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NO.429 新たな「蟹工船」、日本丸。

嗚呼~~~、長い記事が吹っ飛んでしまった!いじけたあ。
仕方ないので貼り付けて紹介だけで今日は手抜き。
又関連して書きます・・・、次のときよろしく。

いまや、日本丸はあらたな「蟹工船」と化している。
奴隷的な搾取、人間をモノ扱いにして使い捨てながら肥え太る資本。
儲け第一が資本の本性とはいえ、世界に類のない「ルールなき資本主義」。

『蟹工船』の主題はここにある。
そう、労働者の団結と闘いに。

 ――何時でも会社は漁夫を雇うのに細心の注意を払った。募集地の村長さんや、署長さんに頼んで「模範青年」を連れてくる。労働組合などに関心のない、云いなりになる労働者を選ぶ。「抜け目なく」万事好都合に! 然し、蟹工船の「仕事」は、今では丁度逆に、それ等の労働者を団結――組織させようとしていた。いくら「抜け目のない」資本家でも、この不思議な行方までには気付いていなかった。それは、皮肉にも、未組織の労働者、手のつけられない「飲んだくれ」労働者をワザワザ集めて、団結することを教えてくれているようなものだった。

          以上、『蟹工船』より。

階段 004
きのうの???
今日はもう咲いている。



とおるさんが、コメントで紹介してくれた。
小林多喜二の『蟹工船』」がブームだそうだ。

今、若者にウケる「蟹工船」 貧困に負けぬ強さが魅力? (朝日、2008年05月13日)

 作家小林多喜二の代表作「蟹工船」の売れ行きが好調だ。若い世代を中心に人気を呼び、コーナーを特設する書店も相次ぐ。凍える洋上で過酷なカニ漁や加工作業を強いられる男たちが、暴力的な監督に団結して立ち向かう昭和初期のプロレタリア文学。いまなぜ読まれるのか。

 東京都中野区の山口さなえさん(26)は昨年夏、「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」で始まる「蟹工船」を書店で見つけて読んでみた。「小説の労働者は、一緒に共通の敵に立ち向かえてうらやましい」と感じたという。
 04年に大学を卒業したが就職難。1年後に正社員の経理職を見つけ、残業代ゼロで忙しい日には15時間働いた。だが、上司に命じられた伝票の改ざんを拒むと即日解雇され、10カ月で追い出された。
「会社の隣の席で働くのは別の派遣会社から来たライバル。私たちの世代にとっては、だれが敵かもよくわからないんです」

 東京・神田の三省堂神保町本店で文庫を担当する山名景子さん(29)は最近、自分でも読み返してみた。中学生のころは暗い話と思ったが、団結して状況を変えようとする男たちの明るさと強さにひかれた。「私たちならばあきらめるかも。蟹工船で働く人たちは偉いですよね」と話す。

 「蟹工船」は複数の出版社から小説や漫画版が出ている。このうち新潮社は4月、文庫の「蟹工船・党生活者」を例年より2千部多い7千部刷ったが足りず、さらに5万部増刷することにした。新潮社の担当者は「活字離れが指摘される世代がこれほど読んでくれるとは」と驚いている。(林恒樹)

          以上、部分引用。


「蟹工船」重なる現代 小林多喜二、没後75年  (朝日 2008年02月14日)

 今年は作家小林多喜二の没後75年にあたる。代表作『蟹工船』の地獄のような労働と、ワーキングプアと呼ばれるような現代の貧困労働者との類似性が、最近注目されている。

 実際の事件をモデルにした小説『蟹工船』は、海上でのカニの缶詰め作業のため、安い金で集められた貧しい男たちがひどい扱いに怒り、暴力で支配する監督に力をあわせて立ち向かう様子を描いている。

 若年の貧困労働者問題にとりくむ作家雨宮処凛さんと作家高橋源一郎さんは、先月、毎日新聞の対談で、『蟹工船』は現在のフリーターと状況が似ているし、学生たちも共感するという意見で一致していた。

 一昨年刊行の『マンガ蟹工船』の助けも借りながらじっくり読み込んだ若者たちは濃淡あっても現代との共通性を感じていた。

■貧困労働の現場 共感の声

 大賞は、東京在住の25歳の女性の「2008年の『蟹工船』」。派遣・パートなど多様な働き方が奨励された結果、セクハラも加わって女性の友人たちが住まいを失ったり、休職に追いこまれたりしている姿を訴える。『蟹工船』の奴隷のような労働者が立ち上がれたのは共有する何かがあったからで、いまは「目に見えない誰かによって一人一人撃ち殺されている」。一人で労働組合に加入し、サービス残業代を支払わせた若者のニュースが、「ポスト蟹工船」の物語のような気がすると結んでいた。

