NO.705 田母神問題、二人の元自衛官の反応。
夕べは、久しぶりにたらふく飲んだ。
やっぱりたくさん人が集まると楽しいな。夜中の2時まで。
・・・で、今日は昼近くまで寝ていた。たまにはゆっくりゴロゴロするのもいいか・・・。
さて、田母神問題に関して、赤旗が2人の元自衛官の反応にいついて記事にしているので紹介したい。
一人はあの佐藤議員、もちろん、田母神氏支持だ。もう一人は、匿名の元曹長、「目に余る」と批判している。今日は引用だけでご勘弁を。
“前空幕長更迭に異議”の異常 自民 佐藤議員 「軍人にとって恥辱」より以下引用。
※国防部会、田母神論文事案で紛糾すを参照。元陸上自衛隊イラク派遣部隊長の佐藤正久参院議員(自民党)は十一日の党防衛関係合同会議で、田母神俊雄前空幕長の更迭に異議を唱えましたが、その主張はまさに“軍人の名誉”を擁護するものでした。
佐藤氏が自身の同日付ブログ(※)で明らかにしたところによれば、同氏は会議の席上、今回の更迭について、自衛隊法上の懲戒ではないが、旧軍でいえば大将から中将への「実質降格」であって、「『軍人』にとっては、恥辱であり、これ以上の処分が必要か否か、冷静に判断すべき」だと主張。退職金の自主返納についても「如何(いかが)なものか」と疑問を呈しました。
佐藤氏は、出席議員のほとんどが、更迭を決めた防衛省の対応に批判的だったと説明。この日の会議でもっとも紛糾したのは、張作霖事件など旧軍部の暴走で「日本は滅亡への軌道に乗った」と田母神氏の問題を批判した五百旗頭真・防衛大学校校長の論文(「毎日」九日付)についてで、出席議員からは「怒号にも似た声が相次いだ」といいます。
佐藤氏が明らかにした会議の模様は、田母神氏の懲戒処分どころか更迭にさえ異議を唱える自民党議員らの異常な歴史認識ぶりを示しています。
陸自元曹長が告発 憲法無視 暴走怖い 海外派兵 機に管理強化より以下引用。
陸上自衛隊の元曹長(55)は、「目にあまる。黙っていられない」と憤慨します。「これは一種の言論クーデターだ。こんなことがいつかおきるのでは、と思っていた矢先だった」と言います。
更迭、定年退職で幕引きを図る防衛省の対応にも納得がいかない、としてこう指摘します。「文民統制上の明白な違反であり懲戒処分は避けられない。それを懲戒審理もせずに退職ですませるやり方は明らかに臭いものにはフタの構えだ」
「尾行しろ」と
一般隊員は上級の許可もなく外部に文書を発表するなど考えられないし、ちょっとしたことでも警務隊や調査隊に拘束され徹底的に背後関係を調べられる、といいます。
元曹長にはこんな体験があります。職場で学生時代の同窓生と電話のやりとりを何度かしたときです。「同僚に『お前、大丈夫か』と言われ、なんでと聞き返すと『上官から、あいつ思想関係があるのか調べろ、尾行しろと指示されたから』と」
元曹長は「四、五年前から自衛隊は歯止めのない暴走がはじまっていると感じてきた」といいます。四、五年前といえば、アメリカのアフガン、イラクへの先制攻撃戦争にあわせて、自衛隊が創設いらい初めて海外に、重武装部隊の派兵に向けて動いた時期です。
元曹長は「インド洋、イラク派兵をきっかけに第一線部隊に隊員が集められ、人手不足の後方部門でもやれ対テロ訓練だとか任務はふえるばかり。管理もきつくなり、階級をかさにいばりちらす幹部が幅をきかせ、いじめやパワハラ・セクハラがひどくなり、自殺も増え始めた」と告発します。
事実上の動員
昨年の参議院選挙のときのことです。「自民党から立候補したヒゲの隊長、イラク派遣隊長の『講話』を聞くようにと、課業中の昼間から講堂に集められた。事実上の選挙動員だ。昔は一応自由参加だったが、このときは出欠をとった。東条英機の孫の女性の『講話』も聞かされた、そのときは靖国神社のビデオも見せられた。憲法なんて関係ねえ、という空気だ」。侵略戦争肯定、憲法無視は、空自だけではない、といいます。
元曹長、実名ではないが、なるほどそうだろうというのはかなり常識的だな。
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今日もありがとうございます。
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2008.11.16 | | Comments(4) | Trackback(1) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅰ
