NO.426 立場を超えて「撤廃の一点での共同」を・・・後期高齢者医療制度。
自民党元総務会長堀内光男衆議院議員は、後期高齢者医療制度について
「後期高齢者は死ねというのか」「ここは思い切って凍結してゼロベースで国民的な議論を行うべきである」「高齢者をわざわざ隔離するような制度にせず、今ある老人保険制度を時代にあった形に改善すること」と主張しているそうだ。
オキナグサ
10日発売の『文芸春秋』6月号に手記を寄せていると言う。(しんぶん赤旗5月10日付)
手記では、76歳の堀内氏の手元に、今まで加入していた健康保険組合から「放り出される」通知が届き、心境を述べている。
「本人の意志も確かめずに一片の通知で保険証を無効にする。そんな強健が国にはあるのだろうか。不快感と寂しさを抱いた」
「私を含めた75歳以上の人たちはもはや用済みとばかりに、国が率先して”姥捨て山”を作ったかのような印象を受ける」
また、年齢で保険を分断することについて、
「夫婦・親子といった社会を構成する基本の谷にヒビを入れるような制度」と指摘。
年金からの保険料天引きについては、
「一律に天引きすれば計算しやすいから仕事をするほうは楽だろう。しかし、しかし、人間の尊厳と言うものをまったく考えていない」「非常に冷酷な感じ」と批判している。
ん~~ん、まともだ。
自民党の議員でも率直に言わざるを得ないほどの、「不快で」「さびしく」「冷酷な」制度だということだろう。
去る8日、日本共産党は、「高齢者差別の医療制度は廃止しかない――撤廃の一点での国民的共同をよびかけます」とするアピールを発表した。(全文ははこちら)
アピールのポイントは以下4点。
▽第一の理由――医療費削減のための高齢者差別法は許されません
▽第二の理由――制度は存続すればするほど、国民を苦しめます
・保険料は「天井知らず」に値上げされる
・差別医療が導入され拡大される
▽第三の理由――すべての世代に重い負担と医療切り捨てを押しつける制度です
▽小手先の「見直し」でなく撤廃せよ――安心できる医療制度へ国民的討論を
福田総理はかつて「総理をやるなら4年は出来る人じゃないと」と著書の中で書いていたそうだが、今は「安倍内閣よりは長く・・・」などといっているようだ。
ちゃんと国民の声に耳を傾ければ、支持も得られようというものを・・・。
しかし、見直しに対し町村官房長官は、「運用面での工夫は必要だが、高齢者医療に対する若い人の負担に歯止めをかけるという基本的な考えは間違っていない」と否定的。又、世代間に楔を打ち込もうとしている。若い人もいずれ歳を取るのだ。
一方、息吹幹事長は党内からの見直しの声に「政策の狙いを堂々と説明する姿勢をとらなければならない。逃げては駄目だ」と不快感を示した。
しかし、次の選挙の争点になることは間違いない。
票が離れるのが怖くて説明できないということを理解していないのだ。
明日は明日で、道路特定財源法案の再決議をねらっている。強権的なやり方は又国民から厳しく批判されるだろう。
こうして考えると、小泉は着実に「自民党をぶっ壊す」路線を敷いてくれたようだ。
いよいよ、自公政権を葬り去るときが近い。
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テーマ:後期高齢者医療制度改革 - ジャンル:政治・経済
2008.05.12 | | Comments(1) | Trackback(6) | ・安心の医療を
