NO.267 本気で生きる・・・ドラマ「フルスイング」を観て。
久々に、シンプルでストレートな本気に生きることを描くドラマを観た。 【ドラマのストーリー】 彼とは一学年が80名ほどの小さな田舎町の小学校で一緒でした。当時は相撲が全盛の時代で 、彼は学校の代表として近隣の相撲大会で優勝したりして 活躍していましたが、5年生のころから自分は将来プロ 野球の選手に成るんだとたえづ言っていました。
皆さんもご存知でしょうが、プロ野球の打撃コーチだった高畠導広さんが、59歳で高校の教師になる話。
こちらを参照→NHKのドラマ案内
「教える」ことに人生の全てを捧げた一人の男がいました。打撃コーチ高畠導宏さん。七つのプロ球団を渡り歩き、落合、イチロー、小久保、田口を始め、30人以上のタイトルホルダーを育てた名伯楽は、還暦間近で福岡の高校の教師になりました。
高畠さんは30年のコーチ人生で培った優れたコーチング力で、悩める思春期の子どもたちと現場の教師たちを大きく変えていきます。
自ら、悩み、迷い、葛藤する姿をさらけ出す素敵さ。高みから何かを教えるのではなく、「生きる力」を伝えようとする熱意。「俺だけの先生」「私だけの先生」と子どもたちに思わせる「好きにならずにいられない」教師の姿がそこにありました。
わずか1年でがんに倒れ、志半ばで逝去した新米教師「高さん」と、彼の思いを受け止め、成長していく子どもたちと教師たちの感動の実話をドラマ化します。
第1回目は、教育実習期間の出来事。
はじめは、授業で生徒たちの夢を聞きだそうとするが、夢なんて白々しくてウザイ生徒たちにはぐらかせられ、失敗する。
しかし彼は、実直で本気。ただ、夢を聞いて応援したいと思うだけ。
生徒たちの写真を撮り、ノートに貼り、名前と性格、夢を記録していく。
その過程で、だんだん生徒たちが心を開いていく。
一人の生徒は、両親が次々に蒸発し、親戚に引き取られているが、一言も口を開かず・・・。
しかし、この写真を撮る姿を見て、心を開いて関わって来る。
心の底で、写真家を夢見ているのであった。
実習最後の授業で、また夢の話をする。
ノートを見せながら、
「君たちの夢がここにある。どんな時も、君たちの夢を応援する人が、必ず一人はいるということを覚えておいて欲しい」と語る。
・・・生徒たちが、そのノートを見せてと、前に出てくる。
あらすじを書けば、ただシンプルなだけだ。
しかし、その中に一点の疑いも無い、彼の信念がある。
「夢を持とう。君の夢を知りたい。君の夢を応援したい」
生徒に接する態度は、
「大きな耳。小さな口。優しい目」
打撃コーチ時代の彼の、選手への接し方である。
陶友での学生の実習でも感じたことだが、
いまどきの学生や若者は、冷めていてつかみどころが無いと言う印象を持っていたが、
こちらが、まっすぐに向き合い、本気でかかわれば、必ず正面から向き合ってくれる。
小手先の技術ではなく、ためらわず、奇をてらわず「真っ直ぐに、本気で」と思う。
彼らは、そういう風に向き合ってくれることを、大人たちに求めていると思う。
番組の掲示板に次の書き込みがありました。
小さいときからしっかりと夢を追いかけていたんですね。本物はやはり違うな。
体も 小さいし、こんな田舎からプロ野球選手なんかになれっこないと我々同級生は思っていましたが、彼はどうして も野球がやりたくて中学に入る時に、遠縁にあたる高畠 家に養子に行きました。
幼い時期に親元を離れ養子に行った彼の決意に驚き、感心したのを五十数年経っても 昨日のように思いだされます。
「夢は、君たちを大きくしてくれる。・・・夢は、迷ったとき、道を照らしてくれる」
ドラマの中で、生徒たちの夢を聞き出し、夢について語っていた。
我が家の、ドラマ鑑賞シーン。
心を閉ざし、話もしない生徒のことを、4女は心配し、「蒸発って何?」と聞いてくる。
合点すると「悲しくてこころを開けないとよ」と言う。
高畠さんの写真のとり方を見て、「逆光だからだめ・・・」と心を開き関わって来るシーンで、私は涙があふれてくる。
娘は、「もう、又、すぐお父さんは泣くんだから・・・」とテレくさそうに言う。
「娘はそんなに言わんで、タオルを取ってやりぃ」と、おっかあが言う。
「父さんは、心が触れ合うとき、どうしても涙が出るんよ」と、私は照れる。
・・・、「まだ泣きよる」と言われながら、涙を拭いている。
「だって、すぐは止まらんと!」
「大きな耳。小さな口。優しい目」
これいいな、今からでも、真似しようかな。
番宣ではないですが、いいものは素直にいいと思いました。心に書き込んでおこうっと!
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2008.01.20 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・マスコミ・テレビ・新聞Ⅰ
