NO.637 「1日でいいですよ」と言った。・・・テロ特措法審議、自民・民主の裏折衝。
いよいよいただけない。 情勢が進展すれば、政党の本質が段々見えやすくなってくる。 ある意味今国会は、これまでも(たとえば労働契約法や宇宙基本法で)顕在化していた自公民談合・協力体制が完成しつつあると言える。どうせ解散になるから、と楽観している間に、次々と悪法の「駆け込み可決」が行われることが心配だ。すでに福田前首相が退陣表明した直後、大勢が新内閣発足直後の解散を予想する中で、弊ブログでは即時解散が望ましいが、実際には自公政権は「衆院3分の2」を簡単には手放さない、解散は先送りされると指摘したが、当時の私の予測が現実になっている。いかに野党が与党に「塩」を送ったところで、解散は首相の胸先三寸次第であり、民主党の行いは「エサ」に釣られた単なる一方的屈伏でしかない。 自民党と民主党との間で新テロ特措法延長案の早期採決が合意された裏折衝の模様を自民党の村田吉隆筆頭国対副委員長が九日夜、東京都港区内のホテルで開いた励ます会の席上、明らかにしました。
解散総選挙へ読み間違ったか、民主党が焦っている?
「政権交代が第一」、「国民生活や国の進路はそっちのけ」・・・まあ、そういう政党だろうということだが・・・。
過去ログNO.635 「党略が一番!」・・・民主がマニフェストを変更?!で、民主党の国会審議に対する姿勢を批判した。
「政権にありつきたい」ただそれだけ。「大脇道場」が指摘し続けてきたように、中身は二の次なのだ。
早期解散で有利に選挙を戦いたい、それだけの理由で、重要な政治の中身については議論もせずにスルー・・・民主党の姿である。
「進む自公民談合・協力体制~インド洋給油活動延長を黙認する民主党」(世界の片隅でニュースを読む)http://sekakata.exblog.jp/7558084/では、以下のように指摘している。
こうも躊躇なく自公政権と協調できるのは、改めて総選挙後の民主党の動向に疑念を生むことにもなろう。選挙結果がどうなろうとも、参院の現況や経済情勢も考慮すると、表向きは激しい対立を装いつつ、要所では助け合う自民・公明と民主の「あ・うん」の呼吸は長らく続きそうである。
実は、裏があった。相当重症だ。
新テロ法案めぐる裏折衝 審議「一日でいいよ」(民主担当者) 自民国対幹部明かす(赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-10-10/2008101002_03_0.html
村田氏は、「民主党の私のカウンターパート(交渉相手)が『一日でいいよ』といったんです。(衆参それぞれ)一日一日、二日間であげちゃうというんです」とのべ、その模様を再現して見せました。
「私(村田氏)が、『ちょっとそんなことを聞いてもにわかに信じられない。驚愕(きょうがく)の一語に尽きる』といいましたら、私の相手方は『驚愕はないでしょう。恐縮でしょう。菓子折りを持ってこい』と、いわれたんです。結局、きょう(九日)の衆院テロ特別委の理事会で衆院は二日(の審議)で採決してくれるらしいということです」
「敵方(民主党)は『お前らの内閣は選挙管理内閣で仮免(許)なのだから、そこまではやらせてやるが、あとは(追加の)法案を持ってきたら承知しないぞ』ということでした。補正予算案とテロ特措法は、(自民党としては)まあいただきというふうにしていただいた」
村田氏は、昨年の臨時国会で新テロ特措法成立へ会期を二回延長した上、越年した経緯にもふれ、百八十度転換した民主党の国会対応に「驚愕」の言葉で強調したのです。
村田氏が明らかにした自民、民主国対幹部間の折衝は、新テロ特措法延長案を協議した八日の野党国対委員長会談に先立って非公式におこなわれたもの。同延長案の処理が自・民両党間の「裏折衝」で事前にレールが敷かれたことを物語っています。
民主党というこの政党の姿は、政治情勢の進展と共に明らかになっていくだろう。
選挙で問われるべきはなんなのか・・・。
ブロガーの見識が、国民一人ひとりの判断が試されている。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html

友さんの写真ブログです。下手の横好きですが、どうぞごゆるりと。

いつもありがとうございます。
目を見開いて、政治の事実と中身を見なければならない!
そうだと思われる方は、ランキングー

↓ ↓


- 関連記事
-
- NO.988 自民、民主のなれ合いで、予算案衆院通過。 (2009/03/01)
- NO.901 大企業がわざわざ出向いてきて、注文をつける党。目の前にいる大企業にモノが言えない党。 (2009/01/22)
- NO.806 世論調査から見えてくるもの・・・「二大政党制」路線の陰り。 (2008/12/10)
- NO.786 麻生太郎対小沢一郎の対決・・・「大山鳴動してねずみ一匹」も出ず! (2008/11/28)
- NO.710 迷走対決の「知られざる?真実」。 (2008/11/19)
- NO.654 世論調査・・・「政権交代」をあおっても、国民は見抜きだしている? (2008/10/22)
- NO.637 「1日でいいですよ」と言った。・・・テロ特措法審議、自民・民主の裏折衝。 (2008/10/10)
- NO.629 「朝日社説」も思考停止! (2008/10/07)
- NO.620 顔ぶれを見れば、・・・「対決茶番劇場」。 (2008/09/30)
2008.10.10 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・二大政党制批判
