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NO.476 福祉のためなら、ヨーロッパ並みに消費税を上げてもいい?

 消費税増税大合唱の中、「福祉のためなら、ヨーロッパ並みに消費税を上げてもいい」と思っている人って、結構いらっしゃるんですね。
福祉を良くしたいという善意からだとは思いますが、今一度考えてみませんか?

 ヨーロッパ諸国の高福祉は消費税が高いからでしょうか?それって、本当?

梅雨前処理0001

ナス科の植物だが、これもよく見かけるのに名前を知らない。

 
 ヨーロッパ各国では、たしかに消費税(付加価値税)の税率は20%前後と高いことは事実ですが、この消費税は社会保障財源のためにつくられたわけではありません。
 第二次大戦中に戦費調達のためにつくられた間接税が戦後に消費税に移行したことや、EU(欧州連合)統合に向けて消費税の税率が横並びになってきたなど、日本とは異なる歴史的な事情があるのです。

 そして、ヨーロッパは税率は確かに高いが、日本とは違い非課税品目や軽減税率が適用される品目がたくさんあります。例えば、イギリスでは食料品はゼロ税率(完全非課税)です。このため、消費税の税収はそれほど多くありません。

イギリスの場合、標準税率が17・5%ですが、食料品はほとんどゼロ税率のうえに、「子どもの成長には税金をかけない」と、15歳までは、衣服・文具・遊具など何でも非課税です。したがって電気、ガス代の税を払うだけで、日常生活は付加価値税(日本の消費税に相当)には、ほとんど関係なく送ることができるといわれています。さらに、教育費、医療費はゼロ、社会保障がととのっているので、国民は安心して生活できます。

 さらにヨーロッパには、消費税を「福祉目的税」にしている国はありません。フランスなどでは所得にかかる税(一般社会税)が「福祉目的税」になっていますが、消費税は違います。

 こうして見ただけでも、ヨーロッパの社会保障が消費税に支えられているというのは、見当違いな見方です。


 では、ヨーロッパの社会保障の財源は、何によって支えられているのでしょうか。
次の図をご覧ください。
日本とヨーロッパ各国の社会保障財源の内訳を分析したものです。(しんぶん赤旗より)

グラフ


 これを観るとどの国でも、
(1)企業など事業主の負担する社会保険料 
(2)個人が負担する社会保険料 
(3)税金
以上三つが主な財源です。

 税金の一部に消費税が含まれてはいますが、財源全体の一割前後にしかすぎず、日本とヨーロッパで大差はありませんね。

 むしろ、図からわかるのは、ヨーロッパでは企業などの負担が大きいことです。
日本の事業主保険料(企業負担)の少なさが、際立っています。
社会保険料は事業主と個人は今折半ですから、これも個人保険料の多さが際立っています。

 経団連など財界は、さかんに「企業の負担を増やすと国際競争力にマイナスだ」といって、消費税の増税と企業負担の軽減を主張していますが、ヨーロッパの企業に比べたら、けちなもので、応分の負担をしているとは、とても言えたモノではありませんね。
蛇足だが「アンフェアな国際競争」をしているということでもあります。

 さらに、その他(黒い部分)は、利用料や窓口支払いなどの個人負担と考えられますすが、これと個人保険料を合わせると、45%以上!実にヨーロッパ諸国の2~3倍以上が個人負担ということです。

 こうした実態に目をつむり、「ヨーロッパなみの福祉がほしければ消費税増税を」などと、さらに国民からむしり取ろうとは、いかにもずるい虫のいい話です。
「ヨーロッパ並みの負担をしてから言え!」です。

 財界も、政党も自民から民主まで、さらにはマスコミも、「社会保障財源は消費税で」の大合唱。
ここは、目をひん剥いて、・・・騙されちゃいかんばい!
 
 今こそ主権者が賢く、事実をしっかりと見抜き・・・、せ~の!
「消費税増税反対!大企業、大資産家のヨーロッパ並み・応分の負担で、社会保障財源を!」

梅雨前処理20002


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2008.06.09 | | Comments(7) | Trackback(3) | ・消費税・財源・税Ⅰ

コメント

累進課税

ざっと読んだだけですが、ヨーロッパの税方式勉強になりました。ヨーロッパのやり方は合理的だという印象です。

 商売をすれば競争が起こり勝者は所得が増え同時に敗者には所得が得られなくなります。ここに富の配分のバラツキが生じますので、所得額に応じて税率を上げる累進課税方式が合理的な考え方だと思います。
 勝者側からすれば努力をしていないからという人がいますが、一般の人の勤労は競争が目的ではなく生活基盤の安定を目的としていますので、多く得た富はまた社会に還元する義務があると感じています。
 日本企業が出している社会保険料は、社会に対してというより社員のみへの還元になりますので、一般社会保険料として税を課すべきだと思います。・・・KYだったかしら^m^

2008-06-09 月 12:59:09 | URL | 必殺遊び人 #tHX44QXM [ 編集]

ヨーロッパの消費税体験談

その通り!

分析的でなく、体験的な話ですが・・・・
15年ほどデンマークの人とお付き合いがあり、一緒の仕事をしたりして何度か訪問もしました。

たしかに、消費税25%くらいあって、耐久消費財を買うときは高いです。しかし、彼らは鞄でも机でも古いものを実に大事に使います。どんどん買いません。
商品をどんどん売って消費しないと経済が回らないとは思ってないようです。
外食をするとそれにも諸費税があって「高いなあ」とは思います。食材にかかっている消費税が調理したものにもかかります。ですから外食は贅沢です。

しかし、クルマを持たなくても行き届いた交通システムがあったり、公共交通機関がすごく安かったり、ただの図書館がいっぱいあったりで、トータルの生活費はそんなにかかりません。
普通の公務員が春夏1ヶ月、秋冬2週間のバカンスをとり、別荘やヨットをもっていたりします。ドルベースの年収はそんなに高くありません。

彼らは、普段は質素な生活ですが、バカンスにどんと遣い、海外旅行などに使ってしまい、あまり貯金しません。老後の不安がないから。

要するに、政府の信頼度がまるで違うのです。
「奴らに金を持たせると何をしでかすかわからない」と思われている政府とは別物なのですね。

北欧諸国では、「右派政権」だったりしても、その政策をみると、どこが右派やと思える福祉重点型だったりする事があるそうです。そうでないと誰も支持しない。元々の基準点が違うのですね。
こうした実態を抜きにヨーロッパ並というのは本当に詐欺やね。

2008-06-09 月 18:44:03 | URL | とおる #- [ 編集]

必殺遊び人さんへ。
コメントありがとうございます。
>・・・KYだったかしら^m^
なんのなんの。
>一般社会保険料として税を課すべきだと思います。
これもありですね。
呼び名はともかく、新設も難しいので、累進性をはっきりして、高額所得者からと大企業から応分の負担をというのが筋でしょうね。

色々と知らないといけないと思い、私も勉強中です。

とおるさんへ。
老後の不安に備えて蓄えをするというのは異常ですね。
安心を個人で・・・、ものの考え方も貧しくなると思います。
安心を社会に積む、連帯的な信頼のあるおおらかな国民性が養われるのではないでしょうか。
それと消費が経済社会を支えるという発想は、そろそろ卒業しないと、地球と一緒に暮らせなくなるという問題もありますね。

うん、やはり福祉や社会保障が充実していると、困った時に助かるという守りの意味ではなく、もっと積極的な意味において、人生そのものが豊かになるね。
そこらへんをもっと整理する必要がありそうだね。

2008-06-09 月 21:10:18 | URL | 友→ 必殺遊び人さん、とおるさんへ。 #- [ 編集]

はじめまして。

えーっと。
わけのわからない自己責任論的増税論を前提から覆す、とてもいい記事だと思いました。

初めてなので、とりあえずご挨拶を。

2008-06-10 火 23:53:37 | URL | すてはん@村野瀬さん経由 #- [ 編集]

すてはんさんへ。

はじめまして、いらっしゃいませ。
なんだか照れます。
さ、ますますガンバロウかなあ!

ご挨拶ありがとうございます。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。

2008-06-11 水 01:00:56 | URL | 友→すてはんさんへ。 #- [ 編集]

騙されません。

日本の企業が「アンフェアーな国際競争をしている」というのは、
これでは、ほんとの事ですね。はずかしいです。
大企業や大資産家に都合がいいように変えていってる。
今でも個人の負担が多いのに、消費税をまだ上げようとするのは、非常識ですね。

大変判り易いので記事を転載させてもらってもよろしいですか?

2008-06-12 木 12:41:41 | URL | autodoa #TS6ZbDFY [ 編集]

autodoa さんへ。

こんにちわ。
訪問ありがとうございます。
どうぞ、こんなものでよろしければ転載大歓迎です。
ほんとに日本の企業は、しみったれていますよ。
自分だけがもうかれば、後は野となれ山となれ・・・。
必要な規制と課税で、世界に通用するようにするのが企業のためでもあります。

これからもよろしくお願します。

2008-06-12 木 12:54:06 | URL | 友→|autodoa さんへ。 #- [ 編集]

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