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NO.376 学ぶ若者達・・・実習生の報告より。(その3)

 今日はいい天気に恵まれました。で、・・・陶友は開所日でした。
月例の親の会では、困難を抱える仲間の話も語られて、お互いに共感・共有できたんじゃないかと思います。

実習生の報告(その3)です。

 二次障害

 この実習でもっとも印象に残ったのが「二次障害」についてである。
生育歴の中で虐待やいじめ、周囲の人が障害を受容しない、社会の環境や制度による困難など、環境によって引き起こされる障害で、知的には軽い人のほうによく見られる。
周囲が障害を受け入れられずに大きな期待をかけ、無理に本人の能力以上のことをやらせようとした結果、精神障害を引き起こしたり、ストレスが脳にダメージを与える事もある。
突然泣き出したり、取り乱してしまったりと、心の抱える傷はとても深いものである。知的に軽いとされる人たちはそれゆえの生き難さを抱えており、障害の様相は複雑である。ありのままの自分を受け入れてくれるところがどんなに必要か。
障害ををどう捉えるか、障害とどう生きていくか。私達に問いかけてくる問題だ。(Kさん)



 先日、その仲間の一人が精神病院に「医療保護入院」した。最近家庭で暴力的になり、家族で支えるのは無理な状態になった。・・・なかなか難しいものがあります。。

 自分と向き合う

 「・・・共に働いて感じた事は、その人と本気で関わりあいたいと思うならば、自分自身と向き合ってありのままの自分で関わろうとする事が必要だということだ。彼らの問題を自分の経験と重ね合わせて考えたり、自分の弱いところを知ったり、時には自分が彼らに映し出されているように思われる。
そうやって自分自身を見つめなおす事ができた。
ありのままの自分で向き合い関わっていく時、彼らの抱える問題の深い部分が見えてきて、それが個人の問題から地域・社会の問題へと広がる。そして、障害を一面的でなく、社会や地域とのかかわりの中で捉えるようになったと思う。」(Mさん)


 障害を持つ持たないかに関わらず、人と向き合う事は自分自身に向き合う事です。これは実習で正面から問う課題です。福祉労働は人間が丸ごと関わり合う、コミュニケーション労働です。

 思いを伝える

 ・・・実習中に感じた事を日誌に書きコメントを頂き、更に深まった自分の思いを多くの人に伝えたいと思うようになりました。友人に自分の言葉で話し、関心を持ってもらった時、少しづつでも社会を変えることが出来ると実感しました。
 自分の想いを周囲に伝え共感してもらい、一人ではなく多くの人と一緒に、社会を変えていかなければならないと思いました。
・・・そして社会の中の障害を軽減していくためには、何が必要かを考えて生きていきたいと思いました。実習を通して、社会環境が整っていれば社会参加が可能であり、生き辛さを感じずに生活する事ができるんじゃないかと思う事が度々ありました。社会的不利をなくすため、物理的環境だけではなく、偏見や無知も無くして行かなければなりません。
・・・自分とは関係ないと思うのではなく、関わり合い、社会全体で考えていき、すべての人にとって生きやすく住みやすい社会になるように、学んでいきたいと思います。」(Rさん)


 伝える想いを強くもてること、そして伝える力は福祉労働には必須です。多くの人々の力を繋ぐこと抜きには、この貧しい日本の福祉を変えることは出来ません。組織する力が求められます。

 これから

 「これからの人生で色々な問題があると思う。そして色々な人に出会うと思うが、その人の一面や問題の一面だけ見るのではなく、いろいろな角度から多面的な見方や考え方をしていかなくてはならない。
みえないものを見る目、聞こえない事を聴く耳、これらの力がとても必要である。
実習中、仲間の還暦祝いに参加させていただいたが、障害の有無に関係なく、生きていく事のすばらしさを感じた。これからの長い人生を、生きる事の価値や、人間としての豊かさとは何かを、自分なりに見つけて行くことが、これからの最大の課題である。」(wくん)


 「この1ヶ月は、泣き、笑い、怒り自分と向き合いことが多かったと思う。自分を知ることができ、変わる事ができた。この経験を無駄にしないように、これからの人生に生かしていきたい。」(Mさん)

 福祉の仕事に限らず、仕事には生き方が表れます。特に人の生き方、人生に関わるこの仕事では、自分の生き方に自覚的でなければなりません。
つまるところ、私たちは実習を「生き方を考える場」ととらえて、関わっています。

 3回にわたって、4人の学生の実習報告から紹介しました。
学生実習にはかなりエネルギーを使います。実りあるものにして欲しいし、現場にはいろいろな角度から学ぶ事が無数にあるからです。もちろん職員にとっても、真剣勝負の学びの場です。
実習の日を重ねるごとに、若者の顔つきが変わっていく事は、私達の喜びです。

今時の若者は、なかなか捨てたもんじゃなかばい!・・・失礼。


長々とお付き合い、ありがとうございました。
なんだか、意地で記録に残そうって感じになりましたが、まあ、そこはそれで・・・。
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2008.04.12 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・道場日記・オッス!!

コメント

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2008-04-12 土 19:06:15 | | # [ 編集]

実習生だった時のことを思い出しました。燃えてました、あのころは。今は、ちょっと不完全燃焼中でしょうか。

周囲の人と向き合う時、自分自身とも向き合わなければならなくなる。それは、時に辛いこともあります。それでも、今も情けない自分と向き合いながら、仲間たちと共に作業所で過ごしています。仲間たちは、優しくとても強い。みんなの支えがあって、今の私がいます。まだ、作業所にいられるのは仲間たちのおかげだ・・・とも思うんです。

さあ、私も実習生の皆さんみたいにもっとよく自分自身と向かい合っていこうと思います。

2008-04-12 土 21:23:12 | URL | ケロ子 #- [ 編集]

消えなきゃいいさ。

ケロ子さんへ。
こんばんわ。
>燃えてました、あのころは。今は、ちょっと不完全燃焼中でしょうか。

年がら年中燃えなくても、消えなきゃいいさあ。
みんな人とつながり支えあいながら生きている。支えられたり支えたり。
お互い様。

またコメントよろしくね。ありがとう。

2008-04-12 土 22:24:01 | URL | 友→ケロ子さんへ。 #- [ 編集]

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