NO.590 「テリー伊藤の正論」・・・またも「自民党食堂の暖簾をくぐる」のか?
テリー伊藤?朝のワイドショーのコメンテーター。口をとんがらせて、泡を飛ばしながらものを言う人、演出家らしいが・・・。内容には異論がある場合もあるが、本音らしき話しぶりは合格かな・・・という印象。・・・ま、たまにしか見ないが。 【テリー伊藤の現場チャンネル】
ここではズバリまともなことを言っている。
テリー伊藤氏の正論(ブログ「Internet Zone::WordPressでBlog生活」より)というエントリーを読ませていただいた。ウェブには乗ってないようで、ご苦労してテキスト化されたのでしょう。非常にわかりやすい正論です。ちょっと長いですが、引用して紹介します。
大切なのは「次は誰か」でなく「何をやるか」だ [毎日新聞 2008年9月6日付夕刊]
福田康夫首相の退陣表明で、1年前、安倍晋三首相が辞めたときとまったく同じ現象が起こっている。
「なんだ。こんなときに突然、政権を放り出してしまうなんて無責任すぎるじゃないか。許せん!」
そう言って国民もマスコミも怒っていたのは、その日1日だけ。次の日からはテレビも新聞も、そんな怒りはきれいサッパリ忘れて「さあ、次はだれか!?」の報道に一斉に突っ走る……。
まったく日本人は、なんてお人よしなんだろう。自民党の総裁が2人も続けて同じようにフザケたマネをしたというのに、あいかわらず「次はだれか」といって盛り上がっている。
もしこれがレストランなら、自民党食堂は、とっくにつぶれているはずだ。2回もつづけてメチャクチャまずい料理を出されたら、
「ふざけるな。もうこんな店、二度と来ないそ」
とみんなにソッポを向かれて、だれも寄りつかないだろう。
ところが、日本人は、「さあ、今度はどんな料理を出してくれるのかな。今度こそ、うまいものを食べさせてくれるかな」と自民党食堂の暖簾をくぐるのだ。
福田首相の退陣発表と、その後の総裁選までのプロセスは、だれがどう見ても、解散総選挙で民主党を叩きつぶすことを最優先に考えたメディア戦略と日程だ
(中略)
もちろん私はどちらかを応援したくて言っているわけではない。自民党のトップがこんなにだらしないことばかりつづけているのに、このまま好き勝手を許す政党しか日本にはないのかということだ。
もはや言うまでもないことだが、問題は「次はだれが総理大臣になるか」などということではない。「次の総理大臣は何をやるか」である。
私たちは、どんなに話題性の高い候補者がテレビ画面に躍ろうが、「どっちが勝つか」などに目を奪われることなく「この人は何をしようとして立候補したのか」を注視しなければいけない。
それにはテレビの送り手側の責任も重い。視聴者の食いつきがよさそうな「候補者のキャラ」の話ではなく、政策を伝える努力をしなければいけない。(演出家)
国民は性懲りもなく、「自民党食堂の暖簾をくぐる」のだろうか?
「私たちは、どんなに話題性の高い候補者がテレビ画面に躍ろうが、『どっちが勝つか』などに目を奪われることなく『この人は何をしようとして立候補したのか』を注視しなければいけない。
それにはテレビの送り手側の責任も重い。視聴者の食いつきがよさそうな『候補者のキャラ』の話ではなく、政策を伝える努力をしなければいけない。」
座布団1枚!である。政治の中身こそが問われなければならない。

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2008.09.08 | | Comments(1) | Trackback(9) | ・政治一般Ⅱ