 連絡先不明でネットカフェから応募した一人は、派遣労働者は「生かさず殺さず」の扱いをうけ、「足場を組んだ高層ビルは 冬の海と同じで 落ちたら助からない」と書きつけた。

 状況は中国でも似ている。ある中国人学生は「今すばやいスピードで発展している中国では、貧富の差が激しくなり」、父母の苦労をみてきた自分には多喜二の心境がわかる、と。

 フィールド教授は、ネットカフェからの応募作に、最近のニューヨークの高層ビルでおきた窓洗い作業中の転落事故を連想したと話していた。「窓を洗う方も、窓の内側で働く方も、いまは蟹工船に乗っているのではないか。ただ負わされているリスクがちがう」

 多喜二が特高警察の拷問で死んだ2月20日を中心に小樽市や東京などで催しがある。今秋には、日米英などの研究者が協力してイギリスで国際シンポジウムもある。グローバル化によって経済格差や若年労働者の問題がどこでも共通する。

 ガラス1枚の隔たりをどう越えるのか。多喜二は、現代に問いかけている。

              以上、部分引用。

『蟹工船』が若者たちにウケてるなんて、希望が持てるな、明日は明るいぞ!


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2008.05.14 | | Comments(3) | Trackback(1) | ・雇用と労働問題Ⅰ

コメント

「蟹工船」は20代の初めに読みました。
先日TVでブームとの話を聞きました。
再読したいものです。

2008-05-15 木 12:41:14 | URL | #- [ 編集]

資本主義の限界

たとえば、限られた土地に10人の人がいるのに5人分の食料しかない。それをめぐって競争が行われるとそのうち強いものが独り占めをしてしまうことになる。つまり今の世界の政治や経済はこれに似た状況になっていると思います。
 競争原理を資本主義にとりいれると、小売店が細々と生活していてもスーパーのように強い店が来ることによって駆逐されてしまう。限られた需要に供給過剰を作り出してしまいます。結局のところ少数の寡占化を招いてしまいます。
 限られた食料を適正に配分する方法は社会主義という方法でやりましたが人間特有の資質を無視したやり方になりますので、結局ソビエトや中国のように破綻していまいます。

 生物の世界を見ると生存の可能性が高い強い者に継続の可能性を託す本能があって弱い者は見捨てるようです。

 私が思うに自然が作り出す生産物に見合う人間の数へ人口を減らすべきではと思いますが、ただ現状を見るとある程度豊かになると少子化へと減少が起こっています。これもまた本能のなす業ではと考えるようになりました。

2008-05-15 木 14:20:37 | URL | 必殺遊び人 #tHX44QXM [ 編集]

旭さんへ。
メディアが注目している多喜二。
「日経」は、「作家は拷問で不慮の死を遂げたが、彼が残した小説は現代煮に生きる幸福な作品となった」と評している。

多喜二は決してこの事を喜ぶような男ではないでしょうね。
「まだこの国で、蟹工船に共感が寄せられるような労働実態があるのか」と嘆き怒ることでしょう。
そこにこそ多喜二の思いがあるように思います。

必殺遊び人 さんへ。
コメントありがとうございます。
たしかに「資本主義の限界」の矛盾・問題が噴出しています。
確かに自然の一部としての人類が、遠い将来に人口問題も含めてどう生存していくかという問題に直面するときが来るでしょうね。いや、環境問題などでは既に直面しています。
しかし、いやその時のためにも、人間を生物学的な本能で測ることは危ういと思いますが・・・。

2008-05-16 金 21:53:29 | URL | 友さん #- [ 編集]

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『蟹工船』がブームらしい。

小林多喜二の『蟹工船』がブームらしい。きょう16日は「しんぶん赤旗」がとりあげていた。日本共産党の機関紙が小林多喜二を扱うこと自体を割り引いて考える向きもあるかもしれないが、しかし、とりあげているのは「しんぶん赤旗」だけに限らない。たとえば、かの産経も...

2008.05.16 | 花・髪切と思考の浮游空間

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