NO.483 「伝家の宝刀」も、空振りじゃあね!腰抜け民主党よ、しっかりせんか。
11日、参院で福田首相に対する問責決議がなされた。これは現憲法下で初めてのことだ。
首相と政府は、重く受け止めるべきだ!
いいか、福田君!
・・・受けて、「重く受け止めます」と形式的に軽く言いやがんの!
「な~んでか?」 それは以下に書いてみることにするが。
要するに「痛くもかゆくもない」どころか、「気が軽くなった」からに他ならない。
「敵はもう空砲しか撃てない」「もう終わった」と、ホッとしてるよ。
何をやってるんだ!
「伝家の宝刀」を抜いても、振り回すだけでは何の効き目もない。
後期高齢者医療制度も、ここまで追い込んでの審議拒否は、与党にとっては「渡りに船」、ありがたいだけだ。
数はあっても「ウドの大木」=腰抜け民主党。情け無や。
「今撃つときじゃない。もっと追い詰めてからじゃないと効き目がない」って、言うよったろうが!
大事な大砲を、敵が射程内に入らないときに打ちやがって!
党首討論も後期高齢者医療制度の討論もほっぽり出して・・・、こういう結果(内閣信任、衆院で可決=民・社・国民新は欠席)は見えてたことではないか。
論戦と国民世論で追い詰めて、いざというとき(内閣総辞職か解散総選挙)に息の根を止めるために抜くのが「伝家の宝刀」=問責決議の使い方というものだ。
情けない民主党の提案理由
4野党の会談で鳩山民主党幹事長は、「党首討論をやれば福田首相は『大いに審議をやろうじゃないか』と抱きつき作戦に出る。それを拒否するために問責を早く出した方がよい。討論の後では映りが悪い」と言ったそうな。
山岡国対委員長は、問責もやらずに閉会したら、話題がサミットとオリンピックになりメディアも国民もこっちを見てくれないと、泣き言のような提案理由を言ったとさ・・・。
な~に考えてんだか・・・だめだこりゃ、民主党。
宇宙基本法、公務員法、少年法と次々に、与党と水面下で「修正」に応じ、国会では審議なしで通し、・・・対決姿勢がなくなったので・・・「こりゃヤバイ!」とポーズを見せたところで、どうするんや。自分で馴れ合ってきたんだろう。対決するなら「党首討論」で堂々対決すればいいのだ(った)。
後期高齢者医療制度廃止法案、せっかく参院で通したのに、自分たちから提出しておいて衆院では審議拒否とは、どうやって国民に責任が持てるというのか。
もう済んだ事だからいってもしょうがないが・・・。
こいつ共産党びいきだからという目で見ている人が多いと思うけど、言ってる中身で、事実を見らなね。
民主党もにしっかり頑張ってもらう事が、国民のためだということ。頑張ったら褒美を上げて、だめなときはガツンと言わな。政党とはそういうものだ。そうやって、政党を国民のために使わなければ、政党政治は民主主義の中に生かされないとは思わないか?
参考までに地方紙でも批判されていたので紹介しておこう。
「この問責決議案の意味はどこにあるのか。解散に備え『党内の引き締めを図る』という声が、民主党幹部から聞こえてくる。このあたりが小沢代表の真意かもしれないが、党内事情からの決議案提出では国民の理解を得られないという慎重な見方が、共産党から出ている。決議案が出されれば賛成すると断ったうえでの指摘とはいえ、同じような印象を持つ人はいるだろう」(神戸新聞 社説)
「福田政権との対決姿勢を強めるというのなら、問責決議ではなく、党首討論で、国会の場で堂々と渡り合ってもらいたい。小沢代表が不得手な討論をさけたとの声も上がっている。高齢者医療について、どちらの考えや政策に説得力があるのか、国民の判断を仰ぐべきだ。それでこそ民主党が目指す責任政党といえよう」(京都新聞 社説)
「11日に予定されている党首討論を取りやめるよう、民主党は自民党に申し入れている。意味合いのはっきりしない決議案にこだわる一方、党首の直接対決を中止するのはいかにもわかりにくい。小沢代表は党首討論を避けたがっていると見られるようでは、首相の座は引き寄せられない」(信濃毎日新聞 社説)
産経新聞とはいえ、参院の問責決議可決 なぜ党首討論をしなかったのか これはまとも。
「むしろ問題なのは、11日に予定されていた党首討論が問責決議案提出によって開かれなかったことだ。
民主党の小沢一郎代表にとって、後期高齢者医療や年金だけでなく、秋葉原の無差別殺傷事件などで福田首相の政治姿勢をただし、自らの考えを明らかにする格好の舞台だったはず。
首相の返答を聞いてから問責決議案を出すかどうか決めても遅くなかったのに、これはいったいどうしたことか。与野党が意見の異なる問題で、真剣な論議を重ねることが議会制民主主義の基本であることを自ら放棄したも同然だ。」
・・・結果、風も吹かず、世論はしらけたまま。

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2008.06.12 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・民主党批判Ⅰ
