NO.255 「俺にもなんか しゃべらんか。」
陶友の給食は12時半から。
「給食ができましたー」という声で、みんな作業に区切りをつけ各々食堂に。
一斉と言うよりは三々五々である。好きな場所に座り・・・。
私は定席である。
今日遅めに行くと、殆どは食べ終わり遅番組みが数人。隣はカゴさん。
「よお、久しぶりやな。俺にも何んか話さんね。」と先ずは軽い突っ込み。
このカゴさんは、まあよくしゃべる。
しゃべりをとめると息が出来なくなり窒息するね。それぐらいにしゃべる。
ところが、私には、必要な要件しか話さない。
かつて陶芸班にいた頃、このオシャベリがトラブルになる事が多くて、よく注意したからだろう。
その後、治しようもないおしゃべりを生かすべく、食品班をつくりお客相手の仕事に回したのだが・・・。
で、いじめるのである。
「あんた、他の人にはなんでんかんでんしゃべくるとに、俺にも何か話さんね」
「なんかって言われても・・・」
・・・「さあ、なんて言うかなあ」と、団塊の調理人がいじめに加担する。
「何でんかんでん他ん人には話しよろうが、それとも、あ、あんた俺を差別しとるな!」
「そんなあ、差別なんかしてませんよぉ」
・・・「カゴさん、こっちへいらしゃいよ」と、ため息の事務員が助け舟を出すが。
「じゃ、なんで俺にだけ、話さんとや?そうか。俺のことが嫌いなんや」
「もうなんでですか。好きですよ!」
「ホントか?適当に口先だけやろ」
「好きだから、○○園やめて陶友に着いて来たじゃあないですかあ」
「ほんとに好きやったら、キスせんか」
「もう!」
・・・こういう、ちょっと膠着状況の時、必ずツンクンが、打開に入る。
「友さん、好きです」と。
「そうか。俺にばかり言わんで、カゴサンにも言うてやりぃ」というと、
ツンクンは「おーーー、カゴじい、好きや好きや」と抱きつく。
で、いじめが再会される。
「なんか話さんね」
「な、なんかって言うてもぉ・・・」マジ困り顔。
・・・「カゴさん、さっき怒ってたこと話したら?」と、とくいが助け舟を出す。
「なんば怒っとったとや?」
「誰でも間違う事があるから、助け合わんと!」と持論で盛り上がって来て言う。
話を聞くと、商品の大根の数を数え間違えて、ユコチャンに指摘されたようだ。
ユコチャンの言い方はきついところがある。
カゴサンは、人のことには何でも口出しし、仕切って下知をしたがるのに、人から言われると嫌がり過敏に反応する。
それで怒っていたようだ。
今年還暦だが、枯れることを知らず、お盛んである。
「意地悪したんじゃなかろうもん。間違った事を教えてくれたんや。助けてくれよるっちゃろうもん。それも助け合いやろうもん」
・・・盛り上がりは一転、盛り下がる。
やっぱり、俺は煙たかろうね。ははは。
「一時は黙っとらんか!」と言ったり、「俺にも話さんか!」と言ったり・・・。
おしゃべりは大事でしょう。人生の大半は、どうでもいいような事のおしゃべりですもの、ね。
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2008.01.12 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅢ
