NO.455 日本政府が被害者に賠償?・・・米兵暴行事件。
米兵に暴行されたオーストラリア人女性ジェーンさんに、日本政府が賠償金300万円を支払う事になったことをご存知でしょうか?
2002年横須賀市内で、米空母キティーホークの乗組員が女性に暴行し、裁判では刑事事件は不起訴処分となったが、民事訴訟で04年11月に損害賠償金300万円の支払い命令が確定した事件です。
被告の米兵は、裁判の途中で除隊し帰国してしまいました。
日米地位協定では、米兵が公務外で事件や事故を起こし、その賠償金を支払う能力がない場合は、米政府が慰謝料を払うと決めています。
ところがこの事件では、「発生から2年以内」という米国内法を理由に、アメリカが支払いを拒否したのです。
だからと言って日本政府が肩代わりするのもおかしな話ですが、「米政府に救済されない被害は日本政府が救済できる」という1964年の閣議決定があるのだそうです。これに基づき「見舞金」として賠償金を出すのだそうです。
まったくあきれた仕組みです。
被害者が償われるのは当然ですが、当の米兵や米軍の責任はなんら追及されない!
これに対してジェーンさんは大変怒っているそうです。
沖縄の少女暴行事件のときも、駆けつけて抗議の発言をされた方ですが、「米兵も米軍も何の責任もとっていない。それなのに税金を払っている日本国民の負担になるのは『正義ではない』」と。
彼女の気持ちが痛いほどよくわかります。
当の犯罪者の責任はうやむやにしながら、他の誰かが慰めてくれたところで傷がいえるとでも言うのだろうか?!
ここにも独立国家、主権国家とはいえないアメリカの言いなりになる、外交姿勢があるとはいえないでしょうか。
こういう仕組みや構造がある限り、米兵は「やり得」「逃げ得」となり、凶悪犯罪はなくならないのです。
米軍基地の縮小、撤去が、ここにおいても課題となっているのです。
「米軍は日本から出て行け!」
日米安保条約廃棄!
フウチソウ
これぐらいあれば風を感じさせてくれます。
背の高い種類です。名まえなんだったかな?確か「清風」?
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2008.05.29 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅰ
