NO.504 国会議員定数削減発言の狙いはどこに?
自民党内から国会議員定数を減らそうと言う声が出ている。
その狙いはどこにあるか?
構造改革路線は「無駄をなくす」が掛け声だ。
そして消費税増税派も「先ずは徹底した歳出削減を」である。
サラシナショウマ
「定数削減なくして増税はない」(中川元幹事長)
「国民に負担を求めていくには、政治家自ら身を切ることを示す。その際に衆院比例代表選挙をどうするかが一番問題だ」(伊吹幹事長)
「政治家が身を切る」発言に、政治家の特権意識と、実際に利益を得ているであろうことが丸見えだが・・・そこは置いといて。
自民党の議連「衆参両院を統合し、一院制の新国民議会を創設する議員連盟」は、一院制で定数を500にする案をまとめた。
小選挙区300、道州制を念頭にブロック代表100、全国比例代表100である。
ちなみに、現在は衆院480(小選挙区300、比例代表180)、参院242(選挙区 比例代表 )、計722議席である。
伊吹氏は「比例は既に参院にある」として、衆院の比例代表を減らそうとする気だ。
小選挙区制は,どんな制度か?
どんなに低い得票でも、1位の候補者だけが当選。3~4割の得票で6~7割の議席が取れるために第一党に圧倒的有利な不公平な制度だ。多様な少数意見が抹殺され、民主主義には程遠い選挙制度と言わなければならない。
「身を切る覚悟」?
彼らに、身を切って国民と国のために何かをするという、「崇高な何か」があったためしがあるか!
きられるのは民意である。
「身を切って」歳出削減・・・、その次にあるのは「消費税増税」である。
日本の国会議員定数は決して多くはない。
自民党は増税=消費税増税狙いに、あらゆる角度からの国民世論の誘導をしてくるだろう。
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2008.06.26 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅰ
