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NO.315 バリアフリーについて考える。

 本日の福岡地方は黄砂に見舞われ、町はもやもや。通常20kの視界が5kまで下がったらしいです。朝方の雨で、木も町もほこりをかぶりました。

 今日は気楽な話題で・・・という事で。北欧に視察に行かれた新たなる地平を目指してさんが、北欧のバリアフリー事情について書いてるのを読んで、お題拝借ってとこです。お許しを頂き、以下引用して紹介します。

私たちのイメージとしては、北欧は福祉が進んでいるから、きっと街中がバリアフリーであふれているんだろうなぁという感じがしますよね。

ところが・・・。
私が観たスウェーデンのエスロブ市とデンマークのコペンハーゲンは、段差もたくさんあり、道路は石畳でデコボコ・・・。北欧の人たちは皆さん足が長いので、階段の段差も非常に高い!駅で、アナウンスがなかったり、ホームに点字ブロックがなかったり・・・。

あれ、これが世界の先端を行く北欧の福祉??ちょっと、意外!!!
そこで早速、北欧の人にお聞きしました。
「北欧では、バリアフリーがあまり進んでないようですね・・・?!」
すると北欧の人のお答えは・・・。

「私たちの街は、ご覧いただくとわかるように、歴史的な景観をとても大切に守っています。多くの建物は数百年前に建てられたものです。道路も多くの場所が歴史ある石畳です。私たちにとってのバリアフリーは、物理的バリアフリーよりも、むしろ心理的バリアフリーを大切にしています。街中に段差があっても、市民の心理的バリアフリーが進んでいれば、たとえ身障者の人が立ち往生しても、すぐに周りの人が手を差し伸べてくれるので、何ら困難はないのです。それが真のバリアフリーではないでしょうか。」

一本取られた!って感じです。

   以上、引用。

 10年以上も前に聞いた話だが、ある知的障害者施設の建設に当たり、利用者の中に全盲の方がいて、施設側は館内に点字ブロックを張り巡らすように要求した。しかし、建築家は頑として受け付けなかったということです。彼の言い分は、「点字ブロックがないほうが、施設内で助け合いが起こり、利用者の中に助け合う関係を作ることができる。施設においてはそういうことが大事じゃないか」というもの。

 出来上がってからの詳しい検証は、聞いていないが、特に困ったという話は聞かない。

 この建築家は、「家が人を作る」という。個室に仕切られ、家族の気遣いも交流もなくなった現代の家は本当に子供たちの育ちにいいのだろうかと。考えさせられる視点です。

 なんでも自分でできる・「参加」できるということが自立であり、そういう環境を整えることが福祉の課題だろうか?一方で、「北欧の人のお答え」もなるほどだが、助けてもらえば、「参加」できるんだから良いじゃないか、というものだろうか?なかなか、一筋縄では結論の出る問題でもなさそうだ。
 少なくとも、当事者に最大限の選択肢があることが大事だと思う。「助けてもらってありがたいけど、ちょっと気を使うから、今日は一人で・・・」という風に。

 当事者の気持ちにも関わってくるから、この議論はなかなかデリケートだと思う。

 物理的にバリアを排すれば可ではなく、心のバリアフリーを目指すということは、当然重要ではあるように見えるが、バリアを「物理的」なものと「心理的」なものとに、機械的に単純にわけて、対立させることは問題をあまりにも狭く捉える危険に陥るのではないか?

 別に大げさに考えないで、お気楽な話題をと思っていたが、ここまで来ると、ちょっと引っ込みがつかなくなってしもうた。

 ICFでは、障害を環境との相互関係で捉えることを重要視している。環境については以下のようにきわめて広義に捉えられた概念だ。
 主体・障害者と「環境」の間にあるバリア、という捉え方で考えていく必要があるのではないか、と言うにとどめておきます。間口が広がりすぎて、今日はもうギブアップ!
またいつかの機会に考えましょ!

 以下は、参考までにどうぞ。「国際生活機能分類-国際障害分類改訂版-」(日本語版)の厚生労働省ホームページ より引用。

 環境因子(environmental factors)とは人々が生活し,人生を送っている物的な環境や社会的環境,人々の社会的な態度による環境を構成する因子のことである。この因子は個人の外部にあり,その人の社会の一員としての実行状況,課題や行為の遂行能力,心身機能・構造に対して,肯定的な影響または否定的な影響を及ぼしうる。

(1) 環境因子は,この分類の中では,次の2つの異なるレベルに焦点を当てて整理されている。
(a)個人的:家庭や職場,学校などの場面を含む個人にとって身近な環境。人が直接接触するような物的・物質的な環境や,家族,知人,仲間,よく知らない人などの他者との直接的な接触を含む。
(b)社会的:コミュニティーや社会における公式または非公式な社会構造,サービス,全般的なアプローチ,または制度であり,個人に影響を与えるもの。これは就労環境,地域活動,政府機関,コミュニケーションと交通のサービス,非公式な社会ネットワーク,更に法律,規定,公式・非公式な規則,人々の態度,イデオロギーなどに関連する組織やサービスを含む。




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テーマ:バリアフリー、ユニバーサルデザイン - ジャンル:福祉・ボランティア

2008.03.03 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・障害者福祉いろいろ

コメント

バリアフリー
友さんの書き込みで考えさせられました。
ともすれば、私たち障害者を特別視し、それ段差をなくして歩きやすい道をとか、それ点字ブロックをとか言うけれど、本等は障害者のために云々ではなく、みんなが(杖を必要な人でも、よちよち歩きの赤ちゃんでも)心配なく生活できる社会の構築だね。

 うまく言えないけれど、最近の日本は根っこから崩れていくような気がしてならない。

2008-03-04 火 22:50:22 | URL | あくしゅ #- [ 編集]

 こんばんは、去年の秋頃だったと思います。うちのすぐちかくの坂道を歩いていたら、おばあさんが手から杖が落ちて取ろうとした時に、拾って手に渡した事があります。

 そして、「どうぞ」という意味でお辞儀をして別れました。その行為が自然になにげなくできました。それも一つのバリアフリーだと思うんですがどうでしょう。

2008-03-04 火 23:50:14 | URL | まめかぜ #- [ 編集]

むずかしい話じゃない。

お二人さんへ。
何も難しい話じゃないんだよ。
皆がずっとやってきたこと。
世の中 世知辛くなって、みな、下手にも、上手にも出来なくなってしまったんだ。
当たり前のことを当たり前にできる、そんな普通の人間の営みが一番大事じゃないだろうか?
ナンデだろうね、人間がこんなにも難しくなってしまって!

2008-03-05 水 00:58:55 | URL | 友→あくしゅさん、まめかぜさんへ。 #- [ 編集]

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