NO.252 偉そうに・・・。
わが零細企業には2人の若者がいる。
まあ、よくやってくれてはいる。が、私は現状には満足しない。
「安月給で、これ以上求めるのは可愛そうだなあ」とも思う。
今日、偉そうに「もっと!」を求めた。
当ブログのリンク集に「陶友職員ブログ」というのがある。
文字通り、職員が自由に書き込みするブログだ。
が、忙しくてなかなか書き込まない。昨日、とくいがなかなか良い記事を書いていたので、「上から目線」で、褒めておいたのだが・・・。
今日、2人に「もっと書け。少なくとも週1,2本は」と言った。
「この仕事で見える風景、いいなあと思う事、仲間を、自分を。感性を磨け」
「感動を書け、感動する仕事をするんだ」などと。
(ここまで面と向かって言うのは恥ずかしいから、その場では言わなかったけど、今言っておく。おい、くり、とくい、感想と決意表明をコメント欄に書いてくれよ。俺を孤立させるなよ)
私は、若い頃最初の職場で、「陶芸班通信」というものを、週1回ほぼ3年半に渡って出した事がある。
「俺なんか、当時の職場ではアカだから干されて、自分で力をつけて仕事で認めさせるしかなかったんだぞ(アカの壁なんて屁理屈じゃ破れない!)・・・しかも、ここみたいに色々勉強したり話し合う事も、指導してくれる人もいなかったんだぞ」と、偉そうに当時の事を話し、「俺を育ててくれたのはこれだ」と、2冊の「陶芸班通信」を見せた。版下を大事にとってある。
(今でも壁に突き当たると、一人でめくる事がある。励ましてくれる、私にとっては心の宝物だ。)
読者は、たったの7人。担当する障害者の親。・・・そのうち、職員や法人事務局にもアピールして、読んで貰う様になるのだが・・・。
私たちの福祉労働は、利用者や家族の願い・要求に応えること、それは信頼されているかどうかということで測られる。
その為には自分の仕事を、関係者に問わなければならない。関係者の評価に自分をさらさなければならないのである。
私は「通信」で、家族に知らせ問い続けた。
何を書くのか?日々の困った事や、問題を書き上げればキリがない。そんなものを見て、親が喜ぶはずもない。
だから、一人ひとりのいいところを探すようになる。その事によって仕事の仕方、目線が変わってくる。
援助する事は悪いところばかり見てはできない。いいところを探し、そこに光を当て伸ばすことが柱に座らないと・・・。そこから、共感も生まれ、心から良い仕事をしようと思うようになる。
その「通信」を見て、親もわが子のいいところに気がつき、ほかの仲間のことも見るようになる。
1対1の連絡帳だけでは、わが子しか見えないが・・・。
・・・いくつもの効用があった。
書く事を課題にすると、書くに値する仕事を意識的にするのである。
他人の目を通して、自分を客観視し、点検できるのである。
他人の目は、自分の応援団なのだ。
あ、・・・きりがないな。
・・・要するに、自分の経験から偉そうに、書くことを勧めたわけだ。
「書くことは、見つめる事につながる。見つめる事は、良い仕事をする事につながる」などと、・・・偉そうに。
福祉の仕事は、それだけ大事で魅力ある仕事だ。
国民の中に、語るに足るこの仕事をして、その大切さと値打ちを伝えなければならないのだ。
現場が困難であればるほど、国民の理解と信頼が力になるのだ。
闘うエネルギーは、そこからしか生まれてこないのだ。
・・・この若者達の頑張りを、確かなものに実らせてやりたいんだよ。
俺って、ほんとは見かけによらず優しいと思うんだけどぉ・・・ははは。
お気楽に行こうとおもったけど、又一人で熱くなっちゃった。
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テーマ:それなりにがんばってんだよ - ジャンル:日記
2008.01.10 | | Comments(8) | Trackback(2) | ・仲間とともにⅢ
