NO.627 「脱官僚支配」と民主党批判にお答えして・・・。
昨日は、地域商店街のお祭りに出店のために出勤でした。 こんにちは。 こんばんは
小雨で、売り上げはイマイチでしたが・・・(別記事で報告します)。
さて、やっぱり選挙に向けた話ですが・・・。
過去ログ「NO.619 民主党政治の旗印「脱官僚支配」をどう見るか。」に、コメントいただいた分のお返事について、表でも紹介しておきたくなって・・・です。
まずは、ふじふじさんから。
各省庁は、許認可、補助金、交付金、通達、行政指導と権限を持ち、事実上国民を支配しています。
GHQの占領が終わった時から、日本の民主主義は、官僚によって狭められていきました。
そして、いまや、官僚を頂点とする中央集権国家となっています。
法を考えるのも官僚ということで、日本を思い通りにしています。与党はただの議決用員です。今や、与党が、官僚にすがる官党として働くようになっています。これで、民意が反映されるはずがありません。
そして、そのような官僚王国だからこそ、天下りはどんどん増え続けているのです。官僚利権に群がる与党政治家ができ、その政治家に群がる企業が出て来るという構造になっています。
だから、民主主義と国民主権と地方自治の妨げとなる官僚支配の打破こそは、もっとも重要な改革だと思っています。
2008-10-05 日 18:01:37 | URL | ふじふじ #- [ 編集]
ふじふじさんへ。
コメントありがとうございます。
官僚機構が国民を支配する権力機構の一部であると言うことは言うまでもないことであり、そこに規制を掛けることはもちろんです。
しかし、問題の基本は、利潤追求を唯一最大の目的とする大企業・財界と、労働者・国民の労働・暮らしの矛盾にあります。
そこをどうするかと言うところに関わって、官僚の役割を見る必要があるでしょう。
「政・財・官」の癒着構造の中で捉える、とりわけ「財」に対する規制を抜きには、「官僚機構の改革」そのものも、何の効果も期待できないでしょう。
(これが、当エントリーの趣旨です)
民主党について言えば、「官僚支配打破」を言いながら、天下り、天上がりを容認する公務員法改悪法に自民党と合意して賛成したり、今度の選挙の新人候補者では、5人に1人が官僚出身者を公認する(なかには自公政権の「構造改革」路線のもとで、「行政改革」や「三位一体改革」を推進した人物も)などは、本気で「脱官僚」なのかを疑わせるに十分です。
「官僚支配打ち破る」というが… 民主候補官庁出身ずらり 新人の21%
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-10-06/2008100602_04_0.html
政治の手法はもちろん変えなければなりませんが、国民生活を踏みにじってきた根っこの問題はなんなのか、その中身を変えることこそが、「政権交代」の本旨だろうと思います。
次は、たかさんより。
はじめまして。
ご意見・ご批判、もっともだと思います。
ただ、脱官僚をしようという方向性は評価したいところです。
与党と官僚の癒着を断ち切るだけでも、確実に日本は良い方向にいくでしょう。
もちろん、政界と財界の関係にメスを入れられれば言うことなしですが。
気になることがあります。
最近、共産党の政治家・共産党支持者の民主党批判が目立ちます。
これ、結局は、自民党有利になるだけだと思います。
私は、無党派ですが、一番信頼のおける政党は共産党だと思っていますし、本当ならば共産党中心の政権が望みです。
ですが、それが無理なのは明らかです。
となれば、自公政治を続けるのか、民主党中心の政権に変えるのかが今回の選挙のテーマだと思います。
自公政治を終わらせるのが一番の大きな改革だと思うんですけどね。
なお、共産党は、経済政策が弱い。
共産党だけが積極財政を謳ってないのは不思議です。
2008-10-06 月 03:54:20 | URL | たか #- [ 編集]
たかさんへ。
>最近、共産党の政治家・共産党支持者の民主党批判が目立ちます。
これ、結局は、自民党有利になるだけだと思います。
そういう声は少なくありませんね。
しかし事実はどうでしょうか。
この間、そして今も共産党は自公政治を一番に非妥協的に告発し追及してきました。
その上で、どういう政治に変えるのかが問われているわけです。
民主党が主な敵ではありませんし、必要な共同もしてきました。
国民生活のさまざまな問題を解決しようというときに、その根っこに財界言いなり、アメリカべったりの政治があると考え、これを変えなければならないと言う主張の先には、当然、「政権の担い手が変わればそれでいいのか」と言う問題があり、「中身を変えるにはどうするか、民主党でいいのか」は、論じなければならない課題であり、それが政党としての責任だと思います。
マスコミも以下のようであれば、なおさら、自ら発言することは当然ではないではないでしょうか?
マスメディア時評 対立軸を隠す「朝日」の不見識
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-10-06/2008100604_03_0.html
確かに今度の選挙で、共産党中心の政権は無理でしょうね。(願っても・・・残念ながら)、しかし、だからと言って「自公政治を続けるのか、民主党中心の政権に変えるのかが今回の選挙のテーマだ」とは思いません。
労働者派遣法の問題にしても、後期高齢者医療制度の問題にしても、食糧自給の問題にしても、初めから一貫して、今日の事態を見通して反対してきたのは共産党だけです。(共産党だけと言う言い方をすると、唯我独尊だ、そういうところが嫌いだと言う人もたくさんいますが,これは事実ですから仕方ないことです)
「政権の担い手を変えること」だけが争点にされることに、自公政治の行き詰まりを打開する道が見えてくるでしょうか?
自公政権の中でも担い手が変わりながら、何も変えられずに投げ出してきたのです。
中身が大して変わらない担い手に代わっても、この国の政治は変わらない・・・。
したがって、「政権交代」大合唱の前に、「おいおい、中身を考えようじゃないか」と言う問題提起は当然必要だと・・・。
これが「大脇道場」の基本的な立場です。
ただ、正直に言って圧倒的な「政権交代」論の前には、なかなか道は険しいですが・・・。(笑)
戦前は「侵略戦争反対」「国民主権を」と言ったぐらいで、投獄され殺されたわけですから、それに比べれば、受けの良い事ことを書いて時代と読者に迎合しようとは思いませんね。
抽象的になりましたが、こういう考えは、すべてのエントリーに共通していますので、またご訪問されお読みいただければありがたいです。
>なお、共産党は、経済政策が弱い。
共産党だけが積極財政を謳ってないのは不思議です。
これについては、何を持って言われるのか、私にはちょっと理解できません。
以下のように、「日本経済を民主的に改革する」とはっきり政策も出していますが・・・。
日本経済の民主的改革――大企業応援ではなく、国民のくらし応援の政治をhttp://www.jcp.or.jp/seisaku/2003/0310senkyo-seisaku1.html#0101
2008-10-06 月 13:28:24 | URL | 友さん #- [ 編集]
今回は以上で・・・。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html

友さんの写真ブログです。下手の横好きですが、どうぞごゆるりと。

いつもありがとうございます。
今の自公政治をどう変えるのか、中身の議論こそが大事だと思います!
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2008.10.06 | | Comments(3) | Trackback(2) | ・民主党批判Ⅰ
