NO.444 ふるさとを想う歌。
今日は、花金。
きのう窯焚きで遅かったから、今日は残業はしないぞって決めて、どっかで一杯飲んで帰りたい気分だったが、・・・何せ真面目!(いや、誘う相手が決まらんのと懐ががさびしかっただけだが・・・)
早々に帰宅。
すると、おっかあは飲み会だと言うし娘たちは外食に行くと言う。
・・・で、独りぼっち。
こういう時ってなんだかセンチメンタルになってしまわない?ついでにノスタルジックにも。
そして必ず、昔のこと、田舎のことを思い出す。
そこには必ず、歌がついてくる。
焼酎でもちびりとやるか。
イカリソウ
で、田舎の歌、故郷の歌といえばやはり、
「うさぎ おいし かのやま こぶなつりし かのかわ・・・」ってなるやろ?
初めてて習ったとき、「ウサギって、食ったことないけどそんなに旨いんあかなあ?」って思った奴いるだろ?・・・アホ!・・・いや俺は違うよ!ち・が・う!
今日のような日は、これからかな?
「ああ、上野駅」←クリックしたら音楽が流れるよ。
どこかに故郷の 香りをのせて
入る列車の なつかしさ
上野は俺らの 心の駅だ
くじけちゃならない 人生が
あの日ここから 始まった
列車だって上野だって見たことなかったのになぜか、覚えてるよ。
東北は日本の田舎だったんだ。・・・こっちは南国種子島だったのに。
1964年と言えば、東京オリンピックの年にヒットしたんだ。
高度成長時代で、イケイケの時代。
中卒、集団就職で東京に行ったやつらだけでなく、送り出した人たちも含めて、日本中の皆の心を捉えたんだな。
テレビはまだ我が家にはなかったし、ラジオで聞いて覚えたのかな?
俺、たぶん小4だったと思うよ。
東京オリンピックつながりだから、よく覚えている。
その年、台風21号が種子島直撃!
台風一過の翌朝学校に行ったら、木造校舎が全滅。
それから、残った鉄筋の一棟と講堂を仕切った教室で2部授業が始まったとよ。
1,2,3年生は午前中、4,5,6年生は午後、とね。
そのとき東京オリンピック。
国威発揚だったか、家電メーカーの戦略だったかは知らないが、教室に小さなテレビが置かれ、観たものだった。
・・・その年のヒットだったとはね、今結びついたよ。
この歌が心にしみたのはもっと後だと思うな。
実際に級友たちを集団就職で送った経験があってからだと思う。

イカリソウ
もう一曲いい?
ほんとは、こっちが本命。
君の故郷は ←クリックしたら音楽が流れるよ。
作詞 永 六輔
作曲 いずみたく
1 教えてくれ 君の故郷を 聞かせてくれ 君の子守唄を
朝の砂浜 波に沈む夕陽 枕に聞く 潮騒
■教えてくれ 君の故郷を
■東京には無い 蒼い海の話を
2 教えてくれ 君の故郷を 聞かせてくれ 村祭りの歌を
山の湖 小鳥たちの語らい 木の葉浮かぶ せせらぎ
■教えてくれ 君の故郷を
■東京には無い 深い杜の話を
3 教えてくれ 君の故郷を 聞かせてくれ 昔からの話を
御先祖様の 墓の見える畑 泥にまみれる おふくろ
■教えてくれ 君の故郷を
■東京には無い 土と空の話を
俺の中では、「ああ上野駅」よりずっと後なんだけど、1966年だそうだ。
同時代には聞こえないなあ。
高度成長期、公害で東京には青い空がなかったか。
この青年は、江戸っ子か?
彼女は田舎出身なんだ。
ま、そんな詮索はするまい。
デュークエイセスが、紅白でうたってたんだっって。
ついでに、こんなのも。
1966年、第17回紅白歌合戦。
懐かしい名まえと曲がズラリ・・・!
こんなものに懐かしがって・・・やっぱ、歳かなあ。
このころは我が家にも、近所にもテレビがあったな。
裏山のてっぺんにに共同アンテナを作って、フィーダー線でつないで・・・。
・・・こうして、「田舎」と「故郷」に弱い友さんなのでした。
一人で飲んでも、ちっとも旨くなんかないや。
ではでは。
おっさんの昔話に、おつきあいありがとうさんです。

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2008.05.23 | | Comments(5) | Trackback(0) | ・自画像・自分史断片
