NO.527 「共産VS民主ではない、共産VS自民なのだ」・・・世間的にそうなってないからこそ!
次期総選挙に向けて、自公政権にストップをかけたいという願いは多くの国民のものであろう。
その中で、相も変わらず商業メディアは「自民か民主かの政権選択選挙」という。
もうすぐ、さきそう。そう、さぎそう・・・サギソウ。
真夏の暑さに白いサギが涼やかに舞う姿を、もう少しでお見せできますよ。
お楽しみにお待ち下さい。
blog-bluesさんより「共産VS民主ではない、共産VS自民なのだ」というトラックバックが送られてきた。
共産党6中総での志位委員長の民主党批判に関する「毎日」の記事をもとに、である。
共産党員ブロガーのみなさん、
こんなアピールの仕方では、
反自民で共産党に期待を寄せている
有権者の多くは、どっちらけですよ。
・・・(中略)
民主党は、シャドーです。放っときゃいいんですよ。
眼中にないという顔をして、自共対決を自己演出するのです。
シャドーを撃ってどーする?本体を喜ばせるだけじゃないか。本体は、
自民党なんだ。本体を撃てば、必然的にシャドーを撃つことにもなろう。
一方+++ PPFV BLOG +++さんからは 自民党と民主党の対抗軸は「政権交代」というトラバが。
もはや自民党と民主党の対抗軸は「政権交代」のみである。
冗談はさておき(半分冗談ではないが)、共産党による民主党批判はやはり必要である。「敵の敵は味方」的発想ということでさえはなはだ誠実ではないと個人的には思うところなのに、もはや「敵の敵」ではない民主党に対する批判は当然のことである。先日のエントリーで「政党として責任のある態度」としたのはそのことである。ましてや共産党が一貫して自民党政治を批判し続けてきたことは周知の事実であるし、ここへきて民主党批判がお門違いとの批判はあたらない。両者ともに批判すべきは当然のことであると思う。
私にも「何か言え」ということだろうか。
私の立場は明快です。
政権交代とは看板や顔の掛けかえでは無い、政策転換のためのものである。
この国の人々の暮らしをどうするのか、そのためにどういう政治を行うのかが問題の本質。
過去ログNO.524 消費税、各党の態度・・・自民、民主には財源論の争点はない。でも書きましたが、いまや財源論に限らず内政外交の基本路線で自民と民主の間には、政策上の争点は無い。
自公がだめなら、より大きな民主なら政権が変わる?変わった政権が、多少の味付けは違いつつも同じ新自由主義的政策を実行し、財界にもアメリカにも物申す事が出来なければ、国民にとっては政治は何ら変わらないということ。
だがこの認識はまだまだ世間的ではない。
だからこそ共産党の戦術が色々いわれるのだろう。
世間的認識は、BLOG BLUESさんのようにクリアじゃないわけで、「本体とシャドー」という風には見えていないんだから・・・。「対決しているから別物だろう」が世間の見方で、この認識から出発した戦術だというとことを押さえないと、論争は不毛ですね。
現実認識が違うということであれば、そこからスタートすべきでしょう。
世間的な認識に迎合する戦術は自らの自信のなさを証明するだけだろう。その認識を変えるために挑戦する戦術は、志位乃助君の決意の現われとして評価していいと思いますが。
「左派・市民ブロガー」だの「リベラル」だの自称するブロガーの中には、「政局」好きの評論家は多く、政策を検証し政治の事実をよく見ないで持論を語るシーンが多いように思う。或いは政治に対する要求はなるほどでも、「だったら民主の政策はは支持できないだろうもん?」という場合が。・・・それとも、「民主支持が先にありき」で、市民的中間層を泳ぎながら自公を批判することで自己主張のよりどころとしているのか?
政治ブログの良心秘書課の玲奈さんも腐心しているようで・・・。
自公と民主が変わらない政治的基盤を持ち、政策的共通点を持っている事を明らかにするために共産党が自民と共に、民主に対する批判を強めるのは国民に対する責任として至極当たり前の事だろう。
「自民の悪政を民主も一緒になって進めている」ということが国民の前に明らかにされなくては、政治は真に国民のものにはならないということではないだろうか。
「共産VS民主ではない、共産VS自民なのだ」 政治闘争の本質はまさにその通り。
自民と同じ民主を批判するのは何ら矛盾は無いでしょう。自民を批判するばかりで、自民を離れた支持が民主にとどまれば、「何しとるんや!」で終わりでしょう。
これ以上しつこく言う必要もないでしょう。。
先の国会でも、対決を装いながら、「宇宙基本法」や「国家公務員改革法」にはちゃっかり「修正」合意。
今日の格差と貧困の根源、労働法制の改悪にも社会保障制度関連法の改悪にも自公と一緒に手を貸して進めてきたのが民主だという事実は動かせないということです。
それが「本体とシャドー」の関係にあること、「シャドー」たる本質を明らかにし、幻想を打ち破る事・・・避けて通れない道でしょう。
ただし、・・・この「戦術」が功を奏するかどうかは、いかにこなれた納得できる論戦、語り口でどれだけ大量に出来るか・・・共産党の実力が問われるところでしょうね。「ほらまた独善!」とか、山のように弾は準備されているでしょうから・・・。何よりも、「二大政党制」推進のメディアもすべて向こうに回してですから、たいへんでしょう。・・・以上。
最後に、「BLOG BLUESよ、この道理が、お前には未だ解らぬか。この未熟者!」といっておこう。いくらキレのいいBLUESさんでも、世間が読めないなら、広報担当はムリッす!(笑)
「大脇道場」は、今後、国民生活がかかえる問題や、それに対する現実政治の事実、政治行動・政策の実際を明らかにする事で、真の政治の民主的転換に少しでも寄与したいと思う。(こんな事書くと、後でしんどくなるけど・・・、方向性!として、ということで・・・決意だけはいつも立派だにゃあ。)
シャドーをシャドーとして見得ない言論は、今いくら多数派でも歴史の藻屑になるであろう!
多数に価値があるのではない。真実に価値があり、その価値を多数にするところに、語る意味があるのだ。
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2008.07.17 | | Comments(6) | Trackback(8) | ・政治一般Ⅰ
