NO.345 「いのちのいろえんぴつ」・・・生きることの意味。
昨夜、テレビ朝日のドラマスペシャル「いのちのいろえんぴつ」を観た。
公式ホームページはこちら。
2003年、小学6年生の少女がわずか11歳でその短すぎる生涯を閉じた。実話に基づくドラマである。
12色
ここには 12色のいろがある
めだたない 色もあるけど
みんな がんばっている
ひとつ ひとつ
余命6ヶ月の少女
酪農家が点々とした、広い北海道厚岸町の小学校に若い香川先生(国分太一)が赴任してきた。5,6年生で12人と言う複式学級に、快活な豊島加純(11歳)がいる。彼女は、脳腫瘍で余命6ヶ月と聞き香川は戸惑う。両親の意向で彼女は自分の命の限りを知らない。
入院を繰り返し、車椅子に乗り右手も動かなくなりながらも、加純は学校が大好き。友達も自然に手伝ってくれる。ある日、加純は小山内先生(原田美枝子)から12色の色鉛筆とノートをもらう。
「12色」は、運動場で体育の授業に参加するクラスメートを教室から見て創った、12色の線と詩。
どうせ死ぬのに・・・
字を上手に書きたいと左手で練習する加純をみて、何もしてやれないと香川は、「どうせ死ぬのに、字が上手くなって何になるんだ、学校に来て何の意味があるんだ」といらだち、校長らに疑問をぶつける。
小山先生は「わかることは、彼女が1分1秒を懸命に生きようとしていること」と語る。
死に近づきながらも、11歳の少女は、その繊細な心でクラスメートのことや、家族のこと、先生のことを14編の詩と絵に描いていった。
「先生の涙って詩になるね」
無力さにいらだつ香川先生が、詩を読みながら泣いてしまった。(無題)
先生が このノートを見て
なみだを 流してくれた
自分が書いたもので
人が 泣いてくれる
うれしかった
だから
がんばって書く
「先生の涙って詩になるね」と言ったあとに書いた詩。
成長
生まれてすぐの赤ちゃんは
ミルクのにおいがする
1才ぐらいになると
たいようのあたたかい
においがする
お父さん お母さん 家族の人
自然のぬくもり
みんなの愛情をうけて
人は 成長していく
妹たちや自分を振り返ってだろうか。
心の中
死を悟り、みんなに世話されるのが辛くなって、いつも車椅子を押してくれるミサに「もういい!」と辛く当たった夜。
「もう学校に行きたくない、みんなに迷惑をかけるだけだ」と言う。お母さんが、「いいのよ、誰もわかってくれなくても。お母さんがわかっているから」と言う。
心
心の中は 見えない
全て 人に言えば
いいけれど
なかなか言えない
でも 1人に言えれば
すっきりするよ
いのちの灯火はついえた。
香川先生は子どもたちに何か出来ないかと問い、「ともに時間を過ごすことが出来た。それを大事にしたい。僕には、僕たちにはまだ出来ることがある」と呼びかけ、教室の子どもたちに向き合うのであった。
生きることの意味。
「生きることは詩と絵を描くことでした」とお母さん。
生きることの意味とはどういうことでしょうね。
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2008.03.23 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・マスコミ・テレビ・新聞Ⅰ
