N.779 イギリスでは消費税引き下げ。
世界の流れは、内需拡大で景気刺激ですね。
イギリスでは消費税を引き下げ、その穴埋めは大金持ちからの増税でやるそうだ。
<イギリス>消費税引き下げ 3兆円近い景気対策を発表(11月24日 毎日新聞)
【ロンドン藤好陽太郎】英政府は24日、総額約200億ポンド(約2兆9000億円)に上る景気対策を発表した。個人消費を支えるため、日本の消費税に当たる付加価値税(VAT)を少なくとも1年間、17.5%から15%に引き下げ、125億ポンド規模の減税をするのが柱。欧州で最悪の事態に陥っている英景気をテコ入れできるか注目される。
欧州主要国で消費税率を引き下げるのは初めてとみられ、ブラウン首相は24日の講演で、「異例な時だからこそ、異例な行動が必要だ」と述べた。ガソリンにかかる燃料税の引き上げや中古車への課税を先送りするほか、中小企業への法人税の引き上げも見送る。
財源確保のため、国債を増発するほか、年収15万ポンド超の富裕層に新たな税収枠を設定し、12億ポンドを徴収する。これに伴い、来年度の財政赤字は、1180億ポンドに拡大する見通しだ。
17.5%から15%に、日本円で約1兆8000億の減税ということになる。
麻生総理は2兆円ばら撒きで、3年後には消費税増税、更なる大企業減税といって、効果なしと批判されているが、イギリスでは真逆。庶民に優しい消費税の引き下げで内需を暖め景気を刺激する方針だ。。
もともとイギリスでは食住や医療、福祉、教育など、生活の基本部分はは非課税かゼロ税率だから、プラスアルファ部分の消費刺激ってところでしょうか。
参考過去ログ:NO.518 イギリスは消費税率17.5%なのに、ほとんど払わなくても暮らしていけるって?
日本でも、消費税率を下げたり、せめて食料品非課税にしたりなど生活関連の消費税率を下げれば、内需拡大で景気を刺激し、国民経済の建て直しにはもっと効果的でしょうね。
ここにも、政府の経済政策の行き詰まり・・・庶民からは絞るだけ絞りながら、大企業の国際競争力による外貨稼ぎに頼る・・・が見えます。
減税の規模はともかくとしても、「庶民に減税、大企業と資産家に増税」を見習ったらどうだろうか。
お付き合いついでにシャッターはこころで切れ!で、紅葉狩りでもどうぞ。
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
2008.11.25 | | Comments(1) | Trackback(6) | ・消費税・財源・税Ⅱ
