NO.459 居場所を求める人たち。
陶友では作業所が発足以来、陶芸教室を開いています。
その社会資源を地域の人たちにも解放し、交流しながら、仲間たちへの理解を広げながら、一定の資金作りにも位置づけています。
ベニチガヤ
ヒメツキミソウが飛び込んで・・・。
鉢がイマイチ。来年は専用鉢を作ってあげよう。
木曜日の夕方からと火曜日の午前中の2コマ。
参加者はかつては20人ほどありましたが、今は少しです。
昼間の参加者は高齢のかたがたです。
「仕事を息子に譲ってから暇を持てあまして・・・」
「家内が急に亡くなって、寂しくなり家にいても何もすることがない・・・」
・・・みなさん、似たように居場所を求めてやってきます。
ある方はここ2年ほど続けていたんですが、「お金が無くって月謝を払えませんが・・・どうしても続けたいんです」と相談されました。
手間もかかれば気も遣い、仕事が増えるのですが・・・、でも仕方がありません。
「どうぞ。お金はいいですから気にされず、今までどうりに楽しんでください」
それから毎週いらっしゃいますが、以前ほど元気がありません。
・・・寂しいのだと思います、皆さん。
そうこうして仲間たちや、お互いとおしゃべりしながら土をこねています。
かつて教室に通っていた事のあるご夫婦の奥さんから電話がありました。
「お父さんがもう84歳になって、目も悪くなり今は家の中でテレビばかり・・・、いまさら何か新しい事は出来ないけど、前にやった事のある陶芸なら散歩がてらに行ってみようかなと言うんだけど・・・いいでしょうか?」
「はいはい、どうぞ、気が向いた時に・・・」と答えておきました。
ゆっくりと居場所を見つけて、元気に長生きして欲しいものです。
遅刻してきたオサチン。
席が詰まっていると「すみません、ここいいですか?」と、ちゃんと声をかけて席を空けてもらっています。
仲間たちにとっては、おしゃべりしたり、教えてあげたり、こういう当たり前のことを経験する機会にもなります。
職員の手にゆとりがあれば、もっと色々と地域に役立つ事ができるのですが・・・、今はアップアップ。
木曜夕方のコースは、沢山来ていただくと、資金作りにも助かりますが。どなたか?
ヤマアジサイ 七変化
おつきあいありがとうさんです。

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2008.05.31 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅢ
