NO.286 不安定になる時期。
昔から、「木の芽時」という言葉がある。
長い冬から春になるころ、ホルモンのバランスが変わったり、生命体の活動にも変化が起こるのだろう。
経験的に観て、この時期は、精神的に不安定になる仲間が出てくるようだ。
統合失調症など、普段は薬でコントロール出来てきたのに、このころから、いろいろと不安を訴えたり、大声を出したり、泣いたり・・・。
本人がそれだけならいいが、それが周囲に「伝染」する。
雰囲気にすぐ影響される仲間が多い。
そうなると全体が、わさわさわさわさしてくる。
これも仕事に入り、打ち込みだすと収まるから、「働く」ことの効用はたいしたものだ。
今朝も、暗~い顔してきた仲間が、自分の不安を、作文にしてきて、朝礼の時に読み上げていた。
「けんかをしないで、皆仲良くしないと・・・」というのが、いつもの彼女の訴えだ。
ケンカというほどの事が起きているわけではないが、彼女にとっては、ちょっとした強い語気も気になるのである。
軽度の知的障害で、職場でいじめにあってきたというから、過敏に受け取ってしまうのであろう。
その気のない相手も、気の毒な事だ。
だが、皆で折り合いをつけて一緒にやっていかなければならない。
泣き声で作文を読み上げるのを、仲間達は、心配し、腫れ物に触る思いで聴き、「そうね、そうね」と、うなづき相槌をうち、受け止めようとする。
一生懸命である。優しいのだと思う。
読んだ本人は、とりあえずは安心する。
何日かごとに繰り返しである。
今年もそういう時期になってきた。
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2008.02.12 | | Comments(1) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅠ
