NO.671 ったく!世の中狂ってる!
この国はここまで狂っている。
最近の二つの「話題」、一つは「麻生さんのお家を見に行こうとしたら逮捕」、もう一つはあの橋下徹大阪府知事の発言。
ばかばかしいとは言っておれない。近所のいさかいではない。警察権力がやったことだ。
政党ビラをマンションの集合ポストに入れて逮捕、有罪になったり、今度は「ピクニック」もだ。ばかばかしさの前に慣らされてはいけない。
麻生総理は、「バカな事をするな、下々が見たいといってるんだから見せてあげなさい」というぐらいな「器の大きい」ところでも見せてあげれば少しは支持率も上がるかも・・・なんて。
失礼、こんなバカな事を言ってる場合じゃない。
警察権力による民主主義の暴力的弾圧。みなさんも下の動画を日本中の隅々まで広めてください!
麻生総理のの首をはねる重大な政治問題にしなければならないと思います。
「麻生さんのおうちを見にいこう」のどかな企画に警察暴力―関係者に聞いた現場の真実(Jan Janニュース)
10月26日夕刻に行われた渋谷駅前から麻生太郎首相の大豪邸に向かうというリアリティツアー「6200000000ってどんなだよ・・。麻生首相のお宅拝見」は、ただ歩いていただけの、麻生さんの豪邸が見たい人たちの中から、3人もの逮捕者が出るという異常事態に発展してしまいしました。
このリアリティツアーは、格差社会の頂点の様子をのぞきにいくという企画で、フリーター全般労働組合が企画したもの。第一回は「過労死は自己管理の問題」「労基所はいらない」「各社が出るのは当然」などと言い放って物議をかもした人材派遣ザ・アールの奥谷禮子社長の自宅に、貧乏人が見学のために大勢でおしかけて、お弁当を食べてみたり、警備員の人と仲良く話をしたりしたそうです。筆者の友人で実際に参加した人は「社長宅は、それほどおもしろくなかったけど、使われている警備員の人と話したことで、なんだか格差をリアルに感じた」と語ります。
さて、今回の第二回ツアーは、反戦と抵抗のフェスタのプレイベントとして企画されたもので、渋谷駅前に集合したのち、渋谷の駅から歩いて行ける距離にあるという、敷地だけでも62億円するという、麻生首相のお宅を見学にいこうという、なんとも「のどかな」企画です。
ですが、この、なんとも牧歌的な企画は、麻生首相のお宅に到達することができなかっただけでなく、3人もの逮捕者が出るという結果となってしまいしました。現場では何がおこったのでしょうか? 居合わせた人たちの証言をもとに、レポートします。(続きはリンク先に飛んで是非どうぞ!)
打ち合せの動画→渋谷署警察官との事前打ち合わせ@ハチ公前
逮捕の打ち合わせをする公安→10/26 渋谷、逮捕前に打ち合わせするデカ
逮捕現場の動画です→10/26 麻生邸宅見学に向かおうとしたら逮捕
不当逮捕に抗議すると共に三人の即時釈放を求めるものです!
もう一方、こちらの御仁には触れたくなかったのだが、キリがなくなるので。しかし、高校生相手にこういう言い方しか出来ないなんて・・・、開いた口がふさがらない!
討論会の動画です→私学助成削減をめぐり、橋下がゆとりにマジ反論
府の財政再建の一環で断行した私学助成削減をめぐる問題で、府庁内での高校生との意見交換会(23日)。橋下知事は、男女12人の生徒を前に、冒頭から「僕も反論します」と大人気ない。母子家庭の私立高男子生徒が、中学でいじめにあったため、学力的に公立に行けなかった事情を説明し、助成削減による不安を訴えると、「いいものを選べば、いい値段がかかる。条件を比較して、あなたが選んだのでは」とやり返した。
知事が「高校は誰でも入れる仕組みになっていない」「保護されるのは義務教育まで。高校からは壁が始まる」というと、女子生徒は「そこで倒れた子はどうなる」と泣きそうに質問する。
知事は「最後は生活保護がある」とはいて捨てるようにいう。
女子生徒数人が「そんな簡単に言わないで」と泣きだす場面も・・・。
橋下知事は「私学はあなたが選んだ」「日本は自己責任が原則、それがいやならこの国を出て行くか国を変えるしかない」という。
動画を見てはらわたが煮えくり返ってきた。
「子どもが笑える大阪に」・・・公約である。
「私たちは笑えません」と涙ながらに訴える高校生を前におおよそ大人が言える言葉だろうか。
溺れる者を叩きのめす・・・!
自己責任の前に、弱いものが生きる希望もろとも叩きのめされる、これが日本という国の姿なのか。
いや、高校生もタダ打ちのめされただけではない。
「悔しいから、もっと勉強せなアカンのや!」・・・がんばれ!希望がここにある。
私は、高校生達の肩を抱いてやって「よしよし、よく頑張った!まだ勝負がついたわけじゃない。また頑張ろう」といってやる。
私が知事だったら(そんな事ありえないけど)、「みなさん、よく言ってくれました。この国を変えるために一緒に頑張ろう。そして一緒に笑おうね」って言ってやたい。
この動画が紹介されたニュースで、木村太郎がわざわざフリップを用意して「私学助成は憲法違反」という下りは笑止千万。
判例でも私学助成は合憲であり、政府見解も、「私立学校は公の支配に属し、これに対する公費からの助成も憲法89条後段に反しない」としている。
このニュースは流石に橋下有名人だけあって、ネットでもあっちこっちでで取り上げられているが、「子供たちを利用している」という見方が多いのにはびっくりする。
子どもが大人に利用されて物を言わされている・・・なんとお粗末な見方だろう。
子どももその成長段階なりにそれぞれの意見を持っており、その「意見表明権」を尊重しようというのは世界の常識。そういう権利を行使するために、大人が場の設定やいろいろな事を支援するのは当然な事ではないか。
橋下知事だけじゃなく、世の大人達も懐が狭いというか、赤ちゃんにまでムキになって喧嘩吹っかけるんじゃないか。これを機会にわが身も振り返っておかないと・・・。
参考;列島だより
私学助成カットやめて
高校生が立ち上がる
大阪府(赤旗)
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html

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列島だより
私学助成カットやめて
高校生が立ち上がる
大阪府(赤旗)
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国民に犠牲を押し付ける「構造改革」がすすめられ、「貧困と格差」が広がるもとで、私学の負担が重く学業を途中であきらめざるをえない事態が起きています。財政難を理由に私学助成の削減も行われています。「安心して学べるように勉学条件の改善を」「私学助成を削減しないで」との思い、運動を紹介します。
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「夢は福祉士になること。なのに助成金を減らされると、学校に行けなくなるかもしれません。考え直してください」「お金のせいで友達との思い出がつくれなくなるなんて、めっちゃ悲しい」―。高校生が学校や休日の駅頭で集めた、橋下徹大阪府知事へのメッセージカードです。中高生らの率直な声が一カ月半余りで、目標を上回る二千九十七人分寄せられました。
知事に“意見聞いて”
“財政再建”を名目にした橋下知事が一方的に示した、私学助成を大幅削減する方針に対し、撤回させようと活動に取り組んだのが「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」です。保護者や大阪私学教職員組合が年一回開催している「大阪私学デー」の生徒実行委員会メンバーら、私・公立合わせ三十四人の高校生が四月下旬に結成。「私たち高校生の意見を聞いて!」と、メッセージカードを募る運動が府内の各私立高校に広がりました。
府南部に位置する河内長野市内の私立千代田高校では、生徒会が先頭に立ち、ホームルームの時間に校内放送で呼びかけました。全校生徒の八割近い五百五十人が、それぞれの思いをつづります。学校や駅頭で「手当たりしだいに呼びかけた」という三年生の女子生徒(18)は、リストラにあった親の再就職で、収入が不安定な状態が続いているといいます。「学校に通うのを、どうしても申し訳なく思ってしまう。お金がなくたって学びたい。学ぶ権利が本当に保障されているのか、すごい疑問」だと語ります。
府内のクリスチャン系の私立高校でも運動の輪が広がり、橋下知事あての要望はがきを学校ぐるみで集め、提出しています。
一方、橋下知事は五日発表した「大阪維新プログラム」案で、あくまで教育現場に負担を押し付ける意向を示しました。私立学校の運営費助成を25―5%削減する方針。一人あたりの助成水準は中学校で全国最低になり、二〇〇七年度に四十五位だった高校は、さらに順位を下げる見込みです。授業料軽減助成についても所得制限が強化され、年収八百万円から五百四十万円までの世帯で、年十二万円の負担増になります。
「授業料の値上げにつながる」との懸念が広がるなか、大阪市内の私立高校の校長は「子どもも親も泣いている。知事はまったく現場を知らない」と批判します。「授業料が払えずに退学する生徒が増えている。先日発送した未収納分の督促状は百数十件にもなる」と明かしたうえで、「教職員の一時金削減もしてきた。これ以上カットしようがない。しかし授業料を上げるのは難しい」と、苦渋の色をにじませました。
メッセージ募り提出
メッセージカードを府担当職員に手渡した九日夕、府庁玄関前に府内各地から集まった高校生らは二百五十人にのぼりました。「高い授業料を払うために、学校が終わったら部活でなくバイトに行く高校生がたくさんいる」「大阪の借金を、子どもや教育現場に押し付けないで」と、思いの丈をぶつける声が響き渡りました。「削減案が実現すれば全国に広がる」と、京都、兵庫の高校生や大阪府立高の生徒の姿も。
参加した三年生の女子生徒が通う府南東部の府立高は、府教委が進める統廃合の方針により来年度から合併されます。「公立高は統廃合でなくなるわ、私学助成は削減しようとするわで、まるでお金のない子は高校来るなって言ってるようなもの。私学のお金はバカ高いのに、なんか削るところが間違っている」と声を大にしました。
「笑顔をくださいの会」代表(私立高校三年生)は、「カードを集めるなかで、授業料が払えず学校をやめるなど悲しい体験をした子が何人もいることを知りました。そんな友達を、これ以上増やしたくない。この財政再建は、さまざまな人の意見を聞かずに決めてはいけない」と訴えます。
「笑顔をくださいの会」は、知事との直接面会を求め、七月議会での要請行動に向け、さらにメッセージカードを集めています。(松田 大地)
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「世界一高い学費」を軽減
日本共産党が提言
日本共産党は「『世界一高い学費』を軽減し、経済的理由で学業をあきらめる若者をなくすために」の提言を四月に発表しました。
(1)公立高校の授業料減免を広げる。私立高校の授業料を減免する「直接助成制度」をつくる
(2)国公立大学の授業料減免を広げる。私立大学の授業料負担を減らす「直接助成制度」をつくる
(3)国の奨学金をすべて無利子に戻し、返済猶予を拡大する。経済的困難をかかえる生徒・学生への「給付制奨学金制度」をつくる
(4)「学費の段階的無償化」を定めた国際人権規約を批准する
日本国憲法は国民に「ひとしく教育を受ける権利」(第二六条)を保障し、教育基本法は、すべての国民は経済的地位によって「教育上差別されない」としています。
この提言を実現するための経費は年間約千九百億円です。政府がやる気にさえなれば、ただちに実行可能なものであり、国民的な運動で実現させようと各地で宣伝・対話、懇談をすすめています。
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2008.10.28 | | Comments(2) | Trackback(11) | ・社会評論Ⅰ
