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NO.26 夏休みの「絵日記」

 いまどきの夏休みの宿題に、絵日記を毎日つけるというのは、ないようだ。

 小学校の、毎日の「絵日記」には、本当に、苦労した。

 ひとつには、貯まってしまい、思い出せないのである。これは、誰しも同じだったろう。
 もうひとつは、書くことがないのである。

 野良仕事に連れ出され、合間をぬって必死に遊んだ夏休み。とにかく、単調で毎日が同じなのだ。仕事の手伝いも、遊びも一通り書けば、もうネタが無くなるのである。

「にいちゃんと、いそに、もぐりにいきました。イセエビを10ぴきとりました。はらがへっていたので、すぐにひきさいて、塩水につけて食べました。うまかったです。それから、流木で火をおこして、やいて食べました。とってもうまかったです。家には、6ぴきもって帰りました。お父ちゃんがびっくりしました。お母ちゃんが、ゆがいてくれて、家族みんな1ぴきずつ食べました。えびをとったのは、にいちゃんで、ぼくは、運ぶ係りでした。」
とか、特別に大漁だったらまだしも・・・。(禁漁期間でも、こどもたちは、練習とみなしたのか、おとがめなしだった。)

 ある時、私は、「今日は、書くことがありません。きのうと同じでした。」と、何日分かを、溜め込んで書いていた。夏休みの終わり、母が一通り、チェックを入れたとき、怒られてしまった。
「よく思い出して、なんかあったろうが!?」
 ・・・「先生が、書くことがなかときゃあ、こいじぇよかっちゅうた!」と、抵抗した。

 そんな先生が実際にいたのだ。
「種子島の子は、かわいそうだ。夏休みになったら、朝から晩まで百姓の加勢だ。都会の子は、学校にもいかんで、ほんとの休みなのに・・・おまえたちは、夏仕事じゃあ」と。何年のころの先生だったか記憶は、定かじゃない。

 ふだんはおとなしく、従順な私が抵抗し、先生の話をすると、母は「そうじゃなあ。」と、あきらめ、「わごう(おまえは)正直じゃあ」とため息をついた。
 あの時母が、「もっとしっかり見てみなさい、同じ日があるわけないでしよ!」などと、教育していてくれていたら、私は、暮らしをもっと深く見つめ、描けるリアリズム作家になっていたかも知れないのに・・・。(ナンチャッテ!)
 私は、平凡な「正直者」になることとなった。

 ともあれ、夏休みの「絵日記」。いまは、懐かしきかな。

 

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2007.08.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・自画像・自分史断片

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