NO.40 逃げていた。口にしたからには、落とし前をつけないと男がすたる。
最近なかなか出てこれないHさんのこと。
忙しいとか、手がが回らんとか、私は逃げていた。
出てこれない仲間に、出てきたときの対応だけで何ができよう。
彼女は最近、スーパーで遊んでいるところ「友達になろう」と声かけられた、高校生らしき少年に、「3000円貸してくれ」と要求されていたことがわかった。
非行に巻き込まれたら・・。性犯罪に巻き込まれたら・・・。
実際、高等部のとき、万引きを強要され、警察に補導されたこともある。
ここは動き出さねば。
待ち合わせの可能性のあるスーパーに行き、アパートに行った。
ひとりの明らかに障害をもった少年が、誰もいない路地で、シャボン玉をしていた。
そして、私がドアをノックするのを見て、走りよりアルバムをかざし、そのなかのHさんを指差した。「この子の事?」という所だろう。
どうもこの少年に間違いはない。
顔にたぶん先天性のものだろう、大きくゆがんだ奇形があり、それで聴覚や言語の器官もやられたのだろう。聾唖の少年だった。
一応名前を確認し、悪い子じゃなさそうだ、と思い引き返した。
後で聾学校に問い合わせると、そこの卒業生だと確認できた。
ほんとに友達が欲しかったのかも知れない。はっきり言って、特殊メイクで思い切り作ったような顔は、私でさえ初めは、強烈な違和感があった。(申し訳ないが)
聾学校卒業後も就職できず、ふらふらしてるとの、学校の話だった。
やっぱり寂しくて、友達が欲しかったんだ。と思いたい。
今度また会って、筆談でもっと詳しい話を聞こう、金を借りる事はやめるように、彼女の状況も話そう。必要によっては、学校にも協力を願おう・・・。解決の方向が見えてきた。
それと、新たにあの少年のことが気になりだした。あのアルバムは彼の大事な出会った人たちであり、コミュニケーションツールなのだろう。
今日のタイトルから言うと、これからが本題。
Hの件については、消極的だった。本来の自分ではなかった。
この前、ブログに健康保険の問題を書いたときに、「腹をくくる」と表現した。これはいわば、公約。
私は、軟弱なので、心の中で決意をして物事をやることができないタイプ。だから声に出して、人前で言う。しかもかっこつけたがりで、見栄っ張りだから、なるべく良いことを言い、言った手前恥ずかしいことはできないと、張り切る。
私にとっては、話を聞いてくれた人たちが心の中にはいってきて、応援してくれる、そんな感じになり、ああ、この人たち裏切れない、がんばろうとエネルギーが沸いてくる・・・そんな感じなのです。大体私の半生はそんなものでした。
今回も、ここで言ってしまったことが、一歩へつながり、前へ進むきっかけになりました。
言った手前、やらんと、男がすたるもんな。
ブログを、こうして心の友として付き合っていこうと思う。
大げさだけど、みんなが自分を見つめてくれていると思えるから・・・。だから人間、生きていけるんだと思うな。
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2007.08.28 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅠ
