NO.786 麻生太郎対小沢一郎の対決・・・「大山鳴動してねずみ一匹」も出ず!
やっと実現した自民党麻生太郎総裁と、民主党小沢一郎代表の党首討論。
正式には「国家基本政策委員会 合同審査会」というそうだ。
なんてことは無い、不毛!
「民主党側は08年度第2次補正予算案提出先送り批判に一点集中し麻生政権を追い詰めたい考えだ」ったそうだが、迫力もなし、得るものもなし。
要約すれば、
小沢代表:「国民生活は選挙より景気対策だ、総選挙を先送りしても経済対策だといっていたのに、なぜ二次補正を出さないのか」
麻生総理:「1次補正で通中企業対策などの9兆円の保証枠、貸出枠は順調に行っているから年越しは大丈夫。あとは3月の決算期対策で二次補正を1月早めに臨時国会で出す。歳入欠陥も見込まれるし、見極めてから。一次二次本予算と3段ロケットで考える。借り手側はいいが貸し手の問題として貸ししぶりが無いように、早く金融強化法を通してくれ」
小沢代表:「1次は不十分だから2次を出すといっていた。話が違う。金融強化には対案がある。歳入欠陥は別問題、そういうこともあるからだからこそ2次を出すべきだ。雇用打ち切りの問題もある。審議には常識的に対応するから出さないか」
話は平行線。
小沢代表;「2次を出さないというなら、もう一つの方法は、総理も初心に返り、とにかく国民の、主権者の審判、選挙の洗礼を仰ぐべきだ。12月で出来るじゃないか。金融機能強化法のことはきちんと整理して、12月解散総選挙で国民の審判を仰ぎ、支持を背景に強力なリーダーシップを発揮してやればいいじゃないか」
麻生総理:「初めは解散総選挙と思ったが、100年に1度の金融災害で世界中がバタバタしている時に政治空白は出来ない」
小沢代表:「医者は常識が無いとか、たらたらして・・とか、総理の言葉は重い。発言には責任を持ってやってくれ。リーダーはきちんと約束を守ってくれ」
麻生総理:「重さが出来るよう努力したい。政局より政策でやっていく」
大方の予想通り・・・なんちゃない。「大山鳴動してねずみ一匹」も出ず!
迫力があるわけが無い、政治の中身がお互いに無いのだ。
この経済と生活の危機をどうするのか、そのために政治が何をするべきかという議論ではない。
雇用と中小企業を守る政治の役割については、銀行支援で何とかしようという内容だけ。雇用問題については、小沢代表の「非正規の雇用も無くなってきて、正社員の雇用も厳しい」という一言だけ。
期待もしていなかったが、あまりのお粗末さにガッカリ!45分もラジオを聞いていたが時間の無駄でした。と言いながら、ブログに書いたりして(笑)
詳報はこちらでどうぞ。
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2008.11.28 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・二大政党制批判
