NO.555 なんで「インドネシア人介護士」なのか?
昨日、朝のテレビニュースで流れていたが・・・、何でこんな事になるんや。 日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシア人の看護師・介護福祉士の候補者計205人が7日朝、来日した。海外から看護・介護分野の労働者を本格的に受け入れるのは初めて。
若い娘さんやお母さん?が家族との別れを惜しみ、抱き合っている風景・・・。
べつにインドネシア人を排斥しようというんじゃあないが・・・。
インドネシアから看護師の卵来日 海外から初の受け入れ
来日したのは看護師候補104人、介護福祉士候補101人(ほか3人が今月末に来日予定)。東京・大阪・名古屋など5カ所の宿泊研修施設で6カ月間の日本語研修を受けた後、病院や介護施設などで補助的な仕事をしながら、国家試験を目指す。
看護師は3年、介護福祉士は4年の期限内に合格すれば、国内で無期限に働き続けることができる。
日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)によれば、インドネシアは東南アジアの大国で、世界人口4位(2.2億人)の市場であり、原油も近くを通ってくるから、東アジアの「戦略的な要衝」ということだが、それが何で「看護師や介護福祉士候補」の受け入れなのか、真の目的がようわからん。
他の事と引き換えに先方の要請があるとでもいうのか。
看護師や介護福祉士は、日本にもゴマンといる。しかし、介護労働市場で労働者不足なのは、「身分が不安定で、安い賃金でやってられない」からだ。
介護とはどういうものか
6ヶ月間の研修である程度の日本語が出来たとは言え、「日本人」に寄り添う介護や看護が出来るのだろうか。生き方も、考え方も文化そのものが違う人の介護がそうやすやすとできるものではない。「豚肉は食べない」という人が、その食事の時どうやって時間を共有できるというのだろうか。介護とは、そういう共に生きる時間を共有する事である。
言い換えれば、「しもの世話」「食事の世話」・・・最低限の誰でも出来る身の回りの世話に、介護の質を落とさせていくのではないか。
経済的な関係優先で、人を受け入れ介護労働を変質させる気がしてならない。
食料と同じように、人に関わる仕事は「自給」が基本中の基本なのに、ここには「安ければ買うだろう」という根性が見え隠れする。
今度は「労働力商品のグローバル化」か?
東南アジア人は安くても文句を言わずに働くだろう、か?
まさか病人や要介護者をグローバルに移動させるわけにも行かないだろうから・・・。
多くの若者や希望者が,安心して就業し、国民の看護介護要求に応えられるように、その労働条件を改善する事が、この国の介護にとっては喫緊に重要な事。
現場での働き手がいないのではなく、希望を持って働けないようにしてしまっているのが問題なのだ。
福祉の世界は、日本ではまだまだマイナーだにゃあ。現場から、頑張らないかん!
国民の願う高齢者介護・障害者福祉の実現を 深刻な人材不足を打開するための緊急提言
2007年12月25日 日本共産党国会議員団
今日は、遠方より友来たる。
飲み会だ~~~~!

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2008.08.08 | | Comments(7) | Trackback(6) | ・福祉・社会保障全般Ⅰ
