NO.678 「侵略はぬれぎぬ」「そんなの関係ねえ」の自衛隊トップ、更迭。
航空自衛隊のトップが「クーデター」を企てた。
田母神俊雄航空幕僚長が、日本の過去の侵略や植民地支配を正当化した懸賞論文。この制服組トップは、イラクへの自衛隊派遣をめぐる司法の違憲判断に「そんなの関係ねえ」と言い放った人物だ。
「クーデター」は失敗した。浜田靖一防衛相は31日夜、空幕長を更迭に踏み切った。
流石に今回ばかりは、政府も早い対応で文民統制を示した。政局含みで、これ以上の政権へのダメージを恐れたためだろう。
『侵略はぬれぎぬ』論文 空幕長を更迭(東京新聞2008年11月1日 朝刊)
航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄航空幕僚長が「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」などと主張する論文を民間の懸賞論文で発表したことが三十一日、分かった。日中戦争を正当化するなど政府見解に反する内容で、浜田靖一防衛相は同日夜、「政府見解と明らかに異なる意見で、極めて不適切。空幕長という要職にとどまることは望ましくない」と述べ、同日付で空幕長を解任した。(以上、部分引用)
空幕長論文要旨「わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ」(産経ニュース)
・・・当時の世界はすべてコミンテルンが支配していたようだ(笑)。「わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。」
「1928年の張作霖列車爆破事件も少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。(文献によれば)コミンテルンの仕業という説が強まっている。」
「日本を戦争に引きずり込むために、米国によって慎重に仕掛けられたわなであったことが判明している。米国もコミンテルンに動かされていた。」
「わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ。」(以上、部分引用)
空幕長は「日本の発展のため、自虐的な東京裁判史観から解放されることが必要だ」と述べているが、歴史改ざん主義者の共通の思想がここにある。
歴史の事実は、どんな「努力」によっても書き直しは出来ない。
侵略に関する政府見解
1995年8月15日、当時の村山富市首相が「戦後50周年の終戦記念日に当たって」と題する談話を発表。その中で過去の戦争などについて「わが国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と「侵略」を明確に認め、「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を表明した。その後も日本政府の基本的見解として踏襲され、麻生太郎首相も「私の内閣でも引き継ぐ」と表明している。
余談ですが、You Tubeの貼り付け方がわからないわからないと思っていたら、なんや、ここに「動画ツール」というものがあった・・・(汗)
ということで、あまり気持ちよくない人物写真を載せてしまったので、お口直しにどうぞ。
沢田研二さん窮状(9条)をうたう
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今日もありがとうございます。
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空幕長論文要旨「わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ」(産経ニュース)
空幕長の論文の要旨は以下の通り。
一、わが国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したといわれるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も、条約に基づいたものだ。日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めたが、相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。
一、わが国は中国で和平を追求したが、その都度、蒋介石に裏切られた。蒋介石はコミンテルンに動かされていた。わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。
一、1928年の張作霖列車爆破事件も少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。(文献によれば)コミンテルンの仕業という説が強まっている。
一、満州帝国の人口は成立当初からなぜ爆発的に増えたのか。それは満州が豊かで治安が良かったからだ。侵略といわれるような行為が行われるところに人が集まるわけはない。
一、日本が中国大陸などに侵略したため、日米戦争に突入し敗戦を迎えたといわれるが、これも今では日本を戦争に引きずり込むために、米国によって慎重に仕掛けられたわなであったことが判明している。米国もコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルという米国の公式文書がある。
一、東京裁判は戦争の責任をすべて日本に押し付けようとしたものだ。そのマインドコントロールはなおも日本人を惑わせている。
一、自衛隊は領域警備もできない。集団的自衛権も行使できない。武器使用の制約が多い。このマインドコントロールから解放されない限り、わが国は自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。
一、日本軍の軍紀が厳正だったことは多くの外国人の証言にもある。わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ。
『侵略はぬれぎぬ』論文 空幕長を更迭(東京新聞 2008年11月1日 朝刊)
航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄航空幕僚長が「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」などと主張する論文を民間の懸賞論文で発表したことが三十一日、分かった。日中戦争を正当化するなど政府見解に反する内容で、浜田靖一防衛相は同日夜、「政府見解と明らかに異なる意見で、極めて不適切。空幕長という要職にとどまることは望ましくない」と述べ、同日付で空幕長を解任した。
田母神空幕長は、全国でホテルなどを展開する「アパグループ」(東京都港区)の第一回「真の近現代史観」懸賞論文に応募し、最優秀賞(懸賞金三百万円)を受賞した。
論文は「日本は侵略国家であったのか」という題で、日本が中国大陸や朝鮮半島に軍を駐留させたのは、すべて条約に基づくものだったと指摘。日本は「蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない」「東京裁判はあの戦争の責任をすべて日本に押しつけようとしたもの」などと持論を展開した。
また「日本政府と日本軍の努力によって、現地の人々はそれまでの圧政から解放され、また生活水準も格段に向上した」「多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価している」と主張した。
自衛隊の現状については「領域の警備もできない、集団的自衛権も行使できない」「アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば、日本のアメリカ化が加速する」などとの見方を示した。
浜田防衛相は論文についてこの日初めて知ったといい、「本人としては普段から思っていることを書いたのだと思うが、自分の立場をもう少し重く考えていただきたかった」と苦言を呈した。
空幕長は「日本の発展のため、自虐的な東京裁判史観から解放されることが必要だ」と受賞コメントを述べている。同社は論文をホームページで英訳とともに公開している。
◆侵略に関する政府見解
1995年8月15日、当時の村山富市首相が「戦後50周年の終戦記念日に当たって」と題する談話を発表。その中で過去の戦争などについて「わが国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と「侵略」を明確に認め、「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を表明した。その後も日本政府の基本的見解として踏襲され、麻生太郎首相も「私の内閣でも引き継ぐ」と表明している。
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2008.11.01 | | Comments(0) | Trackback(3) | ・歴史改ざん許すな
