NO.653 垣根を越えて、反貧困世直しイッキ!大集会。
「小さな違いにこだわって負け続けるのはもうたくさんだ。敷居を下げ、弱さを認め、弱さの自覚の上に、強い絆(きずな)を作る。それが、私たちの運動であり、私たちの世直しだ。声を上げよう。居場所を作ろう。仲間を増やそう。一人ひとりがもう一歩踏み出そう。そして社会を変えよう。政治を変えよう」
反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんによる集会宣言より。
反貧困世直しイッキ!大集会・明治公園に2000人(you tube動画3分40秒)
http://jp.youtube.com/watch?v=K_hgj8EFd1o
未来奪回へ 垣根越え貧困なくそう 東京で大集会(赤旗)
非人間的な労働から抜け出せず、働いても食べていけない社会のあり方に「黙っていられない」と十九日、「反貧困世直しイッキ! 大集会」が東京・明治公園で開かれました。労組や市民団体、弁護士などでつくる反貧困ネットワークが主催。二千人が集まりました。
税金の軽減などを求め農民が決起した秩父困民党を模し、たすきとはちまき姿の主催者代表、宇都宮健児弁護士は、むしろ旗にペンキで「反貧困」と書いてアピール。「貧困を食い止め、人間らしく働ける社会を確立するのかが問われている。消費者、労働組合、社会保障など垣根を越えた運動が必要です」と開会を宣言しました。
同ネットワーク副代表で作家の雨宮処凛さんは、むしろに「よこせ」と書き、「お金や尊厳、未来など奪われたものを取り戻すため、力を合わせよう」と呼びかけました。
運動を広げようと三カ月間、全国を回ったキャラバンのメンバーがブラスバンドの演奏とともに登場し、各地で四百四十九団体が参加した取り組みを報告。・・・
一致した要求、行動の統一・・・ではある。
「垣根を越えて」、「世直し」、「イッキ(一揆)」・・・古い言葉が、新しい力になるのか?
ギリギリのところから、止むにやまれぬ思いで立ちあがる・・・そういうところだろうか。
個人的には、障害のある人たちに30年かかわりながら、人間同士がどうつながりを取り戻すのかを問い続けてきた。人間は本来つながりあい助け合って生きる生き物だと思う。それが、どういう力によって断ち切られ、一人ひとりが分断され孤立し生き辛くなってきたのか・・・?
一人ひとりが居場所を作り、一人じゃないことを確認し、垣根を越えてつながって行くこと・・・貧困をなくす取り組みは人間本来の人間らしさを取り戻す闘いである。
参加者の声と写真(asahi.comより)


反貧困世直しイッキ! 大集会宣言
シンプルでわかりやすく、共感する。
私たちは、今日ここに「世直し」のために集まりました。
どんな世を直すのか。
それは、人が人らしく生きられない、人間がモノ扱いされる、命よりもお金や効率が優先される、貧困が広がる、そんな世を直すためです。
どうやって直すのか。
それは、一人一人が声を上げ、場所を作り、それによって仲間を増やし、守られる空間をつくり、一人じゃないことを確認し、そして相互に垣根を越えてつながっていくことで直します。
私たちの社会は今、間違った方向に進んでいます。私たちはそれを直したい。それが、私たちの責任です。「自己責任」などは、決して私たちが取るべき責任ではない。私たちには私たちの、市民には市民の責任の取り方がある。
いま、日本社会は大きな岐路に立っています。
労働者をいじめ続けるのか、人間らしい労働を可能にしていくのか、
社会保障を削り続けるのか、人々の命と暮らしを支える社会にするのか、
お金持ちを優遇し続けるのか、経済的に苦しい人たちへの再分配を図るのか、
生存権を壊すのか、守るのか。
私たちの選択は決まっている。私たちは、人間らしい生活と労働の実現を求める。
選挙が近い、と言われています。
政権選択の選挙だと、言われています。
しかし、私たちが求めているのは単なる政権交代ではない。日本社会に広がる貧困を直視し、貧困の削減目標を立て、それに向けて政策を総動員する政治こそ、私たちは求める。
そのためにはまず、労働者派遣法の抜本的改正が必要である。また、社会保障費2200億円削減の撤廃が必要である。
しかし、それだけでは足りない。雇用保険、職業訓練、年金、医療・介護、障害者支援、児童手当・児童扶養手当、教育費・住宅費・子ども支援、生活保護、あらゆる施策の充実が必要である。この国ではそれらが、貧しすぎた。政治は、政策の貧困という自己責任こそ、自覚すべきだ。道路を作るだけでは、人々の暮らしは豊かにはならない。
そしてその上で、国内の貧困の削減目標を立てるべきだ。貧困を解消させる第一の責任は、政治にある。
私たちが「もうガマンできない!」と声を上げてから一年半。私たちは着実に、仲間を増やしてきました。私たちの仲間はすでに全国各地に存在し、分野を越え、立場を越え、垣根を越えたつながりを作り始めている。
小さな違いにこだわって、負け続けるのはもうたくさんだ。敷居を下げ、弱さを認め、弱さの自覚の上に、強い絆(きずな)を作る。それが、私たちの運動であり、私たちの世直しだ。
声をあげよう。
居場所を作ろう。
仲間を増やそう。
一人一人が、もう一歩を踏み出そう。
そして、社会を変えよう。政治を変えよう。
もう一度言う。
私たちは、垣根を越えたつながりを作ろう。
労働者派遣法を抜本的に改正させ、社会保障費2200億円削減を撤回させよう。
貧困の削減目標を立てさせよう。
そして、誰もが生きやすい社会を作ろう。
それが、私たちの権利であり責任だ。
以上、宣言する。
「弱さを認め、弱さの自覚の上に、強い絆(きずな)を作る。』この下りは、いつも言っている事なので、月並みだが「いいなあ」。
人間は、本来弱い生き物だった。その先祖が、樹上生活から地上に降りてきた時、そこにはトラやライオンとか強い生き物がいたが、私たちの先輩達は、爪を研ぎ牙を磨く道を選ばず、自分達の弱さを認めこれと向き合い、知恵を磨き手をつなぐ道を選んだ。そうして人間の一歩が始まった。
反貧困・・・深く人間を問い取り戻す闘いだ。
私は、障害のある仲間たちと共に参戦する。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html

友さんの写真ブログです。下手の横好きですが、どうぞごゆるりと。

いつもありがとうございます。
誰もが生きやすい社会を作ろう。
それが、私たちの権利であり責任だ。
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2008.10.21 | | Comments(7) | Trackback(3) | ・社会評論Ⅰ
