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NO.299 こんなひどい事が!・・・「奴隷生活」の知的障害者。

ちょっと手抜きですが・・・。
陶友職員ブログ(リンクにあり)にコメントいただいた、かんさんのサイトから紹介します。
今時と言ってはなんだが、知的障害者が「奴隷」として働かされていたということ。
http://www.stv.ne.jp/news/item/20080213191011/
※会見の模様は動画配信されています。

◆「刑務所以下」障害者が訴え

 食事は残り物のソバ、満足に銭湯にいくことも出来ないーこんな職場があるのでしょうか?
札幌市内の食堂で働いていた知的障害者が、運営会社などを相手取って裁判を起こしました。弁護士の記者会見では、耳を疑うような悲惨な仕事の実態が明らかになりました。

(西村武彦弁護士)「立ったまま、厨房で残り物のソバを食べさせてられていただけ」「もちろん給料をもらったこともない、いくらなのか説明も受けていないー」
労働時間は1日12時間、休みは月に2日だけー裁判を起こした知的障害者の弁護士は、「刑務所以下」だと語りました。
(長田記者)「裁判所に訴えた知的障害者たちが働いていた食堂はこの空き地に立っていました。去年11月に取り壊されて何も残っていません。訴えでは、ここで長時間劣悪な環境の中で働かされていたと主張しています」
裁判を起こした4人の知的障害者は、白石区内の食堂で住み込みで働いていました。給料も支払われず、お金は持たされていなかったといいます。
(西村武彦弁護士)「女性たち3人は390円をその都度もらうが、390円で風呂に入るとジュースが飲めないので2人入って1人は入らないと390円残るーその金でジュースを買う」
少なくとも6600万円にのぼる給料が支払われず、障害者年金2600万円を社長が横領していたと障害者側は主張しています。
実態を把握した弁護士が社長と交渉しましたが解決には至らず、損害賠償を求める裁判になりました。弁護士に対して社長は給料を払わなかった理由をこう話しているといいます。
(西村武彦弁護士)「この子たちは大変な子で24時間面倒見てきたんだからと言っていた」「でもはっきり言っていた、年金は渡していませんと」
いま、食堂の社長は連絡がつきません。食堂で何が起きていたのか、1か月後に始まる裁判で明らかになります。

(2008年2月13日(水)「どさんこワイド180」)

以上、引用。

 なんとも、言葉がありません。
行政は、早くから事実をつかんでいたようですが・・・。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000802140004

障害者奴隷生活」 札幌市、対応に遅れ
2008年02月14日

■06年秋に面談調査

 「無報酬のまま奴隷のように食堂で働かされた」として知的障害がある4人が札幌地裁に提訴した問題で、札幌市が06年10月の時点でこの人たちを面談し、すでに身なりの異様さに気づいていたことが13日わかった。しかし、その後も対応は遅々として進まず、実際に経営者を呼んで給与未払いの実態が把握できたのは8カ月後の07年6月。すでに弁護士が4人を保護しようとしていた時だった。
                      ◇

 札幌市によると、市の知的障害者更生相談所が06年10月、障害者の手帳の更新にあたって面談を実施。その中で、今回原告になった人たちに会った。古びた服を着て、つめの汚れ方も尋常ではなく「給料をもらっていないのでは」「生活環境はきちんと保たれているのか」との疑念を抱いたという。

 同相談所はその後、市役所本庁の障がい福祉課や食堂がある地元の白石区役所に連絡をとったというが、文書で報告を上げたのは3カ月後の07年1月。さらに、市障がい福祉課などが実際に経営者の話が聞けたのは6月4日だったという。

 経営者は「服などの小遣い程度の実費を除き、給料は払っていなかった」「4人に支払われた障害基礎年金は店の運営資金に流用していた」と不正を認めたという。

 ここに至って事態の深刻さに気付いた市側は翌日、年金が振り込まれていた通帳を差し押さえた。その後、生活場所の移動についても検討を始めようとしたというが、それに先んじて同月22日、今回の訴訟の代理人にもなった西村武彦弁護士(札幌弁護士会)が知的障害者施設に4人を保護した。その後、ほどなく食堂は廃業し、経営者らは行方がわからなくなっているという。

 市障がい福祉課は「就労支援に力を入れていかなければならない時にこうした問題が起きた。もう少し踏み込んで実態調査をすべきだった。反省すべきこともあった」としている。

 これに対し、西村弁護士は「札幌市には何度も問題を指摘したが、全く動こうとしなかった。こうした行政の対応を何とかしない限り、知的障害者の労働搾取虐待の問題をなくすことはできない」と批判している。

 保護された4人は現在は健康状態が良くなり、女性たちは化粧を楽しんで笑顔を見せるようになったという。

 今回の訴訟で4人は、食堂を経営していた会社「商事洋光」(札幌市白石区)のほか、本人確認をすることなく障害基礎年金の振り込み口座の開設を認めたとして北門信用金庫(滝川市)を、劣悪な環境を見逃したとして障害者支援団体「札幌市知的障害者職親会」をそれぞれ訴えている。

以上、引用。

 極めて悪質な人権侵害である。食堂の社長は「知的障害者職親会」を通じて、この人たちを「雇用」していたようだ。なんとも、「確信犯」である。行政の対応も厳しく問われる。

 社長の「この子たちは大変な子で24時間面倒見てきたんだから」と言う認識は、知的障害のある人が一人の人間として、その尊厳にふさわしく存在し、生活することが出来ていない、今日の社会状況を反映しているのではないだろうか。

「在日米軍は日本を守ってやってるんだ、少々の事でガタガタ言うな!」
「そこのけそこのけ、軍艦が通ってるんだ!」
「面倒見てもらう身分で、不平をを言うな!」

共通する根っこがあるような・・・。
そんな気がするのは、私だけでしょうか?

 ・・・かんさん、ありがとうございました。


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2008.02.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・障害者福祉いろいろ

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