決してないのに
ナイフを持ったままの殺人犯を釈放するのと同じだよ。
止める方法はまだ分からない。
でも選挙がその内の1つであることは確か。
政治家に文句言ったり不信感持って選挙行かないって人よ、
何回の選挙に行ったから、
何回のデモに行ったから、
何年座り込んだから、
何回国会陳情に行ったから
もう諦めちゃうんですか?
辺野古や上関や大間のあのオジィやオバァが
何年諦めずに訴え、
座り込み続けてると思いますか?
SNSでは流れてってしまうから、
何度でも言うよ。
私の父が30年も前に闘ってた環境問題で負けて後、
対立してた役場の職員が来て、
「いやー、こっちも倒れそうで危なかったですよー(笑)」
一瞬、腹立つけど、
よく考えてみたら、
全く動かないように見えてたあの大岩も、
実は裏で必死で抑えてたのかもしれない。
あと一押しなのかもしれない。
だから!
「妄想エンジン」をブルンブルンかけて暴走老人石原やら橋下やら安倍をなぎ倒して
今度こそ私達が押し倒す番だよ!
行こう!みんなで!選挙へ!
大岩を倒すのはあと一押しだ!
いちゅんどー!
私達が作る未来へ☆
みなさん、よろしく!
一緒に止めましょう!
即時に原発を。なんとしても消費増税、TPP参加を。

[今日のポスター]はこれ。
親愛なる友達へ。
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原発はエネルギー問題ではありません。人権問題です。
被害にあった人たちだけでなく、原発の後片付けをする人々の
人権を踏みにじっています。
バブル以降、日本経済が回復しないのは、原発に湯水のごとく使われた税金のせいです。そして、来年からはさらに、原発不況が悪化します。
所得税も住民税も消費税も、2回にわたって増税されます。さらに、厚生年金も国民年金も上がり、逆に支払われる額はカットされます。
電気代も上がります。つまり、消費税の上に諸物価が上がるということです。
そして、東電は福一の処理のために、さらに10兆円を要求しています。
日本の税収は約40兆円です。1/4です。
新しい原発は1つ1兆円。モンジュは5兆円。
このままの政治で、あなたは生きていけますか?
それでも、電力会社の社員は平均700万円の給料です。
選挙は私たちの意思を示す、チャンスです。
「原発・即時廃止、反TTP、消費税撤回」の候補者に投票してください!
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テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2012.12.03 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・2012年衆院選挙
