NO.783 政党の無能さ、有能さ・・・「いすゞは違法解雇を撤回せよ 」志位委員長が本社に要求 。
「一国の総理大臣をチンピラ呼ばわりする野党の党首もどうかと思うが、わが党の総裁も野党第一党の党首を使用できないといっちゃうのは、話し合いも何も出来なくなる」・・・伊吹前財務相の嘆きだそうだ。
やっと今日(28日)党首討論をやることになった。小沢代表は「第二次補正予算案をとにかく早く提出すべきだということをもう一度ただしたい」そうだ。他の野党の党首討論への参加は拒みながら、言うことはそれだけか。・・・さあ、どうなるやら。
解散を逃げまくる自民党に、重要法案を国会審議の駆け引きの具にしてきた民主党。景気や雇用がひどい状態になっているのに、政治の無能ぶりをさらけ出した今日この頃だ。
アメリカ発の金融危機は、日本にもおよび、大銀行の貸し渋り、貸しはがしで中小企業の倒産は昨年同期で3割り増しだそうだ。暮れに向けた資金繰りで大変なことだろう。
一方、自動車産業を初めとして、減収を理由とした派遣労働者の違法な首切りが横行し、1万人はこすだろうといわれている。実際は数万人規模になるだろう。
迷走し役立たずな二次補正が出ようが出るまいが、今国会でやらなければならない事は急を要している。雇用の確保や中小企業のために、銀行や大企業を監視し、強力な指導をしなければならない。自公は、与野党で合意していた雇用問題での予算委員会での集中審議を拒否した。
そうしたなかでも国民と共に、国会外でも大企業と直接闘う政党もある。
まあ、また「赤旗」かよといわずに読んでくださいな!
いすゞは違法解雇を撤回せよ
志位委員長が本社に要求
「契約期間満了までは 寮に住めるようにする」
いすゞが回答(2008年11月27日(木)「しんぶん赤旗」)
こういう党を大きくすること抜きに政権交代だけしても、ヤバイだろうね。日本共産党の志位和夫委員長は26日、期間・派遣社員1400人全員の解雇を打ち出した、いすゞ自動車本社(東京都品川区)を訪れ、労働法にも、企業の社会的責任にも反する解雇計画の撤回を要求しました。いすゞ自動車から原田理志執行役員が応対しました。
志位氏は、(1)解雇通告を受けた期間・派遣労働者の多くは契約途中である(2)労働契約法でも、有期雇用の契約途中での解雇は、企業が倒産の危機にあるなど「やむを得ない事由」をのぞいて禁止されている(3)いすゞが「減益」といっても600億円の経常利益を見込み、株主配当を17億円も増やそうとしていることなどを指摘。「契約途中での全員解雇は違法解雇であり撤回すべきだ」とのべました。
応対した原田執行役員は、「1400百人のほとんどが契約途中の解雇」である事実を認めながらも、「仕事が減っているので解雇せざるを得ない」「(いすゞの)『(臨時従業員)就業規則』では『会社の都合により雇用の必要がなくなったとき』には、契約期間中でも解雇できるとなっている」と説明しました。
志位氏が、「就業規則は合理的な内容でなければならない」とする最高裁判例と労働契約法にてらして、会社の都合でいつでも解雇できるとするいすゞの就業規則は法令に反していることを指摘すると、いすゞ側は、法令上の根拠を説明できないまま、「仕事が減っているので仕方がない」と繰り返しました。
志位氏は、党本部によせられた「急な解雇なので住む所もなく、死んでしまいそうです」「突然解雇で寮を追い出されたら、住む家もなく外で寝なくてはなりません」という切実な声をつきつけ、「歳末のこの寒空に放り出して、大量のホームレスをつくるつもりか」と厳しくただしました。
それに対していすゞ側は、(1)「来年3月末、契約期間満了までは寮に住めるようにする」(2)解雇に同意できない場合は「申し出があれば話し合いをする」(3)再就職について「最後までフォローする」と答えました。
志位氏は、「解雇通告された非正規労働者は、偽装請負から、派遣・期間労働者になった人で、その多くが4年から6年も働いている。本来なら正社員にするのが当然だ。全員を解雇するというのは、企業の社会的責任を放棄するものだ」と、解雇撤回を重ねて要求しました。
民主党にはこう言う芸当は残念ながら出来ない。大企業にものが言えないという決定的・致命的な弱点はぬぐえない。さて答えは今日の党首討論で出るだろう。この間の小沢氏の主張を見れば殆ど期待は出来ないが・・・。まさか、国会の場で「泥仕合」は無いでしょうが・・・。
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2008.11.28 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・雇用と労働問題Ⅱ
