NO.269 自民「結党以来の危機」打開は、大連立・政界再編で(?)。
自民党大会によると「結党以来の危機」らしい。
元気が無いはずだ。福田首相もうつむいて、原稿棒読み。与党席からも拍手はまばら。
「生活者、消費者が主役となる社会」を実現するために「あらゆる制度を見直す」
・・・と、福田首相は施政方針演説で述べ、39分の演説中に38回も「国民」と言う言葉を入れた。「国民本位」「国民の立場に立って」・・・。
しかし、暮らしの問題でも、外交や安全保障の問題でも、打開策は見えなかった。
社会保障問題では、高齢者医療や生活保護、障害者自立支援法でも、噴き出す国民の反対に対して、1時的・部分的凍結策は打ち出すが、かといって、本予算での毎年2200億円の社会保障費カット路線には手を入れられない。
雇用問題でも、派遣問題で、最大手のグッドウィルやフルキャストが無法を繰り返し、事業停止命令に陥る中で、財界の「派遣の自由化をもっと進めろ」と言う要求には、応じられなくなってきている。かと言って、労働者の要求にこたえて、派遣に規制をかけることも出来なくなっている。
立ち往生なのだ。
立ち往生しながら、そのまま消えていくのか?
「国民、国民」と言うならば、その要求に沿って旗を掲げればいいものを・・・。
このまま消えうせる「天下の自民党」ではなかろう。
ウルトラCを狙っているのだ。
福田総理、口を開けば、「野党の皆さんのご協力を」と言っている。
それは「大連立」「政界再編」で、この危機を乗り切ること。
相方として期待されている民主党は、あれだけの騒ぎ・国民の批判の前にも、先の「大連立騒動」には反省はなく、残念ながら、「自民党との大連立」を選択肢として持っている政党なのだ。
ちょっとここら辺で考え直して欲しいものだ。
大体こんな国会に、テーマが「ガソリン国会」?
笑えないよな。対抗軸が無いから、大の野党第1党がこんな事しか言えないという事では。
自公与党との「最大の違いはそこにしかありません」と、言っているようなもんだよ、これって。
参議院選挙で、支持した国民の期待に応えているとは、到底いえない。
残念なことだが、昨日の記事にも書いたように自衛隊派兵恒久法では、すでに「合作」が進んでいる。
社会保障財源として、消費税導入も同じ路線だ。
「生活者中心」を掲げて支持を貰ったのだから、考え直して欲しいものだ。
真に自公政治を変えるためにこそ。
平和の問題でも暮らしの問題でも、国民の声に耳を傾けるのではなく、大企業言いなり、アメリカ言いなりの「大連立」を、タイミングをうかがっている。
民主がこれに乗らないことを期待しよう。
今後の国会、政治の焦点は、この間の自公政治、新自由主義政策の行き詰まりを、どう打開するかにある。
そして、この行き詰まりを打開するために、解散総選挙に追い込むことだ。
そして、政治の軸足を、「大企業中心から国民生活中心へ」「アメリカ言いなりから、自主・平和外交へ」切り替えること。
今日もお堅い政治記事。
政治のことを、短い文章にするのは難しいですね。でも、暮らしや権利を守るためにはどうしても今の自公政治を変えることが必要だと思います。
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2008.01.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・政治一般Ⅰ
