NO.512 腹が減っては・・・。
「腹が減っては戦は出来ない」というけれど・・・。
ここ2,3日、訳あって朝食抜き。朝は絶対に食べないと気がすまないのだが・・・。
サギソウが順調に育っています。
もうすぐ花芽をあげそうです・・・楽しみ!
朝飯抜きだと、昼ごろには腹に力が入らないわ、頭はボーっとして(もともとキリッとはしてないけどお)貧血じゃないかと思うぐらい。
世の中には、朝食抜きが相当いると言うけれど・・・、特に子どもは絶対食べなきゃいかんばい!
飯のことで思い出した事がある。
高校のとき一回だけ先生にほめられたこと。(前にも書いたような気がするが・・・ま、いいか)
大学受験の旅館で、朝から何杯もお変わりをしていたことを、みんなの前でほめられたってだけのこと。
すさまじいばかりの受験競争の中で、私は離島から鹿児島市内の進学校に進んだ。
田舎では出来がよくても、ここでは450人中400番。・・・国立なんてムリ。
それでも貧乏なので私立は選択肢に入らないのと、親が離農してまで「頑張っていい」と応援してくれたので、必至の受験勉強に励んだ。
そんなある日、数学の先生が「大男、総身に知恵の回りかねとはお前のことを言うんだ!」と。落ち込んでいじけちゃったよ、ったく!たかが、方程式を暗記できなかったぐらいで・・・。
それからと言うものは、「今に見返してやる!」と、夜も寝ずに悪い頭をしごいたもんだ。
そうして3年後の大学受験。
総勢100名が国立一期の試験に臨んで旅館に泊まりこんだというわけ。30名ほどが合格ラインだったので、私などは鼻から期待はされていない。もちろん自分でも・・・。ただ、「一回ぐらいは練習のために受けてもいいよ」と母親が進めくれた受験だった。自分では自宅から通える地元の国立二期校に入れれば、親の負担も少なく御の字だった。
旅館の部屋割りだってわれわれ「バカクラス」組は、食堂兼用の大広間の隅に10数人入れられていた。
今思えば、差別もはなはだしい。「当確」組みは、順番に小部屋が与えられていたと言うのに、なんと従順な僕ちゃんだったこと。今風に言えば、部屋が悪いのも成績が悪い奴の自己責任?
そんなこんなだったから、せっかく来たからには損だけはするまいと思い、朝からいつものように腹いっぱい食っただけの話。貧乏でも、いいおかずは食えなくても、腹だけは空かしたらいけないって母は言ってた。だから、毎日どんぶり飯、お変わりして3杯食ってたから。
で、受験当日の朝、100人がシーンとして朝食タイム。
・・・先生、気になったんだろうな。
「みんな、リラックス、リラックス。今まで頑張ってきたんだから・・・。」と言いながら励ます。その時にだよ、みんなの前で褒められたのは。記念すべき、「高校時代唯一の褒められタイム」、しかも緊張のクライマックスで。
「友君を見てみなさい。もう3杯もお変わりしているぞ。みんな、緊張しないでしっかり食べて!」だと。
光栄な事でした。旅館の茶碗は小さいから、6,7杯は食わないと間に合わないんだけど。お陰でお変わりしにくくなったよ。ん?何杯め?
かくて、私も晴れて母校からの合格者最高記録樹立に貢献できたのであります。(笑)
腹が減っては戦は出来ん・・・のじゃ。
息抜きに軽い小話でも、と思っていたが・・・また、グダグダと書いてしもうた。
あ~~暑かね。
福岡は、初の真夏日?しかも蒸しむし。
みなさんお大事に。
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2008.07.04 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・自画像・自分史断片
